鉄道模型工作記録帳

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HO寝台車のわざと苦労する話。8

2012-05-16 00:02:00 | HO製作のあれこれ

続いてます。


貼り終えたもののカット。


無数に貼ってますね。


お陰様で


こんな感じですよ。


断面はキーストンになったでしょ?
いや、そりゃ本当はちょっとプレスの丸みがあるのだけどね。
ソコまではご勘弁。


横梁の位置をケガいていきます。


スコヤとカッターで筋引。


横梁はちょっと抑えめに0.4mm×1.0mmを使いました。
計測上は0.5mmなのですがキーストンがちょっとボリュームが出ているのでこちらを下げたところです。


一本一本貼っていきます。


よく合わせながら。

全てスコヤで直角を出していきますので、実は結構時間がかかりました。


貼った。
見えるかな?

いい感じじゃないかな?


ひょうw 
プラ細工。
めっさプラ細工。
金属だと、このやり方は自分の半田技術が追いつきませんからな。
プラならではの構造になってきた気がします。


ほぼそっくりです。
実はキーストンが0.2mm程度方辺に全て寄ってしまったのですが、まぁ、いいでしょ。
センターがちょっとだけズレているというか。

でも製品と波本数は一致してます。

プラストラクトとかエバーグリーンでも似たようなサイディングシートがありますが、近似値が1.0mm刻みの凸凹で、今回の0.5mm凸1.0mm凹にはなりません。
独特なキーストン感はここまで出ません。
その代わりあっちだと非常に簡便です。
あくまでも自己満足です。

実はここまで気にして作るようなもんじゃありません。
モデルの元波は0.65mm凸の0.85mm凹くらいです。

で、ジグはどうしたかった?
使いませんでしたw

いつか、スハ43のフレームにある「井形の部分の補強留め具」なんて作りたいものです(大馬鹿野郎)



接合に入ります。


ガイドを1.5mm×1.0mmの材料で奥行き1.5mmで立てていきます。


これが接着棒になります。


こうやって

GSR強力溶着剤を流しこんで溶着します。
スチロールとABSですからね。


裏側。
まさにGMのキット状態にようやくたどり着きました。
HOでは簡単に手に入らない部材になりますね。
NならGMでポン付けなのに。




やっとここまで着ました。
何度も言うようですがオハネフ12が希少価値になって爆騰しているからやっているのであって、再生産されたら終わりですがまぁいいでしょう。


良い感じビュー。



  ↑せめてもの救いは「完成品より若干細かくなる」ということでしょうか。


HO寝台車のわざと苦労する話。7

2012-05-15 00:11:00 | HO製作のあれこれ

さて、

あいも変わらず「製品化されているモデル」を作るという、ドMなことをやっているわけですが。


こんな事始めています。


0.5mm×0.5mmのプラ材・エバーグリーン120番と
0.25mm×1.0mmのプラ材・エバーグリーン102番を
交互に貼っております。

え?バカじゃないか?

ええ、自覚してますが何か。


軽く押さえてタミヤの緑瓶をチョンつけて


定規で押すという簡単なお仕事です。
で、全周に渡してゆく。


離す。

繰り替えす。


こうなる。


ほうらね?


で、材料尽きる。
明日仕入れてこないと進まないべや。


断面。

ええ、お分かりですね?

「キーストーンプレート台枠準全自作」ってやってまーす。

これでね、プラモールドと本数は同じに仕上がってきているんです。

0.5mmじゃなくて0.4mm×0.5mmのモノ使えばもっと酷似だったんだけど・・・
0.4mm×0.5mmの材料もあったの忘れてた。

お馬鹿ですねぇ。
本当にお馬鹿ですねぇ。



  ↑だが結構楽しい。


HO寝台車のわざと苦労する話。6

2012-05-13 23:17:00 | HO製作のあれこれ


唐突ですが上がオハネ12冷房。下がナハネフ10です。
改造後はオハネ12に似ているよ!と聞いたので。

まぁ、実際調べたらぜんぜん違うことが解り、淡い期待は玉砕したのですが。


トミックスの10系寝台ハネは、どうも段階的製品化らしく少なくともナハネフ10、オハネ12、オハネ17で表現方法や分解構造がまるで異なります。

ナハネフ10は床下と内装が別物。
オハネ12は床下と内装が接合されていますが一部空気タンクなどが一体貼り付けでこのように寸胴。
オハネ17は床下と内装が接合されている他、タンク類はナハネフと同じく別パーツです。

手持ちの場合、オハネ12は日光台車です。

オハネ12が製品製造時期は古いようですがオハネとナハネフはどっちが設計順序が前なのか解りません。


オハネ12は宮原客車区所属をモデルとしているようで、循環タンクがありますが北海道型にはありませんので撤去予定です。
またトイレ窓が原型であり、これも北海道型は全て小型改造されていたので加工ポイントです。


ナハネフ10が下ですが、この窓をスワップします。
北海道に所属した507は少なくとも原型トイレ窓が残りましたので、スワップして北海道形態に直します。
ただ、原型窓で残ったのは極めて少数のようです。


TR50の左がトミックス全集電台車。
右が日光のたすきがけ集電台車。


今回の最終ラインナップは各形式1両の3両です。
編成は中途半端になりそうですが、実際オハネとスハネの運用差異はないはずなのでだましだまし遊びましょう。
運用を分けていたとしたら、国鉄的「作法」が強ければ「組んだことがないかもね」程度でしょう。



北海道型オハネフ12-500のうち、当初から北海道配置の10両余りはここ先頭のせんぷ来ドームがありません。
北海道配置のナハネ10は扇風機ドームが一切無いツルッパゲだったのです。


ナハネフが遂に机上に上がりました。


難解な電機配電板があります。


焼き潰してあるよ・・・・。これ、恐らく日光台車の頃のたすきがけ集電の名残なんだろうなぁ。

セロテープ止めとか、簡易な方法が取られています。
この辺り全更新が必要のようです。
ちなみに改良後の他10系寝台にはありません。
オハネ12は日光台車時代のものなのでこの方式の本来の姿のような気がします。

これはトミー台車なので真ん中板はテールライトへの導電にしか使われていないようです。
それにしても変ですが。

日光台車時代はもっと違う様相の板配置だったと考えられます。
室内板がセンターのままなのでこうなってしまったのでしょう。

10系寝台@トミーは結構試行錯誤が見られます。



取っ払い。


このコリア製が再生産されない原因とか聞きます。
再生産するにはオールニューして金型を中国か日本で再度作らねばならないとか。


問題はこのキーストンプレート。





切り出したプラ板。

そう。

やっちゃいます。
自分があまり取らない手法の「全幅切継」
これだと精度がかなり求められ、なおかつ強度が落ちるので必ずドコか残すようにするのですが、今回は致し方がありません。


完全スワップで行きます。


0.25mm×0.5mmの帯板を1.0mmピッチで並べるにはどうすりゃいいでしょう。


ジグ作成開始。


頭の中で考えた構想をジグにします。


一旦できた。
床下幅に切り出したものにいろいろプラ板を貼りつけたもの。




これが完全乾燥したら、更に加工してジグを作ります。


  ↑遂にキーストンプレート作りに!


HO寝台車のわざと苦労する話。5

2012-05-13 14:04:00 | HO製作のあれこれ

ネチネチとした指摘マニアの方に助けが貰いたい今日この頃。

スハネ16は改造車であることと中心が床下であること、多数の国鉄工場で改造したせいか、床下機器は本当にバリエーションというか個別の差異が多いことはわかりました。
機器の配置は基本的に一部機器除いておおまかな配置は変わりませんが、各車で微妙にずれており、桁に掛かることはなくともクルマクルマで各機器の隙間や配置は案外バラバラです。
ちなみに配置そのものや数が違うものは「消化器」「弁装置箱」「不明の小箱」の3つです。

津別に実車がまだ残っているはずです。

肝心の寝台側はこのように厳しい状態ですが・・・。

の現存スハネ16の写真を掘り出してきても

この形式の床下の肝は反対側のホームが取り付けられている方であり、参りました。


ワっからねぇ・・・。


一部は参考になるものもありましたけど。




資料の中で今回、大ヒットモノだった写真。
これ自作しました。




これはオロネ10

オイルフィルタがスハネと異なりますが些細すぎます。


よく見ると試験起動スイッチが横置きで付けられてますね。
これもスハネと違うけど個体差でしょう。


車軸発電機@TR50用




壊される前に再撮影に行かねば・・・。


構造上、変更したのはウェイトの取り付け方。
ピンでぶれ防止するのではなく


ネジ止めとしました。


間違えてKATOの台車を一度取り付けてしまい、
左がトミー、右がカトー。


穴などは同じなのですが


ボルスタ高さ位置が異なります。


ディテールはあまり差異がありません。
KATOの方が真輪スポークだし、若干よく見えます。
コロ受け蓋はトミーが格好良い。


桁修正も終えて


いよいよ電池箱移設です。


案外この形だと綺麗に切り出すのが至難ですね。


まずニッパで余計な部分カット。




リューターのノコで


0.3mm程度残して削ぎとり




あとはヤスる。
垂直が出ればいいなぁっと思いながら。


まぁ、いいか。


今回、強度確保のためここを抜きません。


桁部分だけ削る。


元の奥行きに戻して取り付けます。


移設が完了しました。


ネットの画面。
こんな雨樋のない気持ち悪い個体が居ました。
510と514だったかな?
これも考えておきましょう。
「完成品があるモデルなんだから変なものにしておくほうがトクかも」

妻面の手すりすら取り払われています。

消火器の位置が手前台車横ですね。
これが後で悩むところでした。


これの消火器はどーも反対側側面のドコからしい・・・。
これも500番台。


これは車に隠れて発電機裏っぽい。

しかも発電機裏と台車横で2本装備の車も結構あった模様。
雨といのないスハネもそういう写真がありました。


2mm角2本と其の表面に0.4mm×4mmの板を貼り、
0.25mm×0.4mmのプラ帯を2条はって、0.4mmプラ丸棒を更に貼り足した自作機器。


これのつもり。


燃料タンク横につきます。
これの位置も各車まちまち。
手前に張り出しているものもあれば奥まっているものもあります。


消火器W装備で取り付けました。
反対側の燃料タンクが重いので其のバランスにならないかなと。


この弁装置箱がまるっきり反対サイドにあるスハネ16-500番台もありました。
もう訳わからんです。

電池箱も新しいものに交換もありますしね。
電池箱根元がちょっとキタナイので最後になでます。


必要らしいんだけど、未だにドコに取り付けるかわからない部品。


と、ここで


発電機移植を試みる。

ナハネフ10と台車はよく似ているよね。


オハフ51の台車。
後日不要になるから惜しくはありません。


トミーの台車はブレーキシリンダー部品を抜くと台車が緩んで車輪が外れるんです。
結局、オハフ51のものはTR47には不適でしたけどね。
TR50にはすんなり付いたのですが、ブレーキシリンダーがTR50は両抱き。
オハフ51の台車は「片押し」でダメでした。
甘くないなぁ・・・。

片押しのTR50・・・そんなの無いんです


エコーの車軸発電機も平行検討。
あタイプだけ手元にありましたが


干渉して置けません。

スハネ16にはムリのようです。

Bタイプかぁ・・・。

発電機は部品が購入できるしばらく後で施工のようです。


其れ以外は一応パイプ関係以外出来ました。


消火器2本取り付けの仕様は微妙ながらまぁ、いい特徴になればいいなぁ。


反対側。
エンジン試験起動スイッチはわりとオーソドックスな場所。




自作機器箱は一体何の箱なんだろうね?
割とよく似たものになりました。





これはドコにつけるんだろう?


  ↑
一段落させて車体改造に行こうかな?


HO寝台車のわざと苦労する話。4

2012-05-13 03:26:00 | HO製作のあれこれ


さて、電池箱なども移動しています。
製造時は冷房化なんて考えていなかったんだろうなぁ・・・
と同時に、どえらいことをして改造しているなぁと考えます。
国鉄。
この時代から黄金期終焉の53.10くらいまで、ちょっと考えにくい徹底改造が結構ありました。

ナハフ20ナハフ21ナハ20ナロ20の寝台車改造は、既に上回りを全部民間製造所の車体のような完璧さでナハネ20-500番台にしたり、
181系特急電車も車種間改造はもうこれでもかと新造車と同じ様式に車体を作り直し(しかもモハシなどはわざわざ屋根ベンチレーターはモトイチで「車体交換で済ませただろう!?」など言わせないぐう畜ぶり)
あれ・・・確か純485系だったはず・・・の183系1500番台モハユニット(車体を解体しつつ組み直すという凄まじい手間をかけて新鋭車種を新鋭別車種に改造)

しかも一部除いてそういった類は「早期廃車」の憂き目に合うという「労力の贅尽くし」

この車系列も400両も徹底床下剥ぎ直しって・・・。


スイッチ箱と呼ばれるものも移動しています。


台枠の継ぎ足し。


削って


この僅かなズレのためにスイッチ箱新製。


計測して


台枠梁から転記


点打ち


穴開け


カット。


カットした範囲。


筋目入れて


撤去。


左右で入れ替えればいいんだけど、継ぎ直しは難しい。


これも僅かにずれるので


逝っちゃえ


代わりの床を新製。


左右整え


平らにする。


エンジン穴開け。


取り付け。
このエンジン。ものすごく高価で700円もするエコーの部品。

あと3つ要るんだ・・・。
うぇぇぇ・・・。


説明書では1.0mm孔を開けるようにと書かれましたが、
左下が1.05
右下が1.15
奥2つが1.2mmがフィットしました。


この下の台枠はエンジンに当たるっぽいなぁ・・・。
実物はどうなんだろう。



この2本の梁は作りなおしたほうが良いかな。
電池箱に隠れるんだけど。






梁を接着。



今日はここまで。


元床。かなり変わりましたね。

車体本体が4000円中古ですから、概ね6000円くらいで仕上がる予定です。
電池箱を買いそこねているので、切り出したものを整えて取り付けるつもりです。



  ↑参考になりますでしょうか。



HO寝台車のわざと苦労する話。3

2012-05-12 00:37:00 | HO製作のあれこれ

床下機器を加工しているのですが

桁を渡します。


細い方は1.0mm×2.0mm
太い方は2.0mm+0.5mmで2.5mm×2.0mmです。


削っていきます。


ご覧のように。


これは製品より細かいぞ(`・∀・´)エッヘン!!


うふふ。


え?


これだけで終わりました。
普通には見えないし。(;´Д`)


  ↑あははは・・・・。


HO寝台車のわざと苦労する話。2

2012-05-10 23:26:00 | HO製作のあれこれ

工作出来ればなんでもいいんですよ。
気が紛らいます。


オハネ17です。
製品でスハネ16が出ているにもかかわらず、オハネ17からスハネ16に仕立てます。
「完全マゾ」


開けると


何故かメタリックで塗装された室内。
こりゃあとで修正だね。

似てなくはないです。
モケットの輝きを表現したのでしょう。


「材料扱いのオハ35」


うーん、やっぱりオハネの床下から改造したほうが適切っぽい。
まぁ、種台枠が同じはずなのに若干異なっていますね。


よく睨んでおく。


取れる部品はとっておく。




部品足りないんだけど施工開始。

さて一番の大物の水タンクはこの様にずれていくわけです。




カット。


削っていきます。


取り去りました。


ピッタリに切り出したプラ板黒を


嵌めて


整えていきます。

其の隙に


水タンクの裏っかわを


ランナーで埋めて


瞬間接着剤を充填。

2gくらい充填。


もりもり。
これほとんど削ります。


平らに均した床下。


2.0mmで穴開け


フィット。




綺麗にずれました。


少しでもの慰めはこのようにシルエットが出ること。


エンジン燃料タンクも取り付け。

まだ部品が一杯必要です。
その上、電池箱を移動してエンジンを積んで、省略されている床下機器を調べて取り付ける作業が待っています。

燃料タンクは12gもあります。
完成時にはちょっとバランスウェイトを逆サイドに載せるべきですね。

文字通り「ス」級になりそうです。



  ↑結構楽しい。


HO寝台車のわざと苦労する話。1

2012-05-09 23:36:00 | HO製作のあれこれ

GW中ずっと東京にいる羽目になりまして、ようやく札幌に戻りました。
すっかりレジン計画も中断してます。


東京で買ってしまったオハネ17HO
ええ、冷房化したあとのスハネ16は暴騰状態ですがオハネはドコも案外すんなり手に入ります。

が、冷房化しようというモノ。

え?無駄な労力でしょ!

そのとおりでございます。(ベリー フェイマス アナウンサー 咲坂守でございます)


扇風機カバーを外して


エコーにしかドコにも在庫が無かったAU14を




特徴的なランナーを切り離し


取り付けはポン付け!

で冷房化完了!!



なわけない。


最低でも、いや第一歩でこの窓を潰さなければならないよね。

というかオハネ17→スハネ16って、300両以上を全て「どえらい作業量で短期間に改造している」んですよね。
オハネ12たオハネフ10、オハネフ13も含めると440両あまり
更にその後はあっさり10年程度で廃車となっている。


インチキ状態。いろんな意味で。


床下も「エンジン付ければ完成」ということではなく


フジモデルのスハネ16床下を参考に買って来ました。


簡易な説明カミ


実に簡易な床下。




半田をサッと流して水タンクを組みます。


実にあっさり。


組んで


いけばよく、メタルも半田でね。


ほらできた。
実にあっさり。
工作も見た目も


さぁ並べた!

おおおおおw
ブレーキシリンダーと親子エアタンク以外全部場所移動しているwww

さぁ、考える時間がやって来ましたよ!!!


そんなこともあろうかとこんなものも。


  ↑スハネ16のオークション価格を見てぶっ飛んだ。25000円って