播州人の主人は姫路駅近くになると大天守閣が見え、ほっとすると言うか平和を感じるらしい。それは主人が長姉から姫路が大空襲に合った時30数キロ離れた田舎からも空が真っ赤に見えたと聞き、また幼かった5歳頃家族で空襲から免れた姫路城を見に行ったとき、お城の周りに傷痍軍人が募金集めに立ち、復員兵も多く目にしたからか。その時は二の丸が修理中で入れず前の芝生の上でお弁当を食べ、帰り蒸気機関車に初めて乗ったそうだ。本格的な修理をするから当分姫路城が見れなくなると言うので9歳頃再度見に行った。それが昭和の大修理(昭和30~39年)であったらしいと昔の話を主人がした。あれから45年経て平成の大修理が行なわれる。播州人にはお城は折々に触れ支柱的存在であるらしい。約5年後どんな美しい白鷺として羽ばたくのだろうか私も楽しみだ。
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