郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

定時と残業

2009年08月19日 | 日記
 主人が勤めていたころ、会社の定時は17時40分でした。営業部門は工場部門より休日が少なく始業時刻も1時間遅いが総労働時間は1900時間を少し切るくらいで同じでした。でも、多分その倍は働いていたのではないかと思います。朝は始発で出勤する、夜は会社に泊まって帰ってこない。そのため、着替えを朝早く届けたりもしました。休日も普段と同じように出勤する。会社の定時、残業の範囲を超えていました。それが何十年も続きました。偉かった。支えた私もえらかった(=しんどかった)。音を上げることなく働き詰めの主人は働くことが好きだった?。目的意識があり、完全主義者で、責任感は人一倍強かったし、弱音を他人に見せることが嫌いだったからかも知れません。逆に、能力を時間でカバーしていた?。仕事の要領が悪かった?。部下に任せる度量がなかった?。出来ない言訳が口下手で下手だった?。…かも知れませんね。知的好奇心を満足させる好きな仕事を盾に家事を私に全て押しつけ、育児やその他諸々の煩事から逃げていたのかも。悪いように取れば私が惨めになるだけです。精神的にポキッと折れないか、身体的に不規則な食事で健康を維持できるか心配でした。心配しても限がありません。今では定時とか残業とか会社に関係なく主人は主人の道を歩むことで、私は私の道を真直ぐに歩むことを教えてくれていたように思います。

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