新聞を毎日読む中で、心に残る言葉、文章の一節を自分なりの言葉に置き換えてノートに書くと思考力が身に付くように感じる。色々な見方があることを知ることは良いことだ。事実を伝える出所は誰か、出所の記者が自分の都合良い方へ折り曲げていないか、あるいは事実を取捨選択していないか、…本当はどれが真実か分からない。記事を信じるしかない。が、情報を多く知ることでその判断が出来る。基礎的な情報が土台になるが、それらを理解し知っていることは極僅かである。本当に知ろうとすれば膨大な時間を要すので、分かったつもりにしている。それだけに拘っていたら先に進めないのも事実である。
[例]ギリシャのデフォルト(債務不履行)危機に続き、ハンガリー政府高官が国の財政状況は危機的であると述べたことでユーロ通貨不信がつのり世界の株価が再度暴落した。しかし、ハンガリー政府は政権交代で一か月前に新政権が出来た所で旧政権の悪さ加減を宣伝するためと、GDP比3.7%の赤字新予算をEUに認めて貰うための言い訳であった。また、通貨はユーロでなく従来の個別通貨であった。そのよなことも分からずに判断すると株で大損をする。
インターネットでヤフーホームページのトピックスは14文字で全てを表現しようとする。詳細は階層的に詳しくなるが限界がある。スピードの時代、この14文字で判断していないか、慎重に記事を丹念に読むようにしなければならない。
[例]ギリシャのデフォルト(債務不履行)危機に続き、ハンガリー政府高官が国の財政状況は危機的であると述べたことでユーロ通貨不信がつのり世界の株価が再度暴落した。しかし、ハンガリー政府は政権交代で一か月前に新政権が出来た所で旧政権の悪さ加減を宣伝するためと、GDP比3.7%の赤字新予算をEUに認めて貰うための言い訳であった。また、通貨はユーロでなく従来の個別通貨であった。そのよなことも分からずに判断すると株で大損をする。
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ショーン・コネリー主演映画『JUST CAUSE (理由)』も真実は何か、何を信じればよいかを考えさせてくれる。大学出の純朴そうな黒人男性が警察に捕まる。少女を惨殺した罪で黒人男性の取り調べが体罰と脅しで始められる。それは過酷なもので黒人男性は自供する。そして、裁判は殺人罪が適用される。黒人男性の祖母が弁護士(ショーン・コネリー)を訪ね、助けて欲しいと願う。弁護士は黒人男性と面会し、もうすぐ死刑を執行される同じ監獄に居る変わり者が自供したと言うので、その証拠固めをし、今までのあやふやな証言を覆し、黒人男性の無罪を勝ち取る。それで、映画の観客は無実となって良かったと思うが、そこからどんでん返しがある。黒人男性が実際の犯人で変わり者と組んで弁護士を騙していた。そして、さらに殺人を犯そうとする。
取り調べは黒人男性側からの一方的な内容を観客は見せられていたことに気付く。片方の口実だけを鵜呑みにしてはいけない。真実を見つけることは難しい。