郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

物語のないチョコレート

2012年02月14日 | 日記

 今日はバレンタインデー。…と言っても、これといったプレゼントを主人に贈ったわけではありません。少しロマンチックになれるリボンのかかった豪華な箱に入ったチョコレートであれば好いのですが、昔風の苦くて固いチョコレートの入ったありふれた袋を気持ちを込め(?)てそのまま渡しました。渡したチョコレートの半分以上は毎年私が食べていますから、ホワイトデーには当然お返しがありません。
今日の夕食は、












 

◆肉じゃが ◆紋甲いかのお刺し身 ◆なめ茸とおろし大根 ◆春菊のエビかけ ◆梅茶わん蒸し ◆ご飯

    ストーリーから生まれたチョコレート
 バレンタインデーにチョコレートを渡す風習を日本で広めた神戸・モロゾフ製菓は、一時販売が低迷して、デパートの棚割りを削られる処まで追い詰められていた。これを救ったのが休職後復帰した女性である。商品企画は男性が担当しており、バレンタインデーにどういう商品を貰ったら男性が喜ぶかの観点で、商品がそのことだけの端的な発想から作られていた。海外に住んだことのあるその女性は贈る側からどのような雰囲気でチョコレートを贈れば自分が楽しくなれるかを考え、イメージとして海、白い砂浜で語らう二人を想像して、白の背景に青い太い線が十字に入ったパッケージにした。これは従来の発想からは出ないが、販売前は社内でも販売に反対が多かった。モロゾフの会長は現状を打破するために女性に賭けた。結果は購入者の女性に受け人気商品となった。
 ここで言えることは、購入者は誰か、ストーリー(物語)から生まれた商品は誰にでも響く。作った人の思いと購入した人の思いは同じでないかもしれないが、何かしら訴えるものがある。以後女性中心の商品企画となった。そして、友チョコ、自分チョコと言った企画が出てモロゾフも売り上げを回復出来た。めでたしめでたし。ただ、贈った人が結ばれたかどうかは?であるが…。


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