
夜8時頃に町内会役員の方が3日前から「火の用心」と拍子木を打ち鳴らし町内を回ってくれています。お隣の町内会も同じように回っており、その声も聞こえてきます。この寒い中、ご苦労なことです。昔は「マッチ一本火事の元」と続けて言っていたが、今ではマッチはどこに売っているのだろう?。ローソクやお線香に点ける時しか使わない。今年亡くなった有名人物故者を回想していた。また、今日の松井秀喜のように引退した人も多い。…が、こうやってTVで取り上げてくれる一流の人たちだけでなく、多くの人たちが持ち場を離れて行く。栄盛は短く、枯衰は急にやってくる。そしてその後が長い(→長く感じる)。後に流され、留まっていても、追いつけず、吾を忘れ去られ、周りに居た人達は既に遠く、前に行っている。暮の拍子木の音が芝居の幕が下りるが如く次第に小さくなり、諸行無常の響きに聞こえる。