昨日は、大学時代の友人と同窓会があるため、出かけていて遅くなりました。
友人の一人は、某有名メーカーの社長をしているのですが、時々仲間内で集まっては、麻雀をして、飲み会をすることになっています。
もう40年以上前のメンバーですが、まだ麻雀のルールはよく覚えているものです。
若い頃は、自分の手作りしか考えていなかったのですが、歳をとってからは、人の観察と自分の役作りとの両方ができるようになりました。
おかげで、一度も相手に振り込まずに終了しました。
なかなか堅実だと自分でも思います。。。
さて、同窓会でせっかく市内へ出かけるのですから、早めに行って、お寺回りをしようと思っていました。
昨日、寄せていただいたのは、京都五山の二番目に数えられる『相国寺』でした。
この相国寺は、「伊藤若冲」とゆかりのあるお寺で、若冲作の絵をたくさん所蔵されています。
「承天閣美術館」という美術館があって、作品をたくさん展示されています。
この立派な建物です。。。
ちょうど、企画展で「円山応挙」と「伊藤若冲」という二人を取り上げるということでしたので、行ってみました。
伊藤若冲さんは、京都の錦市場の青物問屋の息子として、産まれたらしいですが、動物や植物など、数多くの作品を残しておられます。
教科書などで、鶏の絵を描いてあるのを見たくらいですが、ここに展示されている絵は、色鮮やかで、細かな描写が素晴らしく、目を引くものばかりでした。
さすがに、展示室の絵は撮影出来ないのですが、ポスターにあった写真を撮影しました。
真ん中にいるのが、お釈迦様らしいです。
両脇は、文殊菩薩と、何菩薩だったかは、忘れてしまいました。
お釈迦様の絵は、大きくて立派でしたが、やはり私が気に入ったのは、鶏やクジャク、オウムなどの鳥たちや、アジサイ、南天、芙蓉、松、牡丹などの植物の絵でした。
一回りをして、まだ見たりなくて、またもう一周して、まだ見たりない・・・。
何週も回って、絵を眺めていました。
当時は、動物や植物などあらゆるものに仏が宿るとされていて、尊いものと考えられていたらしいです。
一つ一つの絵から、そういった考えが伝わってくるようでした。
良い絵を見させていただいて、ありがたい時間でした。
こういう時間も大切な気がします・・・。
後から調べてわかったのですが、伊藤若冲のこの絵は「動植綵絵(どうしょくさいえ)」と呼ばれるもので、本物は皇室に寄贈されていて、複製画だそうです。
それでも、すごかったです。。。