今日も寒い日でした。
散歩に行くと、ピーピーと言う声をだして鳴いているヒレンジャクを発見・・・。
撮影しようとカメラを出して、狙いましたが、枝が邪魔でなかなか撮れません。
そんなことをしていると、ヒヨドリが来て、ヒレンジャクを追い払ってしまいました。
あらあらーー。
せっかくのシャッターチャンスだったのに、残念でした。
仕方なく、朝から散髪に行きました。
心なしか、頭のあたりが寒くなりました。
さて、今日はいつも電車の中で読んでいる「狩野永徳」さんの物語を読もうと喫茶店に入りました。
家で読むと眠たくなってしまうのですが、喫茶店では眠らずに読むことができます。
コーヒーとお菓子を頼んで隅っこの席に落ち着きました。
この本は、ブログで他の方が紹介されていたので、読みたくなりました。
狩野永徳さんは、何度か書いていますが、室町時代から、安土桃山時代に活躍した絵師で、狩野探幽さんの二代前にあたります。
妙心寺の『元信の庭』で有名な狩野元信さんはおじいさんにあたるみたいです。
この本の中で、永徳さんは絵をおじいさんに教えてもらって、才能を認めてもらっていたと書かれていました。
逆に父の松栄さんのことは、絵は下手ではないが、おじいさん程にはうまくないと、冷静に分析しているような話が書かれていました。
まあ、小説ですから、内容が正しいとは限りません。
実際に、本人に聞いたわけではないでしょうから。。。
いろいろな資料を見ながら、歴史の事実と照らし合わせて、自由に欠ける部分を膨らませたのでしょうね。
なかなか面白い小説で、室町時代の京都を想像しながら読み進めています。
なにせ、通勤の電車で読んでいると、一日に数ページしか進まないので、まだまだ序盤の話です。
狩野永徳さんが、室町幕府13代将軍の足利義輝から「洛中洛外図」を描くようにと依頼を受けて、京都中を歩いて、いろいろな建物・人物・行事を下絵にしている場面です。
今でも、この「洛中洛外図」というのは、残っていて、見ることができますが、まさかそれを小説にしてしまうというのが、面白い発想だと思います。。。
絵師として、この絵にかける意気込みみたいなものが書かれていて、引き込まれるように読みました。。。
しかし・・・。
残念ながら時間切れ・・・。
予定の時間となり、この話はまた明日の電車の中ということになりました。
ちなみに、歴史の事実としては足利義輝から頼まれた絵なのですが、義輝が絵が完成する前に死んでしまったそうです。
最終的に、この絵は織田信長の手に渡り、信長を通じて、越後の上杉謙信に贈られたということです。
一つの絵をめぐる、不思議な物語ですね。
『洛中洛外図』はまだまだ序盤で、物語は、このあとも信長・秀吉の時代へと続いていくみたいです。
早く読みたいですが、飛ばし読みをするのがもったいなくて、ゆっくりと読んでいます。。。
最近は速読ならぬ、「遅読」が私の読書術です。。。
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