お久しぶりのブログです。
初めましての方も常連の方にも楽しんでいただければ、と思っています。
なぜ昨年の10月~社会保険改正になっても扶養範囲で働くのか?という点についてお話します。
企業側は、かなりのパート・バイトがフルタイムになると見込んでいたようですが、
意外にも4時間パート勤務という方が多いです。
企業によっては、4時間パートをたくさん雇えば経費が浮きますが、
そうそう現実はうまくは行きません。
中には、フルタイムで同じ勤務条件に移った人もいます。
これは実際計算してみれば、簡単です。
年収500万円のサラリーマンで、扶養手当が月1万5千円出た場合、この時点で18万円のマイナスとなります。
これに賞与にも扶養手当がつけば、20万円以上、しかも扶養控除も少なくなります。
それでいて、年収150万円以下のパートが、パート勤務の場合、ほとんどを占めます。
年収120万円で社会保険が扶養内だった人が、150万円になっても、実質手取りはわずか8万円しか増えません。
22万円は言葉は悪いですが、社会保険料に恩恵となります。
昔と違い、病院でも支払いは、今は扶養者も加入者も3割窓口精算ですし、
年金も失礼ながらかけた分ぐらいしか増えません(現行の年金制度)。
実際手取りが増えると実感するのは、200万円からだと言われています。
ですから、扶養内で働く人が今でも多いのです。
特に子どもが小さい時には、病気・学校行事も多く、頻繁に休みがちになります。
有給は使えなくなれば、自分が給料が減るのを覚悟すれば大丈夫。という割り切り方も。
※もちろん勤務先によるので、一概には言えません
また、今では働く主婦の増加で、以前は役員は専業主婦が優先という感じでしたが、現在はそういう学校は減っています。
実際フルタイム・正社員になると、短時間パート以上に、一般的には、家庭との両立が大変になります。
なったことで、離婚した夫婦もいます。
いずれにしても、家族の話し合いは必須ですね。