堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

遠い接近

2009年12月08日 | 読書

 松本清張の生誕100年を記念して、TVで記念の特番をやっている。
 NHKのBSでも長時間番組を組んでいた。
 ビデオに撮ってあるが、その前に、原作を読もうと思った、「けものみち」は、明確に読んだ記憶がある。
 しかし、「遠い接近」は読んだ記憶がない。早速、古本屋で買ってきた。
 ところが、2~3ページ読んだところで、そのストーリーを思い出した。
 やはり、すでに読んでいたのである。さすがは松本清張だと思った。

 時々、すでに読んだことのある本を買ってきてしまうことがある、特に推理小説はその傾向が多い。
 ところが、2ページか3ページで気がつく本は少ない。
 さすが松本清張と言ったが、それだけ印象に残るだけの内容なのであろう。なんとなく読んだことがあるような気だけして、その内容が最後まで分からない本のほうが多いような気がする。

 蔵書目録と言ってもすでに処分した本が大多数なので、読書録と言ったほうが適当であるが、やはりそこに載っていた。

 生誕100年を機に、読み残している著作を探してみようと思う。すべて読んだ物を記録しているわけではないので、今回の二の舞三の舞をやらかすことになるやもし、それを覚悟で挑戦してみよう。