堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

言語力

2010年02月02日 | 日記

 先日、NHKで言語力についての番組をやっていた。
 言語力とは、物事を理論的に考え、それを書いたり話したりする力のことである。
 4年前のワールドカップの敗因の一つが言語力の不足であったとは思わんかった。自分の考えを正確に伝え合うことができなかったために、意思の不統一となり、混乱し、敗戦につながってしまったとのこと。
 災害や緊急時に的確な情報の伝達や対応など、言語力の低下は様々な問題を惹起する可能性があると思われる。

 言語力が低下している原因はいろいろあるだろう。番組でも指摘されていたが、携帯のメールなどもその原因の一つであろう。携帯メールにはそれなりの特質があり、その表現方法はそれはそれでよいのだと思う。
 しかしながら、文章を日常的に書いたり、内容のある対話が少なくなってくれば、自分の考えや知識、感情を論理的に整理して、分かりやすく伝えるという力が低下するであろう。

 日頃から、本や良質な文章を読み、思索を深め、様々な分野で自分の考えを持つということが基本的に大事なのではないだろうか。言語力とはテクニックや方法ではなく自らの人格を磨くことが底流になければならないと思う。

 珍しく雪が積もったので、根川緑道に行ってみた。

     
                   下水処理場北側

 マンサクの花がひっそりと咲いていた。マンサクの名前の由来は「まず咲く」という言葉からきているという説がある。
 冬のさなか枯れ木の中に春の先駆けとして咲くマンサクの生命力の強さを感じる。