昨日、日野市の保育まつりに行った。
第25回ということで、主催は「日野市社会福祉法人立保育園連合会」である。
いわゆる民間が経営主体である保育園の実践発表会であろう。
今、行政の各分野で民間の力が様々な形で発揮されている。
25年の保育まつりの歴史の中で、民間の創意工夫の積み重ねによる保育の質の向上が感じられる。
園児にとっては大ホールでの演技が一生の思い出になるであろうし、園やその職員にとっては日頃の保育の質の向上に向かっての努力が光を浴びることとなろう。
それぞれの園の特色が発揮され、お互いに刺激しあい、競争し、強いては市全体の保育力の向上に結びつくのではなかろうか。
展示と大ホールでの演技であった。 特に興味深かったのは、展示の方であった。
茂木健一郎の「脳と仮想」という本に興味深い記述が色々あった。
絵や陶芸などの作品は園児の個性が発揮されていた。
大人の完成されたものともも違う。
この本を読む以前は、幼児の絵画技術の未熟さが原因で幼児独特の表現になっているものと思っていた。
つまり、ものを見る時、幼児の頭の中には我々大人と同じように見えているがそれを的確に表現できないだけだと思っていた。
同じように見えているが、その印象が大人と違うのか、大人と全く違うように見えているのか良く分からない。
いずれにしても、人間の脳の中に形作られているものは、写真機で風景や花を撮るのと異なるものだろう。写真のように、誰がとっても同じように写っているわけがないということは確かである。
そこに、幼児期における育みが重要となるのではなかろうか。
2時から、立川の市民会館で、「青少年健全育成研究大会」に参加した。
杉山裕太郎氏の歌を交えての講演を聞いた。
少年期から青年期にかけての自らの体験に基づき言葉や親との絆の大切さを語った。
先日もNHKで無縁社会について様々な角度からの切り口で番組が作られ、放映されていた。
これからの地域活動も質的な変革が必要なのだろう。