明日、青少健の会議があり、その準備として「子ども110番」の家を地図に落としてみた。
予想した通り、空白地域がある。
商店の多い所はそこそこ埋まっているが、住宅地域は空白となってしまう。
空白地域をどう埋めるか、今後の課題。
子ども110番はパトロールなどと同じく、実質的に犯罪の防止にもつながるが、地域の意思表示の一つの表れ。
地域ぐるみで犯罪の防止に取り組んでいるとの、地域の意識の高さと連帯の表れでもある。
先日、NHKの「クールジャパン」で、「安全」について取り上げていた。
児童の登下校の時の地域の見守り活動が紹介されていたが、個人主義の傾向の強いヨーロッパなどでは家庭や個人単位で安全を守っている。
番組の中でも若干触れられていたが、地域全体で連携して物事に当たる伝統は、農耕民族の一つの特徴である。
稲作中心の地域と畑作中心の地域とではその傾向性は異なる。
稲作は水が大きな比重を持つ。
水は共同で管理し地域が必然的にまとまる。
今は立川ではその姿を消してしまったが、用水組合というものが存在した。
今では、産業構造が激変し、人々の意識も無縁社会に象徴されるようにここバラバラになりつつある。
犯罪や災害は地域の構造がその被害の大小に影響してくる。
地域の連帯が今、正に問われている。