門前の小僧

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塚も動け我泣く声は秋の風

2016-08-09 19:13:56 | カルチャー講座
8/12(金)、寺子屋素読の会があります。

http://nobunsha.jp/img/terakoya%20annai.pdf

会場:新橋 生涯教育センターばるーん 302教室
主宰:水野聡(能文社代表)

◆Aクラス 「奥の細道」10:00-11:30

いよいよ奥の細道、旅の終焉へ。
今回は〈金沢〉〈小松〉〈那谷〉〈山中〉を講読予定です。
金沢では楽しみにしていた弟子との再会。しかし、当人の死去により
とてつもない悲しい対面となってしまいました。

 塚も動け我泣く声は秋の風

珍しく感情をあらわに読み込んだ芭蕉の句が、亡き友を思う心情に
あふれ、今も私たちの心を打ちます。
小松では斉藤別当実盛の遺品と邂逅。山中では、旅の随伴者、弟子の
曾良とのしばしの別れ。
能〈実盛〉を想起させる「むざんやな」の句。そして能〈菊慈童〉を
ほうふつとする山中のいで湯に旅の疲れをいやす芭蕉。
芭蕉の「能好き」が感じ取れる能登半島の旅をたどりましょう。


◆Bクラス 「風姿花伝」 13:00-14:30

風姿花伝も、いよいよ最終章の「第七別紙口伝」を読み進めます。

・「物まねに似せぬ位あるべし」
・「初心忘るべからず」
の正しい意味とは。

名言名句が多いことでも有名な世阿弥の風姿花伝。
しかし、「秘すれば花なり」と同様、世の中に伝わっている
意味と本来の世阿弥の意図とは、案外かけはなれているのです。
本文をたどりながら、世阿弥の真意を読み解いていきましょう。

観阿弥が演じた伝説の猿楽芸を、現代の能のビデオと
つきあわせつつ、〔別紙口伝〕の秘伝の世界へ分け入っていきます。
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