門前の小僧

能狂言・茶道・俳句・武士道・日本庭園・禅・仏教などのブログ

6/15(木)よみうり恵比寿カルチャー 南方録講座「滅後」第三回 

2017-06-13 20:41:28 | カルチャー講座
6月15日(木)よみうりカルチャー恵比寿にて、『南方録』講座があります。今回は<滅後>七から、一〇へと読み進めていきます。

【言の葉庵】カルチャー講座一覧
http://nobunsha.jp/img/kozalist.pdf


◆6/15(木) 10:30~12:00
よみうりカルチャー恵比寿
「千利休と侘び茶の世界」~南方録を読む
http://www.ync.ne.jp/ebisu/kouza/201704-01510201.htm

南方録<滅後>の第三回講座。
講座予定内容を以下にご案内しましょう。

<滅後>の段落、七から一〇にかけては、利休と同時代の侘び茶人のエピソードを一人ずつ紹介していく内容となっています。

七 津田宗及
季節ごとに数度「一風思切ったるはたらき」のある才人、天王寺屋宗及。ここでは利休との、雪の暁の会を紹介。利休が不時の客を迎えるために用意した香は、なんとあの蘭奢待でした。そのおもてなしに応え、宗及もまた、数百年伝えられる予想も出来ぬ「はたらき」で主人に報いるのでした。
<ミニ講座>1.蘭奢待秘話 2.侘び茶人の正装、紙子・十徳とは

八 住吉屋宗無
「禅学に志し深かりし」山岡宗無の点前は、未熟の衆から見れば、変化が少なくてがたいものでした。しかし、利休が一段と褒めたその手際とは。

九 今井宗久
点前の姿がひときわ「見事」と称された宗久。それゆえ利休におとらず、太閤に愛顧された茶人であったといいます。

一〇 瀬田掃部
利休七哲の一、瀬田掃部。「はなはだ奇異の人にてとび切たるはたらき」で、師利休にも認められたとしています。一五では掃部が考案した「水湖茶碗のさらし茶巾」の点前を見てみましょう。


■お問合せ・お申し込み
Tel 03-3473-5005 〈東京都渋谷区・よみうりカルチャー恵比寿〉

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6/9(金)「寺子屋素読ノ会」予定カリキュラム

2017-06-07 07:43:03 | カルチャー講座
6月9日(金)、【言の葉庵】公式講座、寺子屋素読ノ会があります。
武士道、能狂言、茶道の各分野それぞれを代表する、古典名著原文を読み進めています。
ご興味のある方なら、どなたでも参加自由。講座途中から初参加されたお仲間も。
一人ではなかなか完読が難しいあの古典名作を、みんなと一緒に読み、互いに学び合いながら、生涯の宝としてみませんか。
メンバー同士仲が良く、わきあいあいとしたとても雰囲気のよいクラスです。


講座概要:
ナビゲート/水野聡(能文社 古典翻訳家)
場所/生涯学習センター ばるーん(新橋駅徒歩2分)
日程/毎月第2金曜日 (各クラスの時間は下記参照)
参加費/各クラス一回 ¥1500
※入会金、維持費等、他の費用は一切かかりません。


◆寺子屋素読ノ会の概要 ご案内
http://nobunsha.jp/img/terakoya%20annai.pdf


Aクラス「葉隠」
毎月第2金曜 10:00-11:30
使用テキスト「葉隠(上)」 岩波文庫)

今回は聞書第一の四二より。老剣術者の至言「その道に深く入れば、ついに果てのないことがわかる」。芸道伝授の“入門”と“奥伝”は、実は一つにつながっている、という名段落(四五)を鑑賞しましょう。


Bクラス「申楽談儀」
毎月第2金曜 13:00-14:30
使用テキスト「世阿弥 申楽談儀」岩波文庫

今回は、八.曲舞の音曲、九.音曲のかかり、をそれぞれ読み進めていく予定。能のクセの元となった、中世芸能「曲舞」。白拍子や幸若舞とも深い関連がある曲舞の歴史と能への影響を、中世芸能史料として超一級とされる申楽談儀からくわしく読み解いていきましょう。西国下りの曲舞、由良湊の曲舞、山姥、百万等名曲が生まれた背景に迫ります。


Cクラス「南方録」
毎月第2金曜 15:00-16:30
使用テキスト「南方録」岩波文庫

第三章「棚」を前回より引き続き読み進めます。
香道志野流よりおこった、中央卓の香かざりの点前とは。四畳半茶席での灯りの道具。台子・及第・中板はどの灯りを用い、袋棚以下の侘び小座敷ではどのような照明具がふさわしいか。津田宗及が考案した“鎖の間”秘話と利休の以外な主張…などの逸話をご紹介しましょう。

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