門前の小僧

能狂言・茶道・俳句・武士道・日本庭園・禅・仏教などのブログ

4/27「お能鑑賞 はじめの第一歩」講座はじまります。

2016-04-22 19:25:20 | カルチャー講座
自由が丘産経学園にて、能の初心者対象鑑賞講座、
「お能鑑賞 はじめの第一歩」が、
4/27(水)10:30~開講となります。

前半の4~6月は基礎講座として、
1.世阿弥と風姿花伝
2.能の主題とストーリー
3.能の舞と動き(型)とは
をご案内します。

また後半の7~9月は、名曲鑑賞講座。
4.〈橋弁慶〉
5.〈三井寺〉
6.〈隅田川〉
をテーマ、舞台展開、みどころをわかりやすく
ビデオも見ながら学んでいきましょう。

なおくわしくは下記、言の葉庵HP・自由が丘産経学園HPにてご確認ください。

◆言の葉庵カルチャー講座一覧
http://nobunsha.jp/img/kozalist.pdf

◆自由が丘産経学園講座案内ページ
https://www.sankeigakuen.co.jp/contents/course_detail.asp?SC=16&CCD=1060103
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故郷熊本への祈り

2016-04-20 10:04:37 | 地震
4月14日21時に発生した熊本県の地震は、かつてない規模と頻度で、いまだ九州一円に大きな被害を与えています。

私事ですが、九州熊本はぼくの故郷。この地震で命を落とされた方に心より哀悼の意を表します。また、負傷された方の一日も早い回復、失われた家産の一日も早い復興を深く、深く願っています。

大きな被害を受けた熊本城は熊本のシンボルであり、長く肥後細川家の居城でした。肥後熊本藩初代藩主細川忠利は、剣聖宮本武蔵を客将としてただ一人迎えた、武に見識の高い殿様です。
これは戦国期の猛将である父忠興の薫陶を受けたもの。しかし、武一辺ではなく、和歌や茶の湯・能など、文化・芸術にも造詣の深い細川家の「清き流れ」は忠利以降、連綿と細川家の末孫にいたるまで受け継がれていきました。花も実もある、九州男児の心が、熊本城を中心としてこの地方に根付いていったのではないでしょうか。

さて、忠興は千利休から教わった「数寄」を以下のように考えていました。

一 其の日の数奇の算段、善悪、所をさして云ふべからず。出来れば勿論、不出来なるとも、亭主の腹立たせざる様に、きれいなるとか、すきなとか、何とぞよきことを見立て聞きたて、それをひとつほめて、悪事の分沙汰せぬがよし。

一 心、身持ち直ぐにきれいに。よろず油断なく、常にも人のよき者といはるるかたぎは数奇者なり。

他人のアラがもしも見えたとしても、なにか良いことを一つでも見つけ出し、それをほめよ、と忠興は教えます。また、数寄者とは普段から人柄の良い人である、とも。
気性の激しさがまず伝わる人ですが、そのもっとも深いところでは人間に対する限りないやさしさ、誠実さが感じられるのです。

熊本男児・肥後乙女の芯の強さ+AllJapanで、この困難をみんなで乗り越えていきましょう!
今僕たちにできることはなんでもしたいと思っています。

能文社より商品売り上げの一部を、日本赤十字社を通じて募金させていただきました。

◆平成28年熊本地震災害義援金(日赤HP)
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/28/
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故郷、熊本の地震

2016-04-15 18:23:05 | 日記
熊本は母の生地、そして神戸は父の生地。
二つの地はとてもよいところ、心から愛すべき町です。

二つの故郷が、地震に見舞われた。
天を恨むものは、天に滅ぼされるというが…。

家族がたまたま無事だったからといっても
とても喜べないですね。
今も故郷のたくさんの人が苦しんで、悲しんでいるから。

熊本のみなさん、一人でも多くの命が助かりますように。
余震が収まり、一日も早く町が復興しますように。
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4/24(日)NHK Eテレ能〈隅田川〉放映!

2016-04-12 19:48:43 | 能狂言
http://www4.nhk.or.jp/kotenshoutai/21/

4/24(日)NHK Eテレ 21:00~、能〈隅田川〉宝生流・狂言〈鐘の音〉和泉流、あります!前日の4/23(水)、某カルチャーにて言の葉庵の「隅田川」鑑賞講座もあるよ。みどころはこれでバッチリ♡ただしクローズド講座…。
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4/8(金)寺子屋あります。

2016-04-06 21:02:26 | カルチャー講座
4月8日、新橋生涯教育センターにて、寺子屋素読ノ会の講座があります。

◆寺子屋素読ノ会(言の葉庵オフィシャル講座)
http://nobunsha.jp/img/terakoya%20annai.pdf

A「奥の細道」
毎月第2金曜 10:00-11:30
B「風姿花伝」
毎月第2金曜 13:00-14:30
C「南方録」
毎月第2金曜 15:00-16:30

■今回の「奥の細道」講座は、〈石巻〉〈平泉〉〈尿前の関〉〈尾花沢〉〈立石寺〉の段落を講読予定。平泉にて奥州藤原氏三代の栄華の夢と義経の最期に思いをはせて、芭蕉は

夏草やつわものどもが夢の後

の名句を得ます。また、立石寺では、

閑かさやいわにしみ入る蝉の声

の芭蕉畢生の代表句がうまれる、その誕生秘話と、句のあらわす広大な世界をご一緒に鑑賞しましょう。

■「風姿花伝」は今回より、第六花修云は読み進めます。
内容をくわしくお知らせする前に、以下のクイズにチャレンジしてみてください。


【風姿花伝クイズ】

「風姿花伝 第六 花修に云わく」の二つの名句の○○に当てはまる、正しい言葉を下の選択肢から選んでください。

・見物衆は、見る所も聞く所も
○○をならでは心にかけず。

①花
②上手
③外見
 答え〔  〕


・一切のことに○○なくば、
成就あるべからず。

①種
②師伝
③相応
 答え〔  〕
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