#佐保姫の……★☆ 佐保姫の 糸そめかくる 青柳を ふきなみだりそ 春の山かぜ:平兼盛 : 歌意:佐保姫が緑に染めた糸をかけた柳の枝を吹き乱さないでほしい春の山風。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #詩歌集 第一巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
桜の季節も終わって、新緑がきれいな季節にだんだんなってきたで。
佐保姫(さほひめ)は春の女神さまやで。
めっちゃ、きれいなお姫さまや。
それに、布を作る糸の染色と機織りが得意やねん。
だから、布を織るための糸も自分で染めるんや。
平兼盛(たいらのかねもり)には柳の芽がだんだんと芽吹いてきてそれが、佐保姫さまが一生懸命染めたきれいな緑色の糸に見えたんや。
それで春風に、せっかく佐保姫さまが染めてかけてるきれいな糸を、くちゃくちゃにせんとってや!っていう歌や。
柳の新緑が風になびいてる美しい景色が目に浮かぶやろ。