#春の手向や……★☆ 暮れて行く 春の手向や これならむ けふ社花は 幣と散けれ: 後嵯峨院 : 歌意:暮れて行く春への餞別がこれなのだろう。今日、桜の花は幣のように散り乱れる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #新後撰集 第二巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
くれてゆく はるのたむけや これならむ けふこそはなは ぬさとちりけれ
手向(たむけ)=別れる人へのはなむけ(餞別)のことやで。
幣(ぬさ)=神さまに祈ったり、罪・けがれを払うために紙や麻布を切って垂らした御幣(ごへい)のことやで。
御嵯峨天皇は桜が散るさまを、季節が変わる時の餞別(せんべつ)のようやって言うてるんや。
桜の花びらが人々が祈る御幣のようで、春の季節が行き過ぎるのを惜しんでるんや。
みんなぁ、今年もきれいな花で楽しませてくれた桜に拍手やでぇ!