工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

「寛永文化と宮廷」の文化講座は、とても面白い講座でした。

2009年10月23日 | Weblog
「京都 知恵と力の博覧会」の記念の文化講座が、平安女学院アグネスホール

で行われ、熊倉功夫氏 (国立民族学博物館名誉教授)が、講演されました。

テーマは 「寛永文化と宮廷」です。

まるで目の前に其の寛永時代の風景が浮かんでくるような、講座の面白さに、時間

が、あっという間に過ぎてしまいました。

●後水尾天皇が徳川秀忠の娘正子(東福門院)と結婚した時代。

●紫衣事件により、譲位し、娘に位をゆずり、上皇となり80歳すぎる
 まで、栄えた寛永文化

●修学院離宮、桂離宮などの造営

●この時代の文化をになった、二代池坊専好、千宗旦、小堀遠州、石川丈山
 光悦などの平民が、天皇や徳川家と親しく、交流しました。
 この時代以後は、上下の身分差がきびしい時代になり、町人の文化は元禄文化
 として、独自の文化が栄えました。

●修学院離宮や桂離宮は、一般の市民がツアーで見学したりも出来た。

●この時代の文化人は、たとえば、小堀遠州が、茶人、造園家、建築家、書家
 など、マルチ人間であった事が特徴です。


熊倉教授の話が面白く、寛永文化の事、知らなかったので、京都に栄えた

後水尾天皇を中心とした、寛永文化の話は、興味深かったです。


平安女学院アグネスホール


「寛永文化と宮邸」の講座


平安女学院の教会