工房八重の部屋

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世界遺産アジャンタの石窟寺院はインド仏教美術の最高峰のすばらしさ

2016年02月04日 | Weblog
朝7時半にホテル出発してバスは2時間走り

世界遺産アジャンタの石窟寺院にいきました!

紀元前200年頃から紀元後650年頃の造営とされていますが、

仏教の衰退とともに1819年に「発見」されるまで1300年間忘れ去られていました。

そのため、時を越えた素晴らしい壁画そのままが残されています!



世界遺産アジャンタの石窟寺院
断崖を550Mにわたり断続的にくりぬいた、仏教石窟寺院


世界遺産アジャンタの石窟寺院






1819年、虎狩りに出かけた英国軍士官によって偶然発見されたアジャンタ。
インドの仏教遺跡には石彫遺跡が多いなか、アジャンタは膨大な壁画が残っています。
造営時期は前期(紀元前2世紀~紀元後2世紀)と後期(5世紀中頃~7世紀)に分かれ、
現存する素晴らしい壁画のほとんどは仏教美術が隆盛した6~7世紀に描かれたものです。
第1窟の蓮華手菩薩はアジャンタ最高傑作で、1949年に焼損した法隆寺金堂の勢至菩薩像
に影響を与えたといわれています。



壁面に牛糞や粘土、石灰を下地に塗り、アフガニスタンから持ち込まれたといわれる
ラピスラズリや黄土などの顔料で描かれています。
仏伝、本生譚を題材に描かれ、文字が読めない人への絵解き物語になっています。









550mも続く圧巻の世界遺産アジャンタの石窟寺院












仏塔のあるチャイティヤ窟
内部柱廊には壁画が描かれています。













ワゴーラ川の周囲には木々が生い茂り、かつてはベンガルトラの宝庫として知られていた。

1819年4月28日、トラ狩りに訪れたイギリス人士官ジョン・スミスは
森の中でトラに襲われて渓谷の断崖に身を伏せる。トラの気配がないことを確認し、
目を断崖に転ずるとそこには岩を彫り抜いた窓や石柱の数々があり、
三日月状の断崖には大小30もの石窟が口を開けていた。
失われてから約1300年、こうして、アジャンター石窟群の「発見」された。



見学するインドの子供達が多かった!










今来た道を振り返ってみる!






真ん中に仏塔がある!












涅槃像


ストゥーパがある!
ストゥーパはブッダ(釈迦)の遺骨=仏舎利(ぶっしゃり)を収めた仏塔のこと


回りは回廊にかこまれている


回廊の周りには彫刻








仏教史を伝える貴重な世界遺産のすばらしさに圧倒されました!