9月13日 (火曜日)
記事のタイトル・・・百貨店に「のれん頼み」の壁
百貨店の店舗閉鎖に拍車がかかってきた。
今年から来年にかけ大手百貨店だけで少なくとも8店が店を閉じる。
消費不振もあるが、老舗小売店の「のれん」に頼り
、仕入れの仕組みなどの構造改革を後回しにしたことが背景にある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今月末には西武旭川店とそごう柏店、
来年春には三越千葉店などが営業を終了する。
いずれも郊外や地方の店だ。strong>
これまでは都心の旗艦店の収益で支店を支えてきたが、
消費の低迷が続いているのに加え、
外国人観光客の買い物熱も冷め、余裕がなくなった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
百貨店の収益は主に衣料品が支えてきた。
納入するアパレル企業とは
「売れた商品だけ仕入れたことにし、売れ残りは自由に返品できる」という
独特の商慣行があった。
在庫リスクは百貨店ではなく納入業者が負うため、
商品を選ぶ目はどうしても甘くなる。
=================
衣料品で一定の利益が稼げるため
食品や各種サービス部門などをリスクを取って育てる動きも鈍くなる。
衣料品はどの店にどんな商品を納入するかも納入業者の意向に左右されるため、
地方店に流行の服が届かなくなった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
消費者は売り上げに応じてテナントを素早く入れ替える
ショッピングモールや駅ビル、便利なネット通販に流れた。
百貨店ならではの魅力だった
海外高級ブランドも
日本法人を設立、自ら店舗展開に乗り出した。
★下記に例を記す。
こうした構造問題に適切な手を打たなかった結果、
百貨店の売上高はピークだった1991年の6割強の水準まで減った。
百貨店が縮小均衡以外の道を探るとすれば、
●新たなデザイナーやブランドの発掘、
●独自の品ぞろえや商品開発、
●モノではなくサービスや「居場所」の提供などが必要になる。
いずれも自らリスクを取る姿勢が求められる。
優良な顧客層という資産をうまく活用できるかどうかがカギになろう。
のれんやブランドは変身や革新を続けることで磨くものだ。
守ったり頼ったりするだけでは成長につながらない。
==============================
高級ブランド店の日本法人化が進む!
ゴディバ、バーバリー 続くライセンス契約終了の動き
現在、日本で250店を構えるゴディバ。
2015年3月をもって、ゴディバは食品輸入商社大手の片岡物産との契約を終了し、
ゴディバジャパン(1994年設立)が全店を運営することを決定した。
片岡物産は、1972年からゴディバからライセンスを受け、百貨店内の127店を展開している。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アパレル大手の三陽商会は40年以上に渡って続けて来たバーバリーとの
ライセンス契約を2015年6月で終了することを発表した。
既存の店舗に関しては、
別の人気ブランド、マッキントッシュ フィロソフィーの
ファーストライン、マッキントッシュロンドンに順次差し替えていく予定だ。
一方のバーバリーは直営店展開を強化する予定だ。
ゴディバやバーバリー、
なぜライセンスから直営店に切り替えるブランドが増えているのだろうか?・・・・・
=========
★昔、三越の包装紙に包まれたものをいただくと
凄い高級感だったが・・・・
これからの地方百貨店は生き残りが大変だ!
============
記事のタイトル・・・百貨店に「のれん頼み」の壁
百貨店の店舗閉鎖に拍車がかかってきた。
今年から来年にかけ大手百貨店だけで少なくとも8店が店を閉じる。
消費不振もあるが、老舗小売店の「のれん」に頼り
、仕入れの仕組みなどの構造改革を後回しにしたことが背景にある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今月末には西武旭川店とそごう柏店、
来年春には三越千葉店などが営業を終了する。
いずれも郊外や地方の店だ。strong>
これまでは都心の旗艦店の収益で支店を支えてきたが、
消費の低迷が続いているのに加え、
外国人観光客の買い物熱も冷め、余裕がなくなった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
百貨店の収益は主に衣料品が支えてきた。
納入するアパレル企業とは
「売れた商品だけ仕入れたことにし、売れ残りは自由に返品できる」という
独特の商慣行があった。
在庫リスクは百貨店ではなく納入業者が負うため、
商品を選ぶ目はどうしても甘くなる。
=================
衣料品で一定の利益が稼げるため
食品や各種サービス部門などをリスクを取って育てる動きも鈍くなる。
衣料品はどの店にどんな商品を納入するかも納入業者の意向に左右されるため、
地方店に流行の服が届かなくなった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
消費者は売り上げに応じてテナントを素早く入れ替える
ショッピングモールや駅ビル、便利なネット通販に流れた。
百貨店ならではの魅力だった
海外高級ブランドも
日本法人を設立、自ら店舗展開に乗り出した。
★下記に例を記す。
こうした構造問題に適切な手を打たなかった結果、
百貨店の売上高はピークだった1991年の6割強の水準まで減った。
百貨店が縮小均衡以外の道を探るとすれば、
●新たなデザイナーやブランドの発掘、
●独自の品ぞろえや商品開発、
●モノではなくサービスや「居場所」の提供などが必要になる。
いずれも自らリスクを取る姿勢が求められる。
優良な顧客層という資産をうまく活用できるかどうかがカギになろう。
のれんやブランドは変身や革新を続けることで磨くものだ。
守ったり頼ったりするだけでは成長につながらない。
==============================
高級ブランド店の日本法人化が進む!
ゴディバ、バーバリー 続くライセンス契約終了の動き
現在、日本で250店を構えるゴディバ。
2015年3月をもって、ゴディバは食品輸入商社大手の片岡物産との契約を終了し、
ゴディバジャパン(1994年設立)が全店を運営することを決定した。
片岡物産は、1972年からゴディバからライセンスを受け、百貨店内の127店を展開している。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アパレル大手の三陽商会は40年以上に渡って続けて来たバーバリーとの
ライセンス契約を2015年6月で終了することを発表した。
既存の店舗に関しては、
別の人気ブランド、マッキントッシュ フィロソフィーの
ファーストライン、マッキントッシュロンドンに順次差し替えていく予定だ。
一方のバーバリーは直営店展開を強化する予定だ。
ゴディバやバーバリー、
なぜライセンスから直営店に切り替えるブランドが増えているのだろうか?・・・・・
=========
★昔、三越の包装紙に包まれたものをいただくと
凄い高級感だったが・・・・
これからの地方百貨店は生き残りが大変だ!
============