8月13日 (日曜日) 晴れ
最近、マダニ被害がクローズアップされている。

2013年、マダニにかまれて発症する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)による
死亡者が相次いだ。
被害は西日本だけだったが、
2014年3月、厚生労働省研究班の調査で、SFTSウイルスを保有する
マダニは全国に広がっていることが判明。被害を防ぐポイントを紹介しよう。
「SFTSは日本では昨年初めて確認された新規ウイルス感染症で、
実はマダニにかまれてもSFTS発症はまれだが、
まだ治療薬がないので致死率が高いのが怖いところ。
ダニの活動が活発になる春から秋は特に要注意」と
国立感染症研究所ウイルス第一部の西條政幸部長。
~~~~~~~~~~~~~~~~
2013年1年間のSFTS患者の報告数。
14年は1~3月も1人ずつ感染者が出ている。
マダニは春から秋に活動が活発化。
野外活動をする人が多い時期なので感染者も増える

(データ:国立感染症研究所ホームページより)
2013年は西日本で40~90代まで40人のSFTS患者が報告され、
そのうち13人が死亡した。
~~~~~~~~~~
インフルエンザのような飛沫感染
ただ全国にウイルス保有マダニが広がっており、
北海道や東日本でも油断はできない。
■SFTSの原因になるマダニ
日本には47種類のマダニが生息しているが、
ヒトにSFTSウイルスを感染させるのは
タカサゴキララマダニとフタトゲチマダニ
の2種類と考えられる。

成ダニは4~5ミリで血を吸うと1センチくらいになる。
~~~~~~~~~~~~~

私たちの体は、実によくできたもので、
血管に傷がつけば、ぎゅっと収縮して、
血を止めようとする。だが、敵もさる者。血を吸う虫は、
血を止めさせぬための巧みな術(すべ)を持っている。
~~~~~~~~~~~~~
東京医科歯科大学の岩永史朗教授らは、
アフリカに棲(す)むある種のマダニが使う
「血管拡張ホルモン」をつくる遺伝子を調べた。
その由来を探ると、二億四千万~九千四百万年前の恐竜か爬虫類に
由来するものだと判明した。
つまり、このマダニは恐竜などの血を吸ううちにその中にあった遺伝子を受け取り、
それを使って吸血の技を発展させたというわけだ。
小さなマダニの中に、巨大な恐竜の遺伝子があるかもしれぬというのは、
何と、生命進化のスケールの大きさを感じさせる発見か
・・・と感心してばかりもいられぬのが、
最近のマダニによる感染症の増加である。
国立感染症研究所によると、
マダニが細菌を媒介する日本紅斑熱の患者は、最多だった昨年を
超す勢いだという。
つい数年前に中国で見つかったばかりの
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はマダニがウイルスを媒介し、
死亡率20%という怖い病気だが、わが国でも報告例が増えているという。
小さなマダニの危険は、決して小さくない。
噛まれた後に発熱したら、すぐに病院へ…ということを
頭の片隅に置いて、
野山へ。まだまだ知られぬ謎を秘めた虫たちが、待っている。
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最近、マダニ被害がクローズアップされている。


2013年、マダニにかまれて発症する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)による
死亡者が相次いだ。

被害は西日本だけだったが、
2014年3月、厚生労働省研究班の調査で、SFTSウイルスを保有する
マダニは全国に広がっていることが判明。被害を防ぐポイントを紹介しよう。
「SFTSは日本では昨年初めて確認された新規ウイルス感染症で、
実はマダニにかまれてもSFTS発症はまれだが、
まだ治療薬がないので致死率が高いのが怖いところ。
ダニの活動が活発になる春から秋は特に要注意」と
国立感染症研究所ウイルス第一部の西條政幸部長。
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2013年1年間のSFTS患者の報告数。
14年は1~3月も1人ずつ感染者が出ている。
マダニは春から秋に活動が活発化。
野外活動をする人が多い時期なので感染者も増える

(データ:国立感染症研究所ホームページより)
2013年は西日本で40~90代まで40人のSFTS患者が報告され、
そのうち13人が死亡した。
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インフルエンザのような飛沫感染
ただ全国にウイルス保有マダニが広がっており、
北海道や東日本でも油断はできない。
■SFTSの原因になるマダニ
日本には47種類のマダニが生息しているが、
ヒトにSFTSウイルスを感染させるのは
タカサゴキララマダニとフタトゲチマダニ
の2種類と考えられる。

成ダニは4~5ミリで血を吸うと1センチくらいになる。
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私たちの体は、実によくできたもので、
血管に傷がつけば、ぎゅっと収縮して、
血を止めようとする。だが、敵もさる者。血を吸う虫は、
血を止めさせぬための巧みな術(すべ)を持っている。

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東京医科歯科大学の岩永史朗教授らは、
アフリカに棲(す)むある種のマダニが使う
「血管拡張ホルモン」をつくる遺伝子を調べた。
その由来を探ると、二億四千万~九千四百万年前の恐竜か爬虫類に
由来するものだと判明した。
つまり、このマダニは恐竜などの血を吸ううちにその中にあった遺伝子を受け取り、
それを使って吸血の技を発展させたというわけだ。
小さなマダニの中に、巨大な恐竜の遺伝子があるかもしれぬというのは、
何と、生命進化のスケールの大きさを感じさせる発見か
・・・と感心してばかりもいられぬのが、
最近のマダニによる感染症の増加である。
国立感染症研究所によると、
マダニが細菌を媒介する日本紅斑熱の患者は、最多だった昨年を
超す勢いだという。
つい数年前に中国で見つかったばかりの
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はマダニがウイルスを媒介し、
死亡率20%という怖い病気だが、わが国でも報告例が増えているという。
小さなマダニの危険は、決して小さくない。
噛まれた後に発熱したら、すぐに病院へ…ということを
頭の片隅に置いて、
野山へ。まだまだ知られぬ謎を秘めた虫たちが、待っている。
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