8月18日 (金曜日) 曇天
八月十八日は”八十八”と書くので”米の日”だとか言っていた。
なにやら熊谷の玉井団地の近燐の用水路脇で放火「不審火」が
相次いでいると新聞・TVが騒いでいる。
近くに知り合いも多く、6月ごろに話を聞いていたが
その時は立木が燃えたとか言っていて、あまり深刻さはなかったが
こう続くと心配になる。
水路両脇の空いている市有地に野菜などを作っている方がいて
その為のバラック小屋や器具等が置いてある場所に火がつけられているという事である。
~~~~~~~~~~~~~~~
いずれ犯人は捕まるであろうが、
今のところ人に被害は出ていないのが・・
ただ、団地に住む方達はさぞ気をもむことであろう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「サムサノナツハオロオロアルキ」。
寒さの夏はおろおろ歩き--は宮沢賢治の詩
「雨ニモマケズ」の一節である。
岩手県の農業技術者だった賢治にとって、
寒い夏は実らぬ稲と飢饉の到来を意味していた
▲その賢治はイーハトーブの冷害による飢饉で父母を失い、
妹をさらわれた少年の物語「グスコーブドリの伝記」を書いた。
技術者となったブドリは火山の噴火による温室効果ガス放出で
冷害から人々を救おうと自らの身を犠牲にする。
~~~~~~~~~~~~~
▲賢治の願いは一面でかない、一面で予想外の展開となった。
品種改良などで人々は飢饉の恐怖から解放され、
逆に温室効果ガスによる地球温暖化が心配な世となった。
だが依然、人々を困らせる「サムサノナツ」は時おりやってくる。
東京は8月に入って16日連続の雨で、気温も低く、
日照時間は33時間足らずである。
かつて冷害に苦しんだ東北地方太平洋岸はさらに長雨で、
仙台市は26日間連続雨、
今月は気温が30度を超えた日がなく、
日照時間も12時間余という。
原因はこれも過去の冷害をもたらした
オホーツク海高気圧からの冷たく湿った東風--「やませ」という。
===============
★青森から来ていた同僚は言っていた!
あんなに寡黙で忍耐強い人がしみじみ言った。
「ヤマセは いやだよう~ 何日も冷たい風が吹きつけてさ」・・・
その時の東北なまりが耳に残る・・・その人も膵臓癌で亡くなってしまった。
==============
米不足を招いた24年前の冷夏を思い出すが、
それほどでなくとも低温と日照不足による農業への影響は避けられそうにない。
▲「さかづきを置きぬ冷夏かもしれず
星野麥丘人(ばくきゅうじん)」。
季節にかかわる仕事か、ふと冷夏を予感して不安になり酒杯を置いたらしい。
時代変われど、天の気まぐれの下で「オロオロアルキ」するしかない人間だ。
===================
やませ(山背)とは、
北日本の(主に東北地方)太平洋側で春から夏(6月〜8月)に
吹く冷たく湿った東よりの風のこと
寒流の親潮の上を吹き渡ってくるため冷たく、
水稲を中心に農産物の生育と経済活動に大きな影響を与える。
やませが続いた場合、太平洋側沿岸地域では最高気温が20℃程度を越えない日が続く。
八月十八日は”八十八”と書くので”米の日”だとか言っていた。
なにやら熊谷の玉井団地の近燐の用水路脇で放火「不審火」が
相次いでいると新聞・TVが騒いでいる。
近くに知り合いも多く、6月ごろに話を聞いていたが
その時は立木が燃えたとか言っていて、あまり深刻さはなかったが
こう続くと心配になる。
水路両脇の空いている市有地に野菜などを作っている方がいて
その為のバラック小屋や器具等が置いてある場所に火がつけられているという事である。
~~~~~~~~~~~~~~~
いずれ犯人は捕まるであろうが、
今のところ人に被害は出ていないのが・・
ただ、団地に住む方達はさぞ気をもむことであろう。
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「サムサノナツハオロオロアルキ」。
寒さの夏はおろおろ歩き--は宮沢賢治の詩
「雨ニモマケズ」の一節である。
岩手県の農業技術者だった賢治にとって、
寒い夏は実らぬ稲と飢饉の到来を意味していた
▲その賢治はイーハトーブの冷害による飢饉で父母を失い、
妹をさらわれた少年の物語「グスコーブドリの伝記」を書いた。
技術者となったブドリは火山の噴火による温室効果ガス放出で
冷害から人々を救おうと自らの身を犠牲にする。
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▲賢治の願いは一面でかない、一面で予想外の展開となった。
品種改良などで人々は飢饉の恐怖から解放され、
逆に温室効果ガスによる地球温暖化が心配な世となった。
だが依然、人々を困らせる「サムサノナツ」は時おりやってくる。
東京は8月に入って16日連続の雨で、気温も低く、
日照時間は33時間足らずである。
かつて冷害に苦しんだ東北地方太平洋岸はさらに長雨で、
仙台市は26日間連続雨、
今月は気温が30度を超えた日がなく、
日照時間も12時間余という。
原因はこれも過去の冷害をもたらした
オホーツク海高気圧からの冷たく湿った東風--「やませ」という。
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★青森から来ていた同僚は言っていた!
あんなに寡黙で忍耐強い人がしみじみ言った。
「ヤマセは いやだよう~ 何日も冷たい風が吹きつけてさ」・・・
その時の東北なまりが耳に残る・・・その人も膵臓癌で亡くなってしまった。
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米不足を招いた24年前の冷夏を思い出すが、
それほどでなくとも低温と日照不足による農業への影響は避けられそうにない。
▲「さかづきを置きぬ冷夏かもしれず
星野麥丘人(ばくきゅうじん)」。
季節にかかわる仕事か、ふと冷夏を予感して不安になり酒杯を置いたらしい。
時代変われど、天の気まぐれの下で「オロオロアルキ」するしかない人間だ。
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やませ(山背)とは、
北日本の(主に東北地方)太平洋側で春から夏(6月〜8月)に
吹く冷たく湿った東よりの風のこと
寒流の親潮の上を吹き渡ってくるため冷たく、
水稲を中心に農産物の生育と経済活動に大きな影響を与える。
やませが続いた場合、太平洋側沿岸地域では最高気温が20℃程度を越えない日が続く。