松井秀喜選手、思い通りに

【ニューヨーク・ヤンキースの地元紙『デイリー・ニューズ』（電子版）は6日、松井秀喜外野手との契約延長を現在の最優先課題に挙げているチームが、サンディエゴ・パドレスからフリーエージェント（FA）を申請したブライアン・ジャイルズ外野手（34歳）の獲得に動く可能性があると報道。ヤンキースが最悪のシナリオに備えて、松井と同じレフトを守ることができるジャイルズを補強候補に挙げた格好となっている。
　同紙によると、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、あくまでも松井との契約延長を希望しており、「ヒデキと契約してレフトを守ってもらいたい」とコメント。しかし、ジャイルズの代理人に接触をしたとされる同GMは、この件について明言を避けながらも、「われわれの助けになりうるすべての人と連絡を取る。そうならないことを願うけど、（松井が守る）レフトを探さなければいけない事態に陥る可能性もあるわけだから」と話したという。なお、4年連続30本塁打以上を記録したこともあるメジャー歴11年のジャイルズは、打者にとって不利とされるペトコ・パークを本拠に構えるパドレスで、今季打率.301、15本塁打、83打点、さらにメジャー最多となる119四球の好成績を残した。
　同紙は、ヤンキースが松井を失った場合の後釜としてジャイルズを見ているとしたほか、チームが松井とジャイルズの両選手と契約して松井にセンターを守らせる可能性についても言及した。松井の契約延長については、代理人を務めるアーン・テレム氏とヤンキースが、7日から行われるGMミーティングで本格的な交渉に臨む予定と伝えている。】【カッコ内はISMより】
松井秀喜選手は、FAでMLBを選んだ時から、選択肢を広くしていたはずだ。そして、ヤンキースと契約し、３年が経過した。センターにはバーニー（７年契約の５年目）がいて４番打者であった。そこで、レフトの守備を受け入れた。A・ロッドもショートのジーター（なんと１０年契約）にははじき出されてサードの守備についている。ジャイルズは、４年連続３０本以上の本塁打を記録しているが、去年は１５本だ。しかし、３割、８３打点、１１９四球は素晴らしいものだ。松井選手がセンターを守るのか、ジャイルズが保険なら、センターの補充も必要だ。スタインブレナーは、松井選手に冷たい。「トレード拒否条項を削除を主張。９月の成績が悪い。地区優勝戦の成績が悪い。」と３年契約を譲らない構えだ。
いずれにしても、もう１０日足らずで松井秀喜選手の結論は出る。ヤンキースが「ベスト」だと思うが、「ベター」の選択が後に「ベスト」に変わることもある。サラリーマンでも、必要ないと言われたら、辛抱出来ないから「辞表」だ。松井選手、既に一国一城の主ですから、思った道を選んで下さい。貴方は私たちの夢なんです。私の夢です。どの空（ニューヨークでもロスでも・・）でも大活躍を期待して・・・。