ジラゴンノの週末

鳴沢村のジラゴンノにあるセカンドハウス(ジラハウス)での出来事を綴り、その時々の富士山の写真などを掲載しようと思います。

富士山と紅葉 てんこ盛りの一日(石割山、平尾山、パノラマ台 11/10)

2012-11-10 | 山歩き
§山中湖長池親水公園
今日は快晴との予報を信じて、5:30にジラを出て山中湖に向かう。
ジラでは3.4℃だったが、ここ山中湖は少し標高が高いためか0℃。
親水公園は既に多くのカメラマンが朝日に映える富士山を待っている。
山中湖に来たのは、この写真を撮る為ではなかったが、車を停めて三脚を立てて同じように日の出を待つ。
7合目くらいまでが白くなった富士山。このくらいの雪の量が見た目にはちょうど良い。
山頂が少し紅く染まり始めたのが6:12。皆のシャッターを押す音が聞こえて来る。
5,6枚撮ってサッサと三脚をしまい込み次の目的地に向かう。



(明るく見えるが実際はもっと暗い富士山)


(やっと朝日が差してきた)


(気温0℃なのにこの格好では寒いに違いない)


§石割山と平尾山の山歩き
石割山も富士山を撮る絶景ポイントの一つと言われている。
今日もトレッキングと写真撮影の一挙両得を狙って、石割神社の駐車場を目指す。
6:30と言うのに、既に2組の先客がいて、これから登り始めるところ。
私も身支度と軽い準備運動を行って出発。

鳥居をくぐると、いきなり403段の石段の洗礼。最初は調子よく登っていったが、段々と足が重くなって、息も上がって行く。
踏み段の幅が60cmほどあって、二歩で一段づつ登ると、片方の足に負担がかかり辛い。なるべく両足で登るようにする。
途中から階段の手すりを使って、手で体を引っ張りながら登ることで少し足の負担が軽くなった。
前を登っていたシニア夫婦に挨拶を交わし、先に進んで行く。階段が終わった辺りで給水。
程なく石割神社に到着。その名の通り巨石が包丁で切ったような形をしている。さらに、この面の1m程後ろが割れていて
40cmくらいの隙間ができている。デイパックを担ぎながらなんとか通ることができた。

そこから頂上までは、トラロープがぶら下がっている1mくらいの段差がある場所が5,6箇所あったがそれ程大したことはない。
暫くすると急に視界が開け、目の前に富士山が見えてきた。ここが頂上だ。富士山の手前には平尾山、左が山中湖である。
雲一つ無い青空に、白い頂を朝日に輝かせた富士山がそびえ立つ。時間を見たら1時間も掛かっていなかった。
足下の土は霜柱が立っており、かなり寒かったことが分かる。
ベンチが無いのでゆっくりはできないので、あちこち歩きながら写真を撮る。10分程山頂に居たが風も冷たいので平尾山に向かって下る。
最初は急坂で霜柱もあって滑りやすかったが、後は正面に富士山を見ながらなだらかな道を進む。30分で平尾山に到着。
ここも富士山は良く見えるが、手前が別荘地帯となっているので、ちょっと興ざめ。
小休止の後、駐車場に下る。途中、何組かのパーティとすれ違った。緩斜面を歩きながら駐車場に着いたのは8:55。約2時間半の山歩きだった。



(石割神社入口の鳥居)


(延々と階段が続く)


(石割神社の社、立派なしめ縄だ)


(岩が割れていて間を通り抜けることができる)


(時折、富士山が顔出す)


(所々、トラロープで段差を登る。前の人は2本ストックで大変そう)


(頂上からの眺めは最高!)


(計5人で山頂からの景色を独占!?)


(富士山を正面に望みながら下って行ける)


(赤い実が青空と富士山の雪に映える)


(平尾山山頂から。下に見えるは芙蓉台別荘地か?)


(紅葉真っ盛り、下にチラッと富士山が)


(駐車場近くまで下ってきた)


§山中湖平野湖畔散策
もう少し、山中湖と富士山を写真に撮ろうと思い、平野の湖畔を20分ほど散策。ここでも何人ものカメラマンと遭遇。
河口湖に戻る途中、富士吉田の道の駅で湧き水をタンクに詰める。珍しく水待ちの行列は無かった。


(ちょっと風があり、スワンボートも揺れている)


(この辺りも十分に紅葉中)


(どうやって流れてきたのだろうか)


§オルゴールの森美術館
河口湖北岸の紅葉の撮影のため、オルゴールの森美術館に向かった。河口湖大橋を通るルートは渋滞している様なので
河口湖東岸を走るルートを使う。それでも結構車は多く時間が掛かった。
美術館の駐車場は車が多かったが、美術館の中はそれほど人は多くなかった。
オルゴールにはほとんど興味は無かったが、東欧風の建物と紅葉、それに青空と富士山の組み合わせは期待以上だった。
写真を撮って直ぐに出るつもりでいたが、11時から始まった「オペラ座の道化師」の余興が面白くて見入ってしまった。
コミカルな振る舞いと本格的なオペラ歌唱のアンバランス差が気に入った。
出た後は、河口湖北岸を散歩。


(受付近くのモミジ)


(イベントがあった様だがちょうど終わった所)


(これもオルゴール?)


(動いているのを見たいのだが)


(どれがオルゴールなのだろうか)


(ショップではいろいろなオルゴールが買える、結構高いが・・・・)


(緑と赤のコントラストが美しい)


(逆光でも富士山が顔を出している)


(窓ガラス越しの景色も絵になる)


(人が見えないのはたまたま)


(ここはレストラン)


(レストランからの富士山は撮影ポイント)


(白い南欧風の建物に紅葉が合う)


(アコーディオンを弾きながら歌う声が素晴らしい)


(カメラマンにも愛嬌を振りまく)


(LEDツリーはクリスマス向け?)


(このモミジ、フサフサ)


(もう少しで出口だ)


(美術館を出て、河口湖湖畔に廻る)


(ちょっと前景が狭すぎ)


(緑と赤と白は白の勝ち)


(ススキを手前に)


(美術館を遠目に見る)


(河口湖大橋で。対向車は大渋滞)


§水琴茶堂のランチ
お昼はフォレストモールの桔梗屋がやっている食堂でランチ。
7種のサラダとけんちん汁が食べ放題と言うのがうれしい。このけんちん汁はダシが利いていてすごく美味しい。


(これに、茶碗蒸しとけんちん汁、食べ放題のサラダが付く)


(山頂を横切る飛行機雲)

§別荘地帯の紅葉
お腹一杯でジラに戻る。この周辺の紅葉も今が見頃だ。腹ごなしも兼ねて、カメラを持ってふらふらと散歩する。
黄色から紅まで微妙な色のグラデーションを見せてくれるモミジ。陽が当たって燃えるような真っ赤なモミジも良いが
逆光で日が透けて見えるモミジも綺麗だ。
所さんの「目がテン」で話していたが、女性は色彩を感じる染色体が男性よりも1つ多く、微妙な色の変化を識別出来るらしい。
でも、このモミジを見て美しいと思うのは男女共通なのではないだろうか。
































§精進湖パノラマ台トレッキング
まだ午後2時。明日は天気が悪くなると聞いているから、写真を撮るなら今日の方が良い。
朝の石割山は、山歩きとしてはちょっと物足りなかった感じがする。もう少し歩きたい。
幸いにも今日は午後も雲は少なく空気も乾燥している。
「富士山を撮るなら、朝が東の山中湖なら、夕は西の精進湖が良い」と私は感じている。
この時間ならパノラマ台だ!と決めて直ぐに車を走らせる。

まず精進湖の湖畔に降りる。ここには数本のモミジがあり、ここも赤く色づいている。
湖と紅葉と富士山の写真を求め順番が出来ている紅葉があった。そこで私も1枚。

道路に戻り少し歩くとパノラマ台入口の看板があるので上り始める。時間は14:30。
入口は山の北側に位置するので、この時間は日陰となり薄暗く少し肌寒い。
そう言えば、パノラマ台は今年3回目になる(1/75/5と)。3回目になれば歩き慣れた山と言えるだろうか。
だいたい道の曲がり具合や、傾斜のきつさなどを思い出す。
幸いにも朝の石割山の疲れは足には無いようだ。逆にこれくらいで疲れていてどうする?と気合いを入れる。
9月に竜ヶ岳で感じた「少しの登りは苦にならない感覚」が今回も感じられる。
息は上がるがペースは落とさずに進む。もう若くも無いのに、まるで自分の体がどこまで耐えられるか試そうとしている自分がいる。これってマゾ?トレッキングハイ?

途中、富士山の見える場所が1箇所あり、そこで小休止したが直ぐに出発する。
やっとパノラマ台に到着。時間は15:07。休憩や写真撮影を入れても37分で登ってきたことになる。
期待した通りの美しい富士山と樹海が目の前に広がる。これまでの疲れが一気に吹き飛ぶ。
先月登った十二ヶ岳や三つ峠、八ヶ岳など遠くまで見渡せる。やはり来て良かった。

富士山をぼんやり眺めたり、写真を撮ったりして40分ほどをパノラマ台で過ごす。
少し冷えてきたので、フリースを着込み、帰りはゆっくりとした気持ちで下る。



(精進湖からの富士山)


(このモミジはもう少し赤が足らない)


(カメラマンに人気のモミジを前景に)


(ここまでは落葉ばっかりでずっと日陰だった)


(これもまたすごい迫力)


(方位板と共に)


(十二ヶ岳や三つ峠を望む。精進湖は既に日陰に隠れた)


(広大に広がる樹海、左端の山が紅葉台なので、その少し右がジラゴンノ)


(ここまでクッキリなのは珍しい)


(既に皆は帰ってしまった。この景色に会えたことに感謝しながら下る)


§暖炉の火で
夕飯のおかずに暖炉の火でアジを焼いてみた。
火が強すぎたためか、炙っただけで、中まで火が通っておらずちょっと失敗。
じっくりと焼ける工夫が必要なようだ。

食後は、暖炉の火を見ながら、持参してきた山下達郎のOPUSを聴く。
懐かしさと、心地良い体の怠さで、瞼が自然と重くなって来る。


(BBQ用の金串でアジを炙る)


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