昨日4月29日、たんぽぽ舎へ講演にいきました。60人収容の会場が一杯で、しかも、ある程度知識をお持ちの方、既に活動をしている方が多いようでした。子ども連れのお母さん方もいました。
たんぽぽ舎は、チェルノブイリ事故以後に早速ゲルマニウム検知器(アメリカ製)を導入し、食品の放射線測定を行ってきたということで、その後2台目はドイツ製で、2台で運営していましたが、間に合わず最近3台目、いずれもゲルマニウム検知器、を購入したそうです。当初は20時間かけて精度は1~5Bq/kgでしたが、一日1検体なので、今は2時間測定で精度は落ちているそうです。一日20検体の測定でしたが、600万円で3台目が入り、30検体測定できる体制になるそうです。料金は聞き忘れました。希望の方は、たんぽぽ舎 tel 03-3238-9035 Eメールはnonukes@tanpoposha.net HPもありますからお問い合わせください。20年以上測定してきたところなので、信頼がおけます。週1会は講演会をやっています。私もその原発関連の講座の一環として呼ばれて講演して来ました。内容は時間が短いので、いつもと同じで、質疑応答で補いました。一応ご報告まで。
すずしろ診療所の健診は、放射線関係の健診ではありません。一般の検診です。相談、診察はしています。相談料は千円、自費で頂いています。超音波検査器はありませんから、甲状腺検査は触診となります。現実に必要になるのは、被曝時の胎児を除いたら2~3年後だし、まず甲状腺の自己触診を行なって異常(豆粒のようなしこり)がない限り 、今の段階では心配ないでしょう。福島でもまだ甲状腺がんは見つからず、良性のものばかりのようです。広くて交通手段の少なく、痛みなどの症状の出ない病気をチェルノブイリで見つけるのは困難で転移してからの症状で見つかる人が多いので、チェルノブイリでは死亡率は四分の一といわれますが、先進国では2~3%以下です。知らない方が多いのでお知らせしておきます。