黒部信一のブログ

病気の話、ワクチンの話、病気の予防の話など。ワクチンに批判的な立場です。現代医療にも批判的で、他の医師と違った見解です。

みなさまへ

2021-08-03 16:38:11 | ブログ
みなさまへ
 しばらくご無沙汰しています。実は、前回の記事掲載後に新型コロナ肺炎に感染してしまいました。それで診療所の仕事を休み、体力の回復を図ってきました。7月には体力が元通りに回復しましたが、すずしろ生協内でのコロナ対策の方針の違いでトラブルになり、理事会に仕事を止められています。私が世の中の方針と違うためで、世俗的なやり方が主流派ですから仕方がありません。9月になれば決着がつくでしょう。
 当面はブログのコメント欄で質問して下さい。そこでお返事します。

 コロナ感染記を、月刊「むすぶ」(ロシナンテ社)に書いたので、それを転載します。
 かかったから言えるということもありますので、「感染記」を書きました。それは、世の中の人たちが、必要以上にコロナウイルスを怖がっていることです。
 日本人は世界と同じではありません。斉藤幸平さんが「人新世の資本論」と「未来への大分岐」(いずれも集英社新書)の中で言うように、日本人の多数は世界の富裕な上からの15~20%の中に入るのです。それで「日本の奇跡」とも言われるほどに日本でのコロナ感染者が少なく、コロナ死者が少ないのです。
 続いて、アメリカの公衆衛生学者たちの「グレート・バリントン宣言」の抄録を載せます。
詳しくは本文をお読み下さい。

 コロナに感染して、救命センターで酸素を吸いながら読んだ「人新世とは何か」(青土社)の中に書かれているネオ・ヒポクラテス医学が、私の医学です。やっと私の立ち位置を見つけました。
 人文社会科学と自然科学が分断され、医学からも社会的視野が奪われていました。これからそれを取り戻す闘いが始まります。医学は社会科学であると言ったシゲリストや白木博次さんたちはやはりネオ・ヒポクラテス医学だったのです。
 コロナウイルスは私にいろいろなことを教えてくれました。私の医学医療、つまり自称「病原環境論または適応説」がそれなりの根拠があることも教えてくれました。

 なおコロナの緊急事態宣言でいわき市のたらちねクリニックには行けなくなりました。
そして福島県の原発事故の緊急事態宣言が、まだ解除されてはいないことを忘れないで下さい。
 コロナで思いだしましたが、発がん率も精神・心理的要因に左右されます。ワクチンのアレルギー反応がワクチンを嫌がる人に出やすいことや、コロナの後遺症がコロナ恐怖症の人に多いことと同じです。(2021.8.3.記)

福島と沖縄に連帯し、政府の棄民政策に反対しよう

2017-04-12 23:34:21 | ブログ
 今私は、思っています。今日のニュースで見た、介護法案の強行採決に憤りを感じています。
 私は、訪問診療をしています。介護の申請の書類も書いています。介護度を下げて、介護保険での利用できる限度を抑えようとし、介護に関わる費用を削減しようとしています。オリンピックにお金をかけず、介護にお金を出して下さい。
 福島では、年間20ミリ―ベルトの基準で避難解除しようとしています。チェルノブイリでは年間1ミリシーベルトを守っています。年間1ミリシーベルトをこえる土地に住まわせ、さらに除染したと称して帰還させようとしています。そんな政治家は、自分の孫をそこで育てようとしません。各地の原発も同じです。絶対再稼働させてはなりません。

沖縄もそうです。つまり、沖縄も政府から見捨てられ、福島の人も見捨てられています。
沖縄は米軍の演習場にされています。森の中の訓練場は、昔、米軍のベトナム戦争への出撃する兵士の訓練場でした。今、飛行訓練、上陸訓練が、徴兵もしくは職のない若者を集めた新兵たちの訓練場です。だから、墜落事故も、兵隊による強姦事件も無くならないのです。
 本土で起きたら、大変な社会問題になります。だから、沖縄なのです。
 沖縄から基地を無くすべきです。フィリピンは米軍基地を無くしました。ドイツもまだ米軍基地を無くせませんが、日本のような屈辱的な安保条約と基地協定を持っていませんから、日本でなされているような事件が起きません。
 沖縄は、基地を無くし、日本のリゾートアイランドにしましょう。ただし、沖縄は、日本一日照時間の少ない県だということを忘れないで下さい。台風も、毎年繰り返し襲う土地です。ハワイとは大違いな大変気候に左右される土地です。

 予防接種も選択的にすべきです。なぜ予防接種が作られたのでしょうか。天然痘対策だったのです。しかし、種痘もそれ程大きく天然痘に対処できた訳ではありません。最大の対策が、隔離政策であったのです。ハンセン氏病は、結核と同じであったのに、特別視され、隔離され人権を奪われました。
 ワクチンが病気を無くしたのではなく、人とウイルスや細菌との適応関係が出来上がったから、病気は軽くなり、なくなっていったのです。 すべての病気は、麻疹もそうですが、ワクチンができる前から減っていき、軽くなって行きました。免疫の低下した人ないし子どもたちが重症化するのです。
 
 ワクチン被害者の多くは、その家族はワクチンを受けなくなります。しかし、その人たちに大きな病気がでたことはほとんどありません。
 予防接種も選択的にすべきです。全くしなくても構いませんが、いくつかの病気はそれでは子どもの死亡を無くすことはできません。でも、アメリカには、ワクチンを拒否する宗教もありますが、その人たちが大きな社会問題化したこともありません。
 ただし、ワクチンをしないことによるデメリットもありますから、選択して受けるようにしましょう。

お願い

2017-03-26 10:53:18 | ブログ
皆様
 しばらく記事を更新せず申し訳ありません。いろいろなことがありまして、疲れてしまい、またパソコンが故障して修理するなど、じじょうがありました。
 今年は、私のモチーフを発揮させる年と思っていましたが、なかなか動きだせません。新学期を迎えて、新入生の気分でこれから臨みたいと思います。
 今、考えていることは、
 1.なぜ私がワクチンに批判的か、個々のワクチンに対する過去の論文をのせたいと思っています。これは、学会に出してもよいくらいの内容なので、今まで出さなかったのですが、ワクチンをしないと虐待とかネグレクトと言われないように、まずは私の本を買っていただいて、それをみせて虐待ではないと示すためです。
 2.私の医療に対する考え方は、私がみなさんの健康を守るのではなく、健康は自分で守るもので、私はそのための情報を提供するだけということを知って下さい。そのための資料を少しずつ出していきます。
 3.私の考え方や理論は、すべてオリジナルではなく、誰かの書からとってきて寄せ集めたものです。私は、その意味では、啓蒙家です。
でもそれでも後世に残しておきたいと思います。
 4.私は、医師は皆様にサービスを提供する職人であると考えています。「いしゃせんせい」とか「お医者様は神様だ」などということは大嫌いです。先生とも呼ばれたくないです。政治家や教員ではありませんから。あくまで職人ですから、職人として使って下さい。判断するのは皆さまです。私の祖父は、切手の彫刻の職人でした。アメリカへわたって彫金技術を学んできたのです。切手のカタログの明治の「世界大戦平和切手」ともう一つの彫刻技師として、黒部三記と書かれているのが祖父です。
 5.世界の歴史を見ると、フランスのアナール学派のいうように、隠されている事実があります。
 確かに、多くの小児科医が言うように、子育てはいろいろあります。でも歴史的に検証すると、良いと言われている子育てにも問題がありそうです。ワクチン批判者のあいだに流れている子育て法が本当に良いのか検証が必要です。
 そして、今日本の子育ては江戸時代と大きく変化しています。
 今日本で起きている子どもへの虐待、性暴力、発達障害、いじめなどは子育てが変化してるためではないかと憂いています。
 6.原発事故は二度と起こさせてはいません。すべて廃炉にしましょう。また高濃度放射線汚染地では、早く婦女子を避難または移住させましょう。それで残っている子どもたちのために、移住を継続したいと思います。
 これからもよろしくお願いします。

履歴書の追加

2014-01-26 18:01:01 | ブログ

履歴書に追加します。

2012年3月から、練馬区にあるすずしろ医療生協のすずしろ診療所に勤務し、所長を務め、内科小児科心療内科(精神科ではありません)をしています。在宅支援診療所なので、訪問診療をし、看取りの医療もしています。以前から家庭医を目指していましたので、やっと今、赤ちゃんからお年寄りまで診る医者になれました。


独り言

2013-12-27 11:50:07 | ブログ

福島をめぐるもろもろのこと

東電は国が接収すべきです。東電では被害者の救済をできません。チェルノブイリ事故後の被害者の救済をしたら、ソ連は経済破綻し崩壊したのです。旧ソ連邦社会主義圏は、医療、教育、電気、上下水道、暖房などの生活費用はすべて無料だったのです。その上、強制的に避難させた費用も、避難者の住宅もすべて国が作りました。しかし、その途中で経済破綻し、強制避難地はできたのですが、準避難区域は途中でできなくなり、避難できない人が残されました。

避難した人もがんで亡くなる人も多いのですが、原発事故のせいとは認められていません。国際的に認められているのは、甲状腺がんだけです。しかし、多くの人が、事故以前以上にがんで亡くなっています。

今福島県の検診で甲状腺がんの子ども、主に思春期の子どもですが、見つかり手術されています。当初は被ばくのひどい地域からでしたので人数も多く、だんだん離れた地域の検診になり少なくなってはいます。ということは、今まで見つけられなかったものが検診で見つかったのではなく、やはり原発事故による被ばくによるものではないでしょうか。チェルノブイリでは4年後から急増しましたが、それは検診ではなく、臨床症状が出てから見つかったものなので、福島とは比較できません。しかし、これからどんどん増えてくるのではないでしょうか。それが心配です。

避難したくても避難する所のない人は、避難できませんし、仕事を見つけるのも大変です。ソ連は崩壊するまでは、それを保障したのです。東電も崩壊するまでは保障するべきです。できないなら国が東電を吸収してするべきです。国の政策としてやってきた結果なのですから。しかし、それもせずオリンピックや高速道路、新幹線などに予算を使うようです。今避難させられている人はもう帰れませんし、避難させられずに、本当は避難しなければいけない土地に住んでいる人たちは、今後数年後から被害が出てくるでしょう。保障を打ち切るなどと阿部政権は言っていますが、そんな人たちを許してよいのでしょうか。

チェルノブイリの現地を見ていると、その上を行くような被害が被ばく者の上に降りかかると思います。国家が救済しないのですからひどいです。東電救済が、被災者救済より優先されている気がします。


講演予定

2013-01-18 16:07:54 | ブログ

2013年2月14日18時30分から20時まで。講演会:場所:練馬区役所本庁舎20階交流会場。主催:練馬区職労、再任用・再雇用評議会

2013年2月15日「世田谷市民大学公開講座」:「低線量被ばくの影響~チェルノブイリ・福島の子どもたちへの医療支援活動を通して」13時30分から15時30分まで。主催:世田谷市民大学電話03-3412-0300、場所:世田谷市民大学(世田谷都税事務所2階)

当面の講演予定は以上です。  


私の履歴

2011-09-18 14:38:14 | ブログ

私の履歴

1941年生まれ 、中学(普通部)より慶應生、1960年医学部入学、当時の安保闘争に加わり、1961年慶應義塾大学日吉キャンパス自治会後期委員長、1962年同大学生協組織部に入り、一時四谷支部常任理事、1965年慶應大学学費値上げ反対闘争で全学副闘争委員長をし、全国初の大学バリケード闘争、全学集会での方針決定という全員参加の民主化闘争をし、自主講座運動に加わる。1966年慶應義塾大学医学部卒、41青年医師連合慶應支部長、小児科医師連合慶應支部長、小児科学会評議員、同学会規約改正委員を務める。

その間、高校時代は、陸上ホッケー部、医学部ではアイスホッケー部で運動をし、主将を勤め、インターン時代はコーチをした。東日本医学部体育大会アイスホッケー部門優勝。東京都アイスホッケーリーグ3部では3位だった。

卒業後、青医連運動に加わり、研修協約闘争に敗北。1967年慶應病院小児科に入局。1968年国立埼玉病院小児科に勤務。1982年同病院小児科医長。1984年吹上共立診療所所長。2010年11月より堀ノ内病院勤務。2012年3月より練馬区にあるすずしろ医療生協すずしろ診療所所長となる。内科、小児科、心療内科、在宅支援医療をしております。

その間、小中学生のインフルエンザワクチン廃止運動(成功)、BCG反対運動(小中学生は廃止、今は乳児早期だけとなる)、日本脳炎ワクチン反対運動、森永ヒ素ミルク中毒のこどもを守る会を支え、東京森永告発に参加し、森永製品ボイコット運動をし、「光協会」という被害者救済機関を作ることで森永側と和解。また未熟児網膜症被害者の原告側鑑定と証人になり、一部勝訴したものの最高裁で敗訴。医療過誤訴訟では原告側の鑑定人と証人になり、今も続く。

医療でのX線撮影のずさんさから、医療被曝低減運動を起こし、小中学校の胸部X線検診廃止運動に成功。その縁から、チェルノブイリ子ども基金に誘われ、現地にも2回訪問。今は顧問となる。今年の3月11日の原発事故後、日本の子どもも救済しようと、「未来の福島こども基金」代表。特に内部被曝の防止を目指し、飲食品の放射能測定所を支援。測定を開始し、10月からはホールボディカウンターも稼働予定。

小児科医としては、大学での研究を拒否し、臨床ひと筋できて、総合小児科を目指し、こどもの病気全般(外科治療を除く)の小児医療をしてきました。また、診療所開業後、一般内科、心療内科(精神科ではない)を勉強し、催眠療法も手掛ける。

良い医師を知っていて、紹介できることも医師の腕の内というのがモットーでしたが、直接の友人、知人は定年で、今は探すことが難しくなりましたが、時間さえ頂ければ探します。

大人の方へ、癌と宣告されたら、癌研究所有明病院のセカンドオピニオン外来を受診することをお勧めします。癌治療には、手術、化学療法(抗がん剤)、放射線療法とその組み合わせがあり、最善を教えてくれます。                         以上。