ようやく本ができました。
「予防接種のえらび方と病気にならない育児法」(現代書館)を出版しました。
このたび、現代書館からこの本を出すことができました。予防接種の選択をそれぞれの方の住んでいる場所、環境、生き方によって決めて頂きたいことと、それに育児の仕方が関わっていることで、決めて頂きたいと思っています。すべて無条件で良い悪いとは言えないからです。小児科を標榜する医師がいない市町村が250以上あり、小児科専門医がいない市町村はそれ以上になります。ここ数年小児科専門医は減少しているようです。また、離島や海外へ行くこともあるのであれば、また違います。車を使って救急で救命センターや小児医療センター、子ども病院などに行けるかどうかでも違います。
育児の仕方は、子どもの免疫を低下させるかどうかに関わります。よく、免疫をあげるという方がいますが、考え方が逆で、免疫は、先天性免疫不全症の方以外は、誰でもあるものです。それが低下した時に病気に感染しやすくなるのです。免疫を低下させない育児法が、私の提唱する育て方です。
私は、反ワクチン主義者ではありません。しかし、私の医学理論である「病原環境論」または「適応説」から検討すると、今のワクチンには限界があり、オペラ「魔弾の射手」の魔法の弾丸ではないのです。ワクチンはもう限界に来ました。古いワクチンは必要性がなくなり、新しいワクチンが求められています。しかし、これが歴史的に繰り返されていくでしょう。人間が環境を破壊ないし変えていくことから、病気が出てくるのです。これからも次々と新しい病気が出てくるでしょう。インフルエンザウイルスに典型的にでていますが、彼らも生き残り作戦をしているので、ワクチンが効かないのです。人間がすべてを制圧することは難しいのです。抗生物質も抗がん剤もワクチンも、すべてその限界(壁)にぶつかったのです。
さらに、お金をもらって医薬産業の利益に貢献する研究者も増えています。
数年前の新型インフルエンザの登場の時に、WHOの二人の委員までワクチン企業の利益のために働き、パンデミック・レベルを二段階も上げさせたのです。それで日本政府はあわてて、ほかの国のことを考えずに世界のワクチンと薬を買い占めたのです。そのつけがヒブ、肺炎球菌、ヒトパピローマなどのワクチンの有効性と副反応の検証もせずに、買い上げにつながりました。誰が責任を取ったのでしょうか。
それでWHOも、アメリカのFDA、CDCすら信頼できなくなりました。アメリカはオバマの民間保険による皆保険によって、医療が崩壊していますし、医師の自殺が増えています。(「沈みゆく大国アメリカ」の続編に書かれています)
もちろん、日本の予防接種専門家と称する人々も、ワクチン企業との利益相反(研究費などの供与をうけているか)があることも問題になっています。予防接種の認定も、副反応の審査も、みな同じ人が入っていたり、利益相反で議決に参加できない人もいたりしています。ワクチンの製造の研究をして企業に貢献している人が、その認定をしたり、副反応の審査をするのはおかしいと思うのです。
30年前、私は「現代医療批判」を某書に書きました。その時はまだ、目指す方向が分かりませんでした。その時出会ったのが故中山茂先生(元神奈川大教授、科学史家)でした。そのグループの研究会に出させて頂き、多くのことを学びました。現代医療の「特定病因説」が誤りであることや、歴史から病気が消されていること、そして多くの科学史家や医学史家の著作に触れることができ、これからの医療をどのように作り上げていくべきかを考えさせられました。
その中で学んだ、ヒポクラテスの復興を提唱したアメリカの元ロックフェラー大学環境医学教授で同大学の結核研究所所長であり、1971年の国連の人間環境会議の助言者委員会の共同委員長であった故ルネ・デュボスの医学医療を継承すべく研鑽してきました。その理論の延長線上に、この本があります。デュボスは、結核の専門家で「白い疫病」という本を書いていますが、BCGには、「使わないで結核性髄膜炎を無くした国や州がある」と批判的です。
その意味で、現代医療の中で、現代医療を批判しつつ、予防接種批判を書いたものです。
ワクチンをしないのは子どもへの虐待だなどという人に対抗して、この本を見せてあげてください。
「あとがき」に書きましたのは、このブログにも載せたものを書き直したものですが、はっきり言うと、現代の日本の無差別殺人や親殺し、きょうだい殺しなどや、子どもへの虐待の連鎖、絶えないレイプ、社会的弱者への攻撃などを止めようとするものです。それは、胎児期からの教育の問題です。そこから始めないと間に合わないのです。
幸せな生活をし、幸せな時に子どもを産んでください。幸せは、「男はつらいよ」の寅さんの幸せです。今は山田洋次監督の作品に見ることができるくらいでしょうか。
私は、悪いくせで、いろいろなことを言いたくて、一つのことにしぼれずに、皆さんを惑わせてしまいます。
とりあえず、子どもの生きていく環境と生き方で、ワクチンを選択してください。そして病気をさせない育児をしてください。前にいた吹上共立診療所では、患者さんが病気にならなくなり、次々と新しい患者さんを増やさないと経営が成り立たず苦労しました。小児科医の子どもに病気が少ないのは、育て方にあるのです。それを参考にしてください。
「予防接種のえらび方と病気にならない育児法」(現代書館)を出版しました。
このたび、現代書館からこの本を出すことができました。予防接種の選択をそれぞれの方の住んでいる場所、環境、生き方によって決めて頂きたいことと、それに育児の仕方が関わっていることで、決めて頂きたいと思っています。すべて無条件で良い悪いとは言えないからです。小児科を標榜する医師がいない市町村が250以上あり、小児科専門医がいない市町村はそれ以上になります。ここ数年小児科専門医は減少しているようです。また、離島や海外へ行くこともあるのであれば、また違います。車を使って救急で救命センターや小児医療センター、子ども病院などに行けるかどうかでも違います。
育児の仕方は、子どもの免疫を低下させるかどうかに関わります。よく、免疫をあげるという方がいますが、考え方が逆で、免疫は、先天性免疫不全症の方以外は、誰でもあるものです。それが低下した時に病気に感染しやすくなるのです。免疫を低下させない育児法が、私の提唱する育て方です。
私は、反ワクチン主義者ではありません。しかし、私の医学理論である「病原環境論」または「適応説」から検討すると、今のワクチンには限界があり、オペラ「魔弾の射手」の魔法の弾丸ではないのです。ワクチンはもう限界に来ました。古いワクチンは必要性がなくなり、新しいワクチンが求められています。しかし、これが歴史的に繰り返されていくでしょう。人間が環境を破壊ないし変えていくことから、病気が出てくるのです。これからも次々と新しい病気が出てくるでしょう。インフルエンザウイルスに典型的にでていますが、彼らも生き残り作戦をしているので、ワクチンが効かないのです。人間がすべてを制圧することは難しいのです。抗生物質も抗がん剤もワクチンも、すべてその限界(壁)にぶつかったのです。
さらに、お金をもらって医薬産業の利益に貢献する研究者も増えています。
数年前の新型インフルエンザの登場の時に、WHOの二人の委員までワクチン企業の利益のために働き、パンデミック・レベルを二段階も上げさせたのです。それで日本政府はあわてて、ほかの国のことを考えずに世界のワクチンと薬を買い占めたのです。そのつけがヒブ、肺炎球菌、ヒトパピローマなどのワクチンの有効性と副反応の検証もせずに、買い上げにつながりました。誰が責任を取ったのでしょうか。
それでWHOも、アメリカのFDA、CDCすら信頼できなくなりました。アメリカはオバマの民間保険による皆保険によって、医療が崩壊していますし、医師の自殺が増えています。(「沈みゆく大国アメリカ」の続編に書かれています)
もちろん、日本の予防接種専門家と称する人々も、ワクチン企業との利益相反(研究費などの供与をうけているか)があることも問題になっています。予防接種の認定も、副反応の審査も、みな同じ人が入っていたり、利益相反で議決に参加できない人もいたりしています。ワクチンの製造の研究をして企業に貢献している人が、その認定をしたり、副反応の審査をするのはおかしいと思うのです。
30年前、私は「現代医療批判」を某書に書きました。その時はまだ、目指す方向が分かりませんでした。その時出会ったのが故中山茂先生(元神奈川大教授、科学史家)でした。そのグループの研究会に出させて頂き、多くのことを学びました。現代医療の「特定病因説」が誤りであることや、歴史から病気が消されていること、そして多くの科学史家や医学史家の著作に触れることができ、これからの医療をどのように作り上げていくべきかを考えさせられました。
その中で学んだ、ヒポクラテスの復興を提唱したアメリカの元ロックフェラー大学環境医学教授で同大学の結核研究所所長であり、1971年の国連の人間環境会議の助言者委員会の共同委員長であった故ルネ・デュボスの医学医療を継承すべく研鑽してきました。その理論の延長線上に、この本があります。デュボスは、結核の専門家で「白い疫病」という本を書いていますが、BCGには、「使わないで結核性髄膜炎を無くした国や州がある」と批判的です。
その意味で、現代医療の中で、現代医療を批判しつつ、予防接種批判を書いたものです。
ワクチンをしないのは子どもへの虐待だなどという人に対抗して、この本を見せてあげてください。
「あとがき」に書きましたのは、このブログにも載せたものを書き直したものですが、はっきり言うと、現代の日本の無差別殺人や親殺し、きょうだい殺しなどや、子どもへの虐待の連鎖、絶えないレイプ、社会的弱者への攻撃などを止めようとするものです。それは、胎児期からの教育の問題です。そこから始めないと間に合わないのです。
幸せな生活をし、幸せな時に子どもを産んでください。幸せは、「男はつらいよ」の寅さんの幸せです。今は山田洋次監督の作品に見ることができるくらいでしょうか。
私は、悪いくせで、いろいろなことを言いたくて、一つのことにしぼれずに、皆さんを惑わせてしまいます。
とりあえず、子どもの生きていく環境と生き方で、ワクチンを選択してください。そして病気をさせない育児をしてください。前にいた吹上共立診療所では、患者さんが病気にならなくなり、次々と新しい患者さんを増やさないと経営が成り立たず苦労しました。小児科医の子どもに病気が少ないのは、育て方にあるのです。それを参考にしてください。