新型コロナウイルスへの対処法
中国発の新型コロナウイルス感染症の話(第三報)
さてこんなに流行し始めているのに、どうしたらよいか。
それは世界の感染症専門家たちが思い違いをしているのです。ワクチンで感染症を制圧できると言う幻想を持っているのです。
思い違いのコロナウイルス対策(第三報)
新型コロナウイルスにどう対処するか 2020.2.21.
☆感染を防ぐことはできません。
その理由:
1)人へのウイルスの感染経路は、あくまで気道の感染からです。鼻と口からです。
そこへ入るのは、飛沫感染と口からの経口感染です。
接触した手からの感染は、口からですから、飲食時の手洗いをすれば十分です。手の皮膚からは、皮膚の防御システムが働かない傷や湿疹、皮膚炎ができている所だけです。それも手袋をすれば防げます。
最大の感染経路は、鼻や口からの呼吸で吸い込むことです。0.1~0.15ミクロンですから、普通のマスクでは防げません。毒ガスを防ぐ防毒マスクなら防げます。医療用のN95マスクで防げるという確証を私は持ち合わせていません。
スギ花粉は20~40ミクロンです。だから花粉症マスクでも防げません。
マスクは、かかった人が大量にまき散らさないためのエチケットマスクです。予防にはならないので、欧米ではしません。2009年のメキシコ発の新型インフルエンザ騒ぎの時に、メキシコでは誰もマスクをしていなかったのです。
2)ウイルスは、口からの飛沫で細かい粒子に乗って、空気の流れによって漂っていきます。離れればうつらないとか、接触するからうつると言うのは思い違いです。
ウイルスは直射日光に弱いですから、晴れた日は1メートル以上離れればうつりません。
でも室内や、曇った日は1キロメートル以上飛んでいくと言うことが科学史の中で判っています。エアコンで運ばれることもあります。だから船内にいる方が感染しやすいのだと思いますが。昔小児病棟で麻疹が発生した時には、入院を止めて、入院患者さんはできるだけ退院させて自宅で過ごさせ、21日間待ってから入院を開始したのですが、たまに21日目に発病した子がいました。その頃には麻疹生ワクチンがあったと思うのですが、発病した子が出た当日にワクチンを接種すれば間に合うなどということを知りませんでした。
だから潜伏期間は最大21日です。
3)環境工学の研究所の研究では、タクシーの車内で咳をしたら、エアコンの気流に乗って車内全体に広がります。同様に室内にいたら、部屋全体にウイルスの微粒子が蔓延します。
一番感染しやすい麻疹の場合に、昔、アメリカの小児科クリニック(もちろん小児科専門医)で、患者さんが麻疹と診断されました。それでその場に居たすべての人の麻疹の罹患歴とワクチン歴を調査し、かかっていない人にはすぐワクチンを接種して帰しました。それで診療を中断し、部屋を全開放し、空気を入れ替えるようにして、一時間後に診療を再開しました。しかしその後の来院者に麻疹の患者さんが出てしまったと言う報告がありました。
インフルエンザの場合も、室内では一人が咳をしてウイルスをばらまけば、部屋全体に広がります。
新生児室や未熟児室の感染予防に関わったことがありますが、外気を取り入れて、室内を一方向、通常は横に流れるようにし、しかも吸い出し口から陰圧をかけて、空気を流していました。落下細菌を防ぎ常に新しい空気に入れ替えるためです。それだけしていても、新生児に医療従事者の病気が感染する例がなくなりません。
ですから、同室に居たり、同じ車内、同じ船内にいたら、うつるのは当たり前です。隔離しても空気を隔離できなければ防げません。エアコンの風でも運ばれます。
だから接触したかどうかを調べても意味がありません。
でもインフルエンザや、風疹がクラスで流行していてもかからない子どもや教師がいるのもよくあることです。
☆ではどうしたら感染を防げるか。
でもかかる人とかからない人がいるのは、個人の免疫システムが働いているか、働いていないかによって決まります。ウイルスを吸い込んでもその人の免疫システムが働いていれば、感染しないか、しても発病しないのです。(第一報記載の2009年新型インフルエンザ流行時の最初の集団感染した学校の報告を参照して下さい)
それは、人は一人ひとり違うのです。その人の健康状態、特に免疫システムの働きが正常に働いているかで決まります。免疫状態を低下させる最大の原因は、ストレスです。がまんさせたり、嫌がることを強制したりすることも、よくありません。
自分の思い通りに生きていると、病気にかからないか、かかっても軽く済みます。だからほとんどインフルエンザにかからない人は、コロナウイルスに感染することはないか、かかっても軽く済むことが多いと思います。ただし過信して無理をしたり、睡眠時間を減らしたりしてはいけません。自然免疫を働かせていればよいのです。
☆感染の仕組みはどうか。
人の自然免疫は、まず侵入経路の鼻やのどの粘膜細胞の細胞免疫によります。細胞免疫が働けば、細菌やウイルスをそこで侵入を阻止します。侵入されても細胞内の闘いで勝てば、そこで止まります。細菌の場合には、白血球が細菌を喰って死んだものがうみ(膿)です。ウイルスの場合は違います。ウイルスは細胞内でないと繁殖できません。細胞内に入って繁殖できるかどうかで決まります。そこの闘いで細胞側が勝てばそれで終わります。
そこで負けると細胞内でウイルスが繁殖して、細胞を破壊して周囲の細胞に入り込み、同じことを繰り返します。粘膜細胞での闘いで勝てば抗体もできずに感染を防ぐことができます。そこを突破されると、血液中に入ります。血液に入るとリンパ球(T細胞とB細胞)が活動して闘います。リンパ球が直接ウイルスと闘ったり、抗体を作り、抗体がウイルスと結合してその働きを阻止します。(人には1億の抗体を作る働きを持っていることを利根川進さんが証明しました。)そこで抗体を作るスピードが間に合えば無症状です。少し遅れると、軽症で済みます。間に合わずに、血液中でウイルスが繁殖してしまうと本格的に発病します。
既に抗体を持っている場合は、獲得免疫と言って以前に感染したか、ワクチンによって抗体を作った経験があり、免疫学的記憶が残っていて、抗体価が低くても速やか抗体を作ることができ、発病を阻止できるか、間に合わずに発病しても軽く済むのです。
新型の場合にはそれは期待できません。しかし、ほとんどすべての5歳以上の人は、在来型のコロナウイルスに感染していますから、その抗体を持っています。それで近縁のウイルスなら交叉免疫で抗体を作りやすいと思いますが、それについての確証はありません。でもなぜサーズの時も、今回の新型コロナウイルスでも子どもはほとんど発病しないし、ウイルスを検査しても陰性の子がいることを説明できません。ウイルスは粘膜細胞内に入り込めないと繁殖できないし、繁殖しないと検査に引っかからないのです。
☆検査では偽陰性のこともあります。
検査万能ではありません。インフルエンザの検査でも、発病後8時間程度過ぎないと陽性に出る確率が低いようです。それだけ活発にウイルスが繁殖している必要があるようです。
しかもインフルエンザは主に上気道で繁殖しますから、鼻やのどの粘膜でのウイルスを検査しています。
しかしコロナウイルスは一般に下気道を中心に感染を起こすので、気管・気管支・肺への感染を起こしやすく、それで肺炎が多いのです。その検査を鼻やのどの上気道の検査で代用していますから、偽陰性が出ることも多いと思います。だから何度も検査されたりします。
一度の検査で陰性でもあてにならないのです。PCR法はウイルスのゲノムの検査ですから、大量にはできません。しかもウイルスをしっかりつかまえないと正確に出ません。血液中の抗体の検査よりも難しく、手間のかかる検査です。
検査すれば判ると思うのは幻想です。だから中国のように臨床診断として胸部X線やCTでの肺炎像を使うことも大量にさばくために考えられたのです。でもそれでは診断漏れが多くなります。
一般の診療所や中小の病院では検査できないかもしれません。数少ない検査の枠を、国の対策に使っているからです。
☆免疫の働きを活性化するためには、どうしたらよいか。
のびのび生きることです。今までインフルエンザにかかっていない人は、それができているからかからないのですから、今まで通りにして下さい。
持病があっても、一病息災でインフルエンザにかかっていなければ、その人も大丈夫です。
多くの開業医はインフルエンザの患者さんを多数診察しても、かかる人は僅かです。医師は自分の健康管理をしっかりしているからで、勤務医がかかるのは過重労働からです。
子どもが3歳過ぎると病気をしなくなるのは、自己主張が強くなるからで、病気をしなくなる代わりに、親の言うことを聞かなくなります。親の言うことを聞くような良い子は、病気になります。過保護や過干渉は、子どもを病気にします。
毎年インフルエンザにかかる人は、睡眠時間、体調管理に気を付けないとかかってしまうでしょう。ストレスも免疫システムの働きを低下させます。
☆結論は、あなた自身が防ぐしかありません。
あなたの健康を自分で守るしかありません。体調管理をすることが最大の課題です。医者が滅多にインフルエンザにかからないのもそこにあります。
インフルエンザの診断での死亡者が、日本で2018年だけで3325人もいました。
多くは高齢者ですが、子どものインフルエンザ脳症も223人も出ています。
ですからすべての感染者の死亡を無くすことはできません。
インフルエンザ脳症の原因は、解熱剤です。解熱剤を感染症に使うことは無謀です。解熱鎮痛剤は、遠くはアスピリンとアセトアミノフェンをインフルエンザと水痘に使うとライ症候群になることが判っています。また、昔から解熱剤を麻疹に使うと内攻すると言われてきましたが、最近は忘れられています。麻疹脳炎は解熱剤で多発しています。
世界では、多くの国が解熱剤としてはアスピリンとアセトアミノフェンだけだったので、解熱剤を使わなくなりました。日本では多くの薬が解熱剤として使われていたので、他の薬は大丈夫と思われています。
しかし、解熱する仕組みは、免疫の仕組みを止めるから熱が下がるのです。ですからすべての感染症に使ってはいけないことなのです。対症療法という治療法は、本来はあり得ないことなのです。その理由は1990年頃にまず発熱の仕組みが解明されました。そうしたら、熱を上げることによって細菌やウイルスなどと闘い、繁殖を防いでいたのです。その後、咳も鼻水も、目やにや垢も、体の防御反応だったのです。
痛みも、体の自分への注意ないし警告信号で、痛みで知らせていたのです。痛くなることをしないでと言っているのです。だから痛みを薬などで止めずに、痛くないようにすることが最上ですが、難しいので薬や鍼で痛みを止めてもよいです。
対症療法は、本来はすべきではないのですが、せいぜい和らげる程度にすべきですし、熱だけは下げてはいけません。欧米では発熱時に薬を使わないで熱を下げる目的での微温湯浴もしなくなりました。免疫システムを止めているのですから。
中国発の新型コロナウイルス感染症の話(第三報)
さてこんなに流行し始めているのに、どうしたらよいか。
それは世界の感染症専門家たちが思い違いをしているのです。ワクチンで感染症を制圧できると言う幻想を持っているのです。
思い違いのコロナウイルス対策(第三報)
新型コロナウイルスにどう対処するか 2020.2.21.
☆感染を防ぐことはできません。
その理由:
1)人へのウイルスの感染経路は、あくまで気道の感染からです。鼻と口からです。
そこへ入るのは、飛沫感染と口からの経口感染です。
接触した手からの感染は、口からですから、飲食時の手洗いをすれば十分です。手の皮膚からは、皮膚の防御システムが働かない傷や湿疹、皮膚炎ができている所だけです。それも手袋をすれば防げます。
最大の感染経路は、鼻や口からの呼吸で吸い込むことです。0.1~0.15ミクロンですから、普通のマスクでは防げません。毒ガスを防ぐ防毒マスクなら防げます。医療用のN95マスクで防げるという確証を私は持ち合わせていません。
スギ花粉は20~40ミクロンです。だから花粉症マスクでも防げません。
マスクは、かかった人が大量にまき散らさないためのエチケットマスクです。予防にはならないので、欧米ではしません。2009年のメキシコ発の新型インフルエンザ騒ぎの時に、メキシコでは誰もマスクをしていなかったのです。
2)ウイルスは、口からの飛沫で細かい粒子に乗って、空気の流れによって漂っていきます。離れればうつらないとか、接触するからうつると言うのは思い違いです。
ウイルスは直射日光に弱いですから、晴れた日は1メートル以上離れればうつりません。
でも室内や、曇った日は1キロメートル以上飛んでいくと言うことが科学史の中で判っています。エアコンで運ばれることもあります。だから船内にいる方が感染しやすいのだと思いますが。昔小児病棟で麻疹が発生した時には、入院を止めて、入院患者さんはできるだけ退院させて自宅で過ごさせ、21日間待ってから入院を開始したのですが、たまに21日目に発病した子がいました。その頃には麻疹生ワクチンがあったと思うのですが、発病した子が出た当日にワクチンを接種すれば間に合うなどということを知りませんでした。
だから潜伏期間は最大21日です。
3)環境工学の研究所の研究では、タクシーの車内で咳をしたら、エアコンの気流に乗って車内全体に広がります。同様に室内にいたら、部屋全体にウイルスの微粒子が蔓延します。
一番感染しやすい麻疹の場合に、昔、アメリカの小児科クリニック(もちろん小児科専門医)で、患者さんが麻疹と診断されました。それでその場に居たすべての人の麻疹の罹患歴とワクチン歴を調査し、かかっていない人にはすぐワクチンを接種して帰しました。それで診療を中断し、部屋を全開放し、空気を入れ替えるようにして、一時間後に診療を再開しました。しかしその後の来院者に麻疹の患者さんが出てしまったと言う報告がありました。
インフルエンザの場合も、室内では一人が咳をしてウイルスをばらまけば、部屋全体に広がります。
新生児室や未熟児室の感染予防に関わったことがありますが、外気を取り入れて、室内を一方向、通常は横に流れるようにし、しかも吸い出し口から陰圧をかけて、空気を流していました。落下細菌を防ぎ常に新しい空気に入れ替えるためです。それだけしていても、新生児に医療従事者の病気が感染する例がなくなりません。
ですから、同室に居たり、同じ車内、同じ船内にいたら、うつるのは当たり前です。隔離しても空気を隔離できなければ防げません。エアコンの風でも運ばれます。
だから接触したかどうかを調べても意味がありません。
でもインフルエンザや、風疹がクラスで流行していてもかからない子どもや教師がいるのもよくあることです。
☆ではどうしたら感染を防げるか。
でもかかる人とかからない人がいるのは、個人の免疫システムが働いているか、働いていないかによって決まります。ウイルスを吸い込んでもその人の免疫システムが働いていれば、感染しないか、しても発病しないのです。(第一報記載の2009年新型インフルエンザ流行時の最初の集団感染した学校の報告を参照して下さい)
それは、人は一人ひとり違うのです。その人の健康状態、特に免疫システムの働きが正常に働いているかで決まります。免疫状態を低下させる最大の原因は、ストレスです。がまんさせたり、嫌がることを強制したりすることも、よくありません。
自分の思い通りに生きていると、病気にかからないか、かかっても軽く済みます。だからほとんどインフルエンザにかからない人は、コロナウイルスに感染することはないか、かかっても軽く済むことが多いと思います。ただし過信して無理をしたり、睡眠時間を減らしたりしてはいけません。自然免疫を働かせていればよいのです。
☆感染の仕組みはどうか。
人の自然免疫は、まず侵入経路の鼻やのどの粘膜細胞の細胞免疫によります。細胞免疫が働けば、細菌やウイルスをそこで侵入を阻止します。侵入されても細胞内の闘いで勝てば、そこで止まります。細菌の場合には、白血球が細菌を喰って死んだものがうみ(膿)です。ウイルスの場合は違います。ウイルスは細胞内でないと繁殖できません。細胞内に入って繁殖できるかどうかで決まります。そこの闘いで細胞側が勝てばそれで終わります。
そこで負けると細胞内でウイルスが繁殖して、細胞を破壊して周囲の細胞に入り込み、同じことを繰り返します。粘膜細胞での闘いで勝てば抗体もできずに感染を防ぐことができます。そこを突破されると、血液中に入ります。血液に入るとリンパ球(T細胞とB細胞)が活動して闘います。リンパ球が直接ウイルスと闘ったり、抗体を作り、抗体がウイルスと結合してその働きを阻止します。(人には1億の抗体を作る働きを持っていることを利根川進さんが証明しました。)そこで抗体を作るスピードが間に合えば無症状です。少し遅れると、軽症で済みます。間に合わずに、血液中でウイルスが繁殖してしまうと本格的に発病します。
既に抗体を持っている場合は、獲得免疫と言って以前に感染したか、ワクチンによって抗体を作った経験があり、免疫学的記憶が残っていて、抗体価が低くても速やか抗体を作ることができ、発病を阻止できるか、間に合わずに発病しても軽く済むのです。
新型の場合にはそれは期待できません。しかし、ほとんどすべての5歳以上の人は、在来型のコロナウイルスに感染していますから、その抗体を持っています。それで近縁のウイルスなら交叉免疫で抗体を作りやすいと思いますが、それについての確証はありません。でもなぜサーズの時も、今回の新型コロナウイルスでも子どもはほとんど発病しないし、ウイルスを検査しても陰性の子がいることを説明できません。ウイルスは粘膜細胞内に入り込めないと繁殖できないし、繁殖しないと検査に引っかからないのです。
☆検査では偽陰性のこともあります。
検査万能ではありません。インフルエンザの検査でも、発病後8時間程度過ぎないと陽性に出る確率が低いようです。それだけ活発にウイルスが繁殖している必要があるようです。
しかもインフルエンザは主に上気道で繁殖しますから、鼻やのどの粘膜でのウイルスを検査しています。
しかしコロナウイルスは一般に下気道を中心に感染を起こすので、気管・気管支・肺への感染を起こしやすく、それで肺炎が多いのです。その検査を鼻やのどの上気道の検査で代用していますから、偽陰性が出ることも多いと思います。だから何度も検査されたりします。
一度の検査で陰性でもあてにならないのです。PCR法はウイルスのゲノムの検査ですから、大量にはできません。しかもウイルスをしっかりつかまえないと正確に出ません。血液中の抗体の検査よりも難しく、手間のかかる検査です。
検査すれば判ると思うのは幻想です。だから中国のように臨床診断として胸部X線やCTでの肺炎像を使うことも大量にさばくために考えられたのです。でもそれでは診断漏れが多くなります。
一般の診療所や中小の病院では検査できないかもしれません。数少ない検査の枠を、国の対策に使っているからです。
☆免疫の働きを活性化するためには、どうしたらよいか。
のびのび生きることです。今までインフルエンザにかかっていない人は、それができているからかからないのですから、今まで通りにして下さい。
持病があっても、一病息災でインフルエンザにかかっていなければ、その人も大丈夫です。
多くの開業医はインフルエンザの患者さんを多数診察しても、かかる人は僅かです。医師は自分の健康管理をしっかりしているからで、勤務医がかかるのは過重労働からです。
子どもが3歳過ぎると病気をしなくなるのは、自己主張が強くなるからで、病気をしなくなる代わりに、親の言うことを聞かなくなります。親の言うことを聞くような良い子は、病気になります。過保護や過干渉は、子どもを病気にします。
毎年インフルエンザにかかる人は、睡眠時間、体調管理に気を付けないとかかってしまうでしょう。ストレスも免疫システムの働きを低下させます。
☆結論は、あなた自身が防ぐしかありません。
あなたの健康を自分で守るしかありません。体調管理をすることが最大の課題です。医者が滅多にインフルエンザにかからないのもそこにあります。
インフルエンザの診断での死亡者が、日本で2018年だけで3325人もいました。
多くは高齢者ですが、子どものインフルエンザ脳症も223人も出ています。
ですからすべての感染者の死亡を無くすことはできません。
インフルエンザ脳症の原因は、解熱剤です。解熱剤を感染症に使うことは無謀です。解熱鎮痛剤は、遠くはアスピリンとアセトアミノフェンをインフルエンザと水痘に使うとライ症候群になることが判っています。また、昔から解熱剤を麻疹に使うと内攻すると言われてきましたが、最近は忘れられています。麻疹脳炎は解熱剤で多発しています。
世界では、多くの国が解熱剤としてはアスピリンとアセトアミノフェンだけだったので、解熱剤を使わなくなりました。日本では多くの薬が解熱剤として使われていたので、他の薬は大丈夫と思われています。
しかし、解熱する仕組みは、免疫の仕組みを止めるから熱が下がるのです。ですからすべての感染症に使ってはいけないことなのです。対症療法という治療法は、本来はあり得ないことなのです。その理由は1990年頃にまず発熱の仕組みが解明されました。そうしたら、熱を上げることによって細菌やウイルスなどと闘い、繁殖を防いでいたのです。その後、咳も鼻水も、目やにや垢も、体の防御反応だったのです。
痛みも、体の自分への注意ないし警告信号で、痛みで知らせていたのです。痛くなることをしないでと言っているのです。だから痛みを薬などで止めずに、痛くないようにすることが最上ですが、難しいので薬や鍼で痛みを止めてもよいです。
対症療法は、本来はすべきではないのですが、せいぜい和らげる程度にすべきですし、熱だけは下げてはいけません。欧米では発熱時に薬を使わないで熱を下げる目的での微温湯浴もしなくなりました。免疫システムを止めているのですから。