東京電力は東北で原発を稼働しないで、東京湾に原発を持って行け! との声も聞くが
なぜ関東で使用する電気を福島に原発を作ったのか 某雑誌に依ると戦後の経済が大いに関係している。
東北の海岸から広がる地方は農業以外産業が無く、戦後の経済成長に取り残された
例えば、福島第一原発が設置されている大熊町は、1954年大野町と熊町が合併して出来たが、
当初から深刻な財源不足だったにも関わらず、道路建設、公営住宅建設、学校増築で
益々財政難となり、大工場、事業所、の誘致も至難だったから、
巨額の「電源3法交付金」と呼ばれるカネが落ちる原発誘致を1961年町議会が決議
1967年福島第一原発4基が大熊町、2基が双葉町で建設され71~79年に営業運転
大熊町は4基の原発に依り、固定資産税、電源交付金等の原発由来財源で潤い
文化センター、スポーツセンター、等の建設を進めた。
一方双葉町は原発が2基だから、借金で道路建設等をしたが、財政破綻寸前まで行き
もっと原発由来財源が必要となり、さらに原発2基の増設誘致を1991年の議会で可決
しかし、東京電力も電力需要の停滞等で現在まで結論を出していなかったが、
昨日の新聞では、増設中止の結論を出したようです。
先の原発事故により廃炉が決まれば、電源交付金はゼロに、固定資産税は構造物は有るが
内部の設備が更新されないから、税額は減少して、財政破綻が目前です。
原発建設は様々な事情、利権があり、一概に政府、電力会社の一方的な決定では無い、
しかし、事故に付いては全く別で、政府、東電の責任で処理をして、
国民には負担を掛けないでもらいたい。
全く別の話題だが
「福島県 浜通り」 テレビの地震情報でよく出る地名だが、何処かと思ったら
福島県の南相馬市、浪江町、双葉町、大野町、富岡町、楢葉町、の町が並ぶ 「原発銀座」でした。
(双葉町、東京電力第一原子力発電所 原発2基設置)
(大野町、東京電力第一原子力発電所 原発4基設置)
(富岡町、楢葉町、東京電力第二原子力発電所 原発4基設置)
「福島県 浜通り」=「原発銀座」の地震情報には要注意!!