stay homeのゴールデンウィークが終わりました~
感染者数も減ってきて、街中にマスクや消毒薬もお見掛けするようになり、ついつい気持ちが緩んでしまいそうです
着付け技術ブログの完成を目指して、着付け→撮影→着付け→撮影→ブログ書き→不足部分着付け→撮影→ブログ追加→確認と1日があっという間
意外と手間がかかるので、途中で気持ちが折れそうになりましたが、友人や仕事先の方から
「楽しみにしてるよ~」
とのエールがあり、エネルギー充電
朝ドラではありませんが「エール」って力になりますね
今回の内容は、いよいよ「帯編」になります
帯もポイントが多いので、2回に分けて書かせていただきたいと思っています
帯結びで1番大事なのは、もちろん緩くならない事です
当然ながら、帯が緩いと下がってきてしまいます
下がらないように結ぶには、要所要所でしっかり帯を引きながら進める事が大切です
1周目から背中でしっかり締めます
締めた後は緩まないようにクリップで留めておきましょう
2周目は上線と下線の両方が緩まないように力を入れながら回します
自装の場合は、下線を意識してしっかり引きながら帯を回すと良いですね。
下線が締まっていないと見栄えが良くない上、帯が下がる原因になります
下線がなかなか上手く締まらない場合は、後ろから右手で下線を押して緩みをとってあげるとよいですよ
帯が緩まないように2周したら、背中でもう一度しっかり締めます
帯の上線で、交差した部分を左右に平行気味にしっかり引いてあげましょう
帯が動いて「キュッ」と締まる感じがあればOKです
締め終わったら結ぶか、結ばない場合は折り上げておきましょう
そして、とても重要なのが帯の高さになります
一般的に帯の高さは振袖は高め、それ以外のお着物は低めにする必要があります。
帯の高さが合わないとちぐはぐな印象になってしまうので気をつけたいですね
同じお着物でも帯の高さが違うとかなり雰囲気が変わります
帯が高いと若々しい印象、帯が低いと落ち着いた印象になっていますね
帯をしっかり締めた後、次にポイントになるのが、
形
大きさ
バランス
帯には留袖や訪問着などに合う「お太鼓結び」と振袖に合う「変わり結び」があります
華やかさや可愛らしさをご希望のお若いお客様の中には、留袖や訪問着でも変わり結びを結ばれる方はいらっしゃいます
ただ、礼装のお着物での変わり結びは少しカジュアルな雰囲気になりますので、留袖の第一礼装の時などは「お太鼓結び」を合わせます
一方、振袖の変わり結びは大昔は「文庫」「ふくら雀」「立て矢」などシンプルな結び方が主流でしたが、現在は無限に色々な結び方があります
帯の硬さや長さ、お着物の雰囲気、お客様のお好みでどのような帯結びにするか判断されると良いですね
今回は、最もベーシックな「お太鼓結び」に絞って書かせていただきます
お太鼓はとってもシンプルな形であるからこそ、かえって粗が見えやすく誤魔化しがきかない結び方です
また、大きさやバランスで仕上がりのイメージが大きく変わってくるので、お客様にあった結び方をする必要があります。
お太鼓の結び方で大切なのポイントは3つ
帯幅
お太鼓の大きさ
たれの長さ
帯幅、お太鼓の大きさ、たれの長さに目安はありますが、絶対値はありません
目安の幅も広いので、体形に合わせて自分で判断しお太鼓を作る必要があります
ちなみに、それぞれの目安は・・・・
帯幅は15cm-20cm
お太鼓は30cm(正方形)~ やや縦長
たれの長さは7cm-10cm
(帯幅)
帯幅は15-20cmになっていますが、15cmは名古屋帯やとても小柄な体形の場合、19-20cmは振袖で帯揚げが「いりく」の場合や粋に着たい時などかなり限定的です
となると、16-18cmが一般的な帯幅と考えて良いと思います。
帯幅を比較すると、狭いとすっきり若々しい印象、広いとエレガントで落ち着いた印象になっています。
全体的なバランスを考えると、小柄な方は15-16cm、高身長の方は17-18cm位を目安にするとよさそうですね
(身長156cm前後の場合)
(身長170cm前後の場合)
(お太鼓の大きさ)
お太鼓も同様で、体形によって大きさを考えます
一般的には正方形と言われていますが、高身長の方が正方形のお太鼓だと、やや寂しい印象になってしまいます
せっかくの綺麗な帯柄も見せたいので、身長によってはお太鼓は少し大きめがよいかもしれません
(身長156cm前後の場合)
(身長170cm前後の場合)
(たれの長さ)
お太鼓のたれの長さは7-10cm位が目安になっています
ただ10cmはかなり長い印象になってしまうので、7-9cmくらいがバランス的には良いかな・・と思います。
体型やお太鼓の大きさからバランスを見て長さを考えます
たれが短いとすっきりした印象、たれが長いと存在感のある印象になっていますね。
たまに「お太鼓は大きく作ってください」と頼まれることもありますので、そういう時には長めにつくると良いかもしれません
(身長156cm前後の場合)
(身長170cm前後の場合)
着付けながら、定規で
「何センチ~」
と測る事はなかなか面倒なので、人差し指を使用すると便利です
大体、6cm~8cm位の方が多いと思います。
一度、自分の人差し指の長さを測って、長さを決める時の目安にするとよいかもしれませんね
こういっては何ですが、お太鼓全体の印象は「お好み」なんです
「大きなお太鼓が好き」「長いたれが好き」「足長にしたいから帯は高め」「帯幅は広めがいい」・・・・
なんて、お客様のご要望をいただく事もあります
一方で、お着物に詳しくないお客様もたくさんいらっしゃいますので、個々の体型や雰囲気にあったベストバランスを考えなければなりません。
ただ、黒留袖や年配のお客様に帯を高い位置に結んだり、逆にお振袖のお嬢様に低い位置に帯を結ぶのはNGです
また、小柄な方に広い帯幅・大きなお太鼓、高身長な方に狭い帯幅・小さなお太鼓も全体のバランスが悪くなってしまいます。
守らなければいけないバランスについて、しっかり把握しておく事が大事だと思います
次回は ~帯 後編~に続きます。
内容はお太鼓を綺麗に結ぶポイントの予定です
花*小紋のインスタグラムは → こちら
素敵なお着物姿がいっぱいです
感染者数も減ってきて、街中にマスクや消毒薬もお見掛けするようになり、ついつい気持ちが緩んでしまいそうです
着付け技術ブログの完成を目指して、着付け→撮影→着付け→撮影→ブログ書き→不足部分着付け→撮影→ブログ追加→確認と1日があっという間
意外と手間がかかるので、途中で気持ちが折れそうになりましたが、友人や仕事先の方から
「楽しみにしてるよ~」
とのエールがあり、エネルギー充電
朝ドラではありませんが「エール」って力になりますね
今回の内容は、いよいよ「帯編」になります
帯もポイントが多いので、2回に分けて書かせていただきたいと思っています
帯結びで1番大事なのは、もちろん緩くならない事です
当然ながら、帯が緩いと下がってきてしまいます
下がらないように結ぶには、要所要所でしっかり帯を引きながら進める事が大切です
1周目から背中でしっかり締めます
締めた後は緩まないようにクリップで留めておきましょう
2周目は上線と下線の両方が緩まないように力を入れながら回します
自装の場合は、下線を意識してしっかり引きながら帯を回すと良いですね。
下線が締まっていないと見栄えが良くない上、帯が下がる原因になります
下線がなかなか上手く締まらない場合は、後ろから右手で下線を押して緩みをとってあげるとよいですよ
帯が緩まないように2周したら、背中でもう一度しっかり締めます
帯の上線で、交差した部分を左右に平行気味にしっかり引いてあげましょう
帯が動いて「キュッ」と締まる感じがあればOKです
締め終わったら結ぶか、結ばない場合は折り上げておきましょう
そして、とても重要なのが帯の高さになります
一般的に帯の高さは振袖は高め、それ以外のお着物は低めにする必要があります。
帯の高さが合わないとちぐはぐな印象になってしまうので気をつけたいですね
同じお着物でも帯の高さが違うとかなり雰囲気が変わります
帯が高いと若々しい印象、帯が低いと落ち着いた印象になっていますね
帯をしっかり締めた後、次にポイントになるのが、
形
大きさ
バランス
帯には留袖や訪問着などに合う「お太鼓結び」と振袖に合う「変わり結び」があります
華やかさや可愛らしさをご希望のお若いお客様の中には、留袖や訪問着でも変わり結びを結ばれる方はいらっしゃいます
ただ、礼装のお着物での変わり結びは少しカジュアルな雰囲気になりますので、留袖の第一礼装の時などは「お太鼓結び」を合わせます
一方、振袖の変わり結びは大昔は「文庫」「ふくら雀」「立て矢」などシンプルな結び方が主流でしたが、現在は無限に色々な結び方があります
帯の硬さや長さ、お着物の雰囲気、お客様のお好みでどのような帯結びにするか判断されると良いですね
今回は、最もベーシックな「お太鼓結び」に絞って書かせていただきます
お太鼓はとってもシンプルな形であるからこそ、かえって粗が見えやすく誤魔化しがきかない結び方です
また、大きさやバランスで仕上がりのイメージが大きく変わってくるので、お客様にあった結び方をする必要があります。
お太鼓の結び方で大切なのポイントは3つ
帯幅
お太鼓の大きさ
たれの長さ
帯幅、お太鼓の大きさ、たれの長さに目安はありますが、絶対値はありません
目安の幅も広いので、体形に合わせて自分で判断しお太鼓を作る必要があります
ちなみに、それぞれの目安は・・・・
帯幅は15cm-20cm
お太鼓は30cm(正方形)~ やや縦長
たれの長さは7cm-10cm
(帯幅)
帯幅は15-20cmになっていますが、15cmは名古屋帯やとても小柄な体形の場合、19-20cmは振袖で帯揚げが「いりく」の場合や粋に着たい時などかなり限定的です
となると、16-18cmが一般的な帯幅と考えて良いと思います。
帯幅を比較すると、狭いとすっきり若々しい印象、広いとエレガントで落ち着いた印象になっています。
全体的なバランスを考えると、小柄な方は15-16cm、高身長の方は17-18cm位を目安にするとよさそうですね
(身長156cm前後の場合)
(身長170cm前後の場合)
(お太鼓の大きさ)
お太鼓も同様で、体形によって大きさを考えます
一般的には正方形と言われていますが、高身長の方が正方形のお太鼓だと、やや寂しい印象になってしまいます
せっかくの綺麗な帯柄も見せたいので、身長によってはお太鼓は少し大きめがよいかもしれません
(身長156cm前後の場合)
(身長170cm前後の場合)
(たれの長さ)
お太鼓のたれの長さは7-10cm位が目安になっています
ただ10cmはかなり長い印象になってしまうので、7-9cmくらいがバランス的には良いかな・・と思います。
体型やお太鼓の大きさからバランスを見て長さを考えます
たれが短いとすっきりした印象、たれが長いと存在感のある印象になっていますね。
たまに「お太鼓は大きく作ってください」と頼まれることもありますので、そういう時には長めにつくると良いかもしれません
(身長156cm前後の場合)
(身長170cm前後の場合)
着付けながら、定規で
「何センチ~」
と測る事はなかなか面倒なので、人差し指を使用すると便利です
大体、6cm~8cm位の方が多いと思います。
一度、自分の人差し指の長さを測って、長さを決める時の目安にするとよいかもしれませんね
こういっては何ですが、お太鼓全体の印象は「お好み」なんです
「大きなお太鼓が好き」「長いたれが好き」「足長にしたいから帯は高め」「帯幅は広めがいい」・・・・
なんて、お客様のご要望をいただく事もあります
一方で、お着物に詳しくないお客様もたくさんいらっしゃいますので、個々の体型や雰囲気にあったベストバランスを考えなければなりません。
ただ、黒留袖や年配のお客様に帯を高い位置に結んだり、逆にお振袖のお嬢様に低い位置に帯を結ぶのはNGです
また、小柄な方に広い帯幅・大きなお太鼓、高身長な方に狭い帯幅・小さなお太鼓も全体のバランスが悪くなってしまいます。
守らなければいけないバランスについて、しっかり把握しておく事が大事だと思います
次回は ~帯 後編~に続きます。
内容はお太鼓を綺麗に結ぶポイントの予定です
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