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廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
左下のお好きなカテゴリー(1~16)毎にどうぞ!

やっぱり裏部屋は落ち着く。

2006-11-04 21:22:06 | 8.裏部屋「the強制の里」

今日はこぢんまりと4人で前夜祭。
明日から開催の「カリフォルニアアートコネクション」展示準備
無事終了!に乾杯。
KAZUさんが作家さんからいただいた高級なお酒が有る!との情報に、
期待満々の私。な~んと、期待以上のこのメニュー!!

し、しらこがっっ!!
白子ちゃん が用意されてありビックリ感激。

八海山と白子の夜。

2006-11-04 21:19:50 | 8.裏部屋「the強制の里」

さすがえつこセンセー!!
「○○○○(活きのいい鮮魚がある激安スーパー)で安かったから~、日本酒だし。」と、
まったく飲めないえつこセンセーですが肴のチョイスは抜かり有りません。
しかも下処理もカ・ン・ペ・キ!
当然のように生臭みなどま~ったくなく、
「あ~、共星(山)でこんなにウマい白子が食べられるとは!!
 しかもおいしい酒と!!」と、
芯から幸せな気持ちに浸れる私って、かなりのゲンキン者?

ああ、せっかく写真撮ってたのに
白子にピントが合ってナイ~~~~。

すでに出来上がりつつあるKAZUさん。

2006-11-04 21:17:24 | 8.裏部屋「the強制の里」

八海山というお酒は、あまりにも飲みやすく、
おいしかった。
最初、生(き)で飲み初めて、途中から
飲みたい気持ちをみんなでがまんして
少しの時間冷蔵庫へ入れて冷やす事に。
待ちきれずに「もうイイやろ」と何度も催促するKAZUさん。

少しだけ冷えた八海山は、さらに飲みやすくおいしくなっていた。

.......それがいけなかった。

おバカな大人たち。

2006-11-04 21:11:25 | 8.裏部屋「the強制の里」

八海山、罪な酒。
酒類の中では日本酒が好きだし、
白子にぶりカマ、アサリにニラ玉....と、
いつもなぜか開放的な気持ちになれる狭い裏部屋。
何でも言い合える楽しい人たち。
(あと個人的な悩みで多少ストレスもあったため余計に?)
このような条件下で、どうして飲まずにいられようか!
私はついつい飲み過ぎてしまい(決してお酒強い方では無いくせに)、
少し度が過ぎてしまったようです。

子供の頃、兄妹や友達なんかとよく「あばれ」ていませんでしたか?
くすぐりあったりとか、プロレスごっこみたいな。
そのいわゆる「ふざけてあばれる」という遊びで
いい歳した大人3人が、アホみたいに盛り上がってしまったのでした...。
(ちなみに始めたのは私ですが、※みんながノってきたので、こうなった。)

あ、えつこセンセーはおバカな大人ではありませんから。
(とフォローを入れておく私
写真はえつこセンセーがあきれながら撮ったものです。
見てください。この2人の表情を!
心底楽しそうでショ。
私がアホに写ってる写真も有りましたが、もちろんそんなもの見せられません。

いや~ホンっと久々に(子供の時以来)、クマ(だんな)以外の人間とあばれた。
ナンと言うことはないですが、
またひとつ共星での忘れられない想い出ができた一夜でした。

しかし、これはホントに「前夜祭」・序章だったのだ.....ということを
まだこの夜は知る由もない。

人と自然の共生。その「音」を共星で聞く。

2006-11-04 21:04:41 | 9.山里の四季・風土

たしか5月、この頃あたりだったと思うけど、
共星で早朝5~6時頃、初めて聞く不思議な音で目が覚めました。

西の方角に連なる山々の遠くの方から、
口笛とも掛け声ともつかぬ一定のリズムで鳴る(?)高音と、
それに呼応するタイミングで吠える複数の犬の声。

それがずっと続きながら、だんだんと近づいてくる。

フトンの中で「いったいナンだ?ナンだ?」としばらく耳を傾けていました。
窓から見える側の山からたしかに聞こえる位近くなってきた時、
私はハッ!と気づきました。
「猟師さんが猟犬を使って何かを追っている?」んだと。

そう思って聞くと不思議な一連の音は納得できました。
掛け声のような高音と、吠える犬の声が一体となって、網を張るように、
山肌を向こうから、ずっーと、なめ尽くすように移動してきた。
時々、少し音が小さくなったりしながらなのは、
山肌の谷部分に入っている時に、こちらに届く音が少し遮られるからか?
実際には犬と人がどのような動きをしているのかはわかりませんが、
決してランダムに吠え続けるのではなく、
はっきりと人の合図に応えながら
2匹の犬が激しく吠えたり止んだりを繰り返す。
その、山に響く不思議な「音」は
なぜかとても、私の心を揺さぶりました。

人と犬、そして野生の生き物。
山の中での、人と自然の関係。
山や海や川に、人間は生かしてもらっているということ。

なにかそんないろんな事を考えてしまい、
大昔から続く自然との共生が、
今もこうして残る「里山」の素晴らしさを改めて感じて、
ひとりで感動してしまいました。


後でKAZUさんが、追っていたのは「たぶん鹿やろ」と教えてくれました。

その日の昼間、屋上でKAZUさんとフラッグを下ろす作業中に、
2度「キューーーンッ」という高い声が山に響きました。
「今のは鹿?」と聞くと同時に早朝の出来事をとっさに思い出して
KAZUさんに伝えると、
いつも共星に鹿肉をもってきてくださる方の名前を言い、
たぶんその方だろう、とのことでした。

その「鹿の声」は、朝の鹿追の音がしていた正にその山の方から
聞こえたのでした。
という事は、
逃げきった鹿が雄叫びをあげていたのかしら?
それとも、罠とかを仕掛けてて、それに捕まったとか?

人と自然の営みは続く.........。

そして私は、
半凍りの鹿肉刺しを肴に、また裏部屋でみんなで飲みたい。と思うのであった。