昨晩は、息子がビスケットを焼いてくれました。ちょっと前にはレモンケーキで、その前はバスクのチーズケーキを焼いてくれました。僕は甘いデザートは好きではないので、レシピの砂糖は半分か3分の1に減らしてもらいます。砂糖を取りすぎると、糖尿病の原因になりそうな気がするのです。もちろん、体が疲れている時は、甘い物を食べたくなりますが、普段の生活では、食後に食べる果物で十分な気がします。ただ、昼寝の後は、ボーっとしているので、頭をスッキリさせるのに、苦いチョコレートやココアを飲んだりします。
さて、明日の朝7時に息子の大学入試(日本の共通テストのようなもの)の成績がオンラインで発表されます。生徒達は、この成績をもとにして、入れる大学のコースを選びます。日本の様に、大学を決めてから受験をするのではないので、大学に不合格することはありません。
僕の印象では、息子は娘ほど家で勉強はしなかったので、(毎晩平均の勉強時間は1時間程)、あまり良い成績は取れないと思います。ただ、こちらは、日本と比べて、一般的に、生徒の勉強時間は格段に少ないようです。娘が受験生だった時も、家庭学習時間は、多分、2時間程度だったと思います。それでも、そこそこの成績が取れたのです。
ただ、こちらの大学は、入学してからが大変です。娘も、高校3年生の時より、大学の勉強の方が、より大変だと言います。そして、オーストラリアでは、大学入試の成績が悪くて、良い大学に入学出来なくても、入れた大学で勉強を頑張って、成績が良ければ、もっとレベルの高い大学に転校することは可能なのです。それで、日本の様に大学入試の成績で人生が決まることはないようです。
勿論、良い大学を出ても、良い就職ができる保証はありませんし、良い就職先が見つかったとしても、良い仕事ができるとは限りません。そして、良い仕事ができても、良い人生が送れるとは限りません。ただ、良い仕事や安定した収入があれば、良い人生を送れる可能性が高まることは確かです。では、良い仕事とは何でしょうか。給料の高い仕事でしょうか。日本ではよく、やりがいのある仕事、と言われるかもしれません。人の為、人に役立つ仕事はやりがいがある仕事なのでしょうか。でも、この世にある仕事は、全て、人の為、社会の為になる仕事ではないでしょうか。
だだ、僕が日本で大学生だった時、繊維の工場でアルバイトをしたのですが、流れ作業というか、単純な作業は、時間が経つのが、異様に遅く、しかも、工場には座れる椅子もなく、8時間立ちっぱなしなのは、とても辛かったです。40年近く前の事になりますが、18歳の春に、地元の繊維工場でアルバイトをして、家に帰った後、あまりの疲労で、倒れる様に居間に座り込んだまま、30分程、身動きが出来なかったのを覚えています。でも、それから一日も休まず、工場のアルバイトに行き、貯金に励みました。
それに比べて、僕の子供達は、何とも、楽そうなアルバイトです。3時間か4時間くらい、カフェでオーダーを取ったり、洗い物をしたりするだけ、しかも、毎日ではなく、週に2,3回だけ。お金を貯める意欲があまりないのでしょうか。ただ、後、ひと月程で、3年ぶりに子供達を連れて日本の実家に帰省するので、新しいアルバイトを探すのは、オーストラリアに帰ってからなのでしょう。
では、明日も、このブログでお会いしましょう。