オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

移住して良くなかったこと その3

2022年12月05日 16時54分11秒 | 海外移住

今日のお題はオーストラリアに移住して良くなかったこと その3ですね。それは、オーストラリアは汚いです。メルボルンの町を歩くと、一見、綺麗な街並みなのです。メルボルンの中心部にあるシティーは、超高層ビルが林立していて近代的ですし、市役所や教会などは歴史のある石造りの建物が沢山あって、本当に素敵な町だと思います。

しかし、少し寂れた所に行くと、必ず目に付くのが、落書き。白い壁の塀などには必ずと言って良いほど、落書きがあって、とても見にくいのです。電車に乗ると、電車の窓ガラスにキズがつけてあったり、線路に沿って、防音用の壁にはペイントスプレーで延々と落書きが書かれています。落書きは何かのサインのような物です。高速道路の行先の標識の看板にさえも落書きがあって、この国はどうなってるのと思わずにはいられません。

日本では小学校一年生から、学校の教室やトイレなど、分担して掃除をしますよね。残念ながら、オーストラリアの学校では、児童、生徒に掃除をさせません。代わりに、放課後に業者が学校に来て掃除をします。どこの学校にも売店があって、休み時間と昼休みには児童、生徒がお菓子やお昼ご飯を買える様になっています。で、休み時間や昼休みに、子供が食べたお菓子の包装紙のビニールが散乱して、大変なのです。もちろんゴミ箱は校庭のあちこちに用意されているのですが、ゴミ箱に入れるのが面倒くさいのか、包装紙をそのまま、校庭に捨てたり、ゴミ箱に入れても、風が吹いて飛んでしまったりで、毎日、校庭がゴミだらけになります。僕の近所の道路の道端にも空き缶や空き瓶、食べ物の包装紙などが散乱しているだけでなく、軽トラ一杯分ぐらいの粗大ごみが道の横に捨ててあるのは珍しくない光景なのです。

多くの家庭では、食洗器を使う家庭が多くなりましたが、食洗器を使わないこともよくあります。日本人がこちらに来て驚くことの一つが、こちらの人は食器用洗剤で食器を洗った後、あまりすすぎをしないことです。洗剤で泡立った食器はシンクに貯めてあった水にドボンと浸すだけの家庭が多いのです。つまり、お皿に未だ泡がついていても気にせず、乾燥させてしまいます。

日本では当たり前の洗浄便座ですが、残念ながらオーストラリアでは、未だ99パーセント以上の家庭で洗浄便座が普及していません。それでトイレットペーパーだけを使っている人が殆どなのです。でも、やっぱり紙だけでは綺麗になりませんよね。つまり、こちらの人のお尻はあまり清潔とは言えないのです。もちろん、中東やインドからの移民などは計量カップを使ったり、スプレー容器を使ったりして洗浄するようです。洗浄便座に慣れた日本人はオーストラリアで大変なカルチャーショックを受けると思います。

日本ではあまり聞かないと思いますが、子供達が小学校に行っていた時は、学校から、「児童の間で、シラミが発生しているので、気を付けて下さい。シラミがいたら子供の頭を殺虫シャンプーで洗ってください。」という通知が毎年の様に来ていました。また、ちょっと前まで、日本の学校であったギョウチュウ検査はこちらではないので、特に小学校では寄生虫を持っている子供が多いようです。

オーストラリア人はピクニックやキャンプで海や山へ行きますが、田舎に行けば、牛や馬など家畜が沢山います。田舎はのどかな光景ですが、問題は蠅。お弁当を開けると、すぐさま蠅がブンブン寄って来て大変なことになるので、蠅が口に入らないように急いで食べるか、建物や車に避難して食べるか、しかありません。口をつぶっても、鼻や耳に入ることもあって、楽しいはずのピクニックやキャンプが台無しになってしまいます。都市部の住宅でも窓を開けっぱなしにしておくと、蠅が入ってくるので、必ず網戸にしておきます。

オーストラリアは先進国で、綺麗な国というイメージがありますが、上記の様に、実際はあまり清潔な国とは言えないのです。

では、明日も、このブログでお会いしましょう。

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