オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

不動産投資や投資信託はどうか

2023年04月22日 14時50分15秒 | 投資

今日も朝ご飯の後、一時間半の散歩。帰ってから妻の庭仕事を少し手伝いました。昨日のブログには株を売買し始めた初期の頃の失敗談を書きましたが、、、はやり、皆さん、お金に興味がある方が多いせいか、閲覧数が伸びている様です。なので、皆様のご期待に沿える様に、今日も投資について自分が理解した範囲内で僕の考えを書いていきます。

まず、昨日のおさらいですが、お金を長期間(30年)銀行に預けておいても、利息が殆どつかないばかりか、インフレという泥棒に貯金した貯金の半分以上を取られてしまうことをお話しました。それを回避するには、インフレ率より価値の上がる物にお金を代える必要が’あり、それは、オーストラリアでは株か不動産しかないという話をしました。

日本の場合はどうでしょうか。まず、不動産を考えてみましょう。ご存じの通り、日本の人口は2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じていて、増加に転じることは不可能のようです。人口が減るという事は、家がいらなくなるということ。空き家もそこら中にありますよね。つまり、これからも不動産の値段が下がっていくのは確実です。

それに、不動産は土地の値段が下がるだけでなく、建物も時間が経つにつれ確実に老朽化していきます。建てたばかりのアパートは内装も外装もピカピカですが、10年、20年、30年後にもピカピカでしょうか。黒ずんで廃墟のようになっているかもしれません。また、日本は地震や津波など、災害リスク、ウクライナの様な戦争のリスクもゼロではありません。

投資用マンションを買えば、不労所得が得られて、老後は安泰だと思われるかも知れませんが、、、もしも、そんなに美味しい儲け話なら、セールスマンが自分で買うのではないでしょうか。買った人が損する投資だから、マンションのセールスマンが情報弱者に必死になって売ろうとしているのです。

この様に、日本で不動産、特に投資用のマンションを買うのは、確実な損失だと言えるでしょう。となると、残るは投資信託か、株に直接投資するしかないですよね。

僕は投資信託の経験がないのですが、金融庁の発表によると、投資信託で儲かっている人の割合は3割ほどだそうです。 つまり、投資信託で資産運用をしている人の7割が損失を出していることになり、儲かる人の割合の方がずっと少ないことが分かります。(信託会社の人は決して言わないことでしょうが、、、。)

投資信託とは他人(ファンドマネージャー)に、出資者の資金を運用させ、利益が出ようが、損失を出そうが、まず、運用したファンドマネージャー(他人)に取られてしまい、おこぼれを出資者で分け合うしくみです。つまり、確実に儲かるのは投資信託の会社だけで、あなたが儲かる確率は低いのです。これは、宝くじや競輪、競馬、その他のギャンブルに似ていますよね。必ず胴元が儲かるようにできている、胴元の為のビジネスです。

さて、残るは株への直接投資です。ただ、証券会社のセールスマンを信じて勧められた株を買うのも非常に大きなリスクだと思います。と言うのは、証券会社はお客さんに株を売り買いさせ、その手数料で儲けを出しているわけですから、お客さんが儲かろうと、損をしようと彼らにはあまり関係がないのです。それに、証券会社のセールスマンと言えども、1週間後、1か月後、1年後の株価がどうなるかなど、分かるはずがありません。もし本当に分かるのでしたら、証券会社のセールスマンは皆、大金持ちになっているはずですし、そんな美味しい儲け話を他人に話すでしょうか。

それでは明日も、このブログでお会いしましょう。

(下は広銀の投資信託パンフレットの表紙です。)

コメント
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