今朝は、朝食の後、妻に付き合って、市役所、郵便局、買い物や税理士事務所などに行き、用事を済ませてきました。昼ご飯の後で、ネットフリックスでドラマ「カルテット」を少し見てから、8キロの散歩をしました。
2、3日前に近所に住んでいるニックに聞いて初めて知ったのですが、サムソンの携帯電話を持って散歩に出かけると、散歩中のスピードや高度、距離、地図でどこを歩いたかなど、色々なことが分かるのです。
そういえば、以前はフィットビットという運動を記録する時計を使っていて、友達のグループで毎日誰がよく歩いたかを競い合っていたこともありますが、手首のバンドが切れてしまってから、使っていません。この時計は心拍数も計れる優れものなのですが、ほぼ毎日充電が必要だったので、時計として使うには面倒だったので、いつの間にか使わなくなってしまいました。
このフィットビットの時計はお金の無駄だったかと言われると、そうではなく、毎日1時間以上の散歩する習慣が付いたことは何よりの収穫でした。
人間の歴史がどのぐらいあるか分かりませんが、その大部分は狩猟、採集の生活だったことは間違いないと思われます。つまり私達の先祖の殆どは食べ物を採ったり、集めたりするために毎日10キロも20キロも歩いていたのです。つまり私達の体はほぼ毎日歩くように作られているので、毎日の殆どの時間を座って過ごしている現代の生活は体に悪いのではないでしょうか。
オーストラリアはアメリカと並んで車社会で、通勤は電車より車を使う人が遥かに多いと思います。それが理由かどうかは分かりませんが、アメリカとオーストラリアは肥満大国で、成人人口の約3割が肥満だそうです。しかし太平洋諸国のナウル、クック島、パラオ、トンガ、サモアなどの国々では軒並み5割が肥満のようです。
大平洋諸国の国々で、肥満の人が多い理由を調べたところ、これらの国では伝統的な食事である魚や野菜に代わって、加工食品を多く食べるようになったのが理由だそうです。例えば、フライドポテトやフライドチキンなどは、安くてお腹も膨れるのですが、糖質、脂質などが多く含まれているから太ってしまうのでしょう。それに、これらの国ではあまり仕事がなくて、毎日のんびり座って生活している人が多いのが原因ではないでしょうか。
アメリカでも貧しい地域に住んでいる人々ほど新鮮な野菜や果物、魚、肉の代わりに、安くてカロリーのある加工食品(ピザ、バーガー、ホットドッグ、フライドポテト、フライドチキンとソフトドリンク)を多く消費する傾向にありますから、肥満率が高いようです。そして、それらの地域は失業者が多い地域です。
オーストラリアでも、お金持ちが多く住んでいる地域(シティーの周辺)のショッピングセンターにいくと、スラリと美しい体形の人が多く目に付き、貧しい地域(シチィーから数十キロはなれた、不便な地域)のショッピングセンターでは肥満の人を多く見かけます。
この理由は、裕福な人々は食事にもお金をかけられるので、野菜や魚が多く摂れるのです。そして食事だけでなく、時間に余裕があるのでスポーツをしたりジムに行ったりして健康に気を付ける人が多いです。反対に貧しい人達は、新鮮な野菜や魚の代わりに安くて美味しくて、お腹が一杯になる加工食品で済ます傾向があり、余暇はテレビ視聴か、コンピューターゲームで毎日座っていることが多いようです。太り過ぎや肥満になってしまうと、糖尿病や心臓病、癌、脳梗塞、その他の生活習慣病になる確率が増えてしまうのが問題です。
因みに、日本人の肥満率は4%ほどで、アフリカの貧しい国々よりも痩せているようです。そして主要国で最も肥満率が少ないのがベトナムの2%です。ベトナムのフォーはやはり健康に良いのでしょうか。
リタイア生活では座る時間が多くなってしまうのが問題です。僕はほぼ毎日散歩に行くようにしていますが、その他にも様々な活動をして、座る時間を少なくしなければならないと感じています。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。