今日のお題は「一日が25時間の日」です。「え?1日は24時間に決まっているでしょ?1日が25時間になったら、困るでしょ?ヒロシさん。そんな日が本当にあるのかい?」と思われた方が多いと思うのですが、、、、ここビクトリア州やNSW州、タスマニア州では毎年一日25時間の日が本当にあるのです!
実はその日が今日で、朝の3時になったら、時計の針を2時に戻すというものです。日本では導入されていませんが、オーストラリアではDaylight saving(日本ではサマータイム)と言われるものです。この日スマホは自動的に時間が変わりますが、電池で動いている壁掛け時計や寝床の横の目覚まし時計は朝起きてから、手で時計の針を戻すという作業をします。実質寝る時間が1時間長くなるので、目ざめもスッキリでした。
この習慣は戦事中に始めた国が多いそうで、その理由は戦時中、時間をズラして夜遅くまで暗くならない様にして、夜に使う電気や燃料が節約できるからというのが、導入の目的だった様です。最近では電気代の節約というよりは、仕事が5じや6時に終わっても外は明るいので直ぐ家に帰らず、町に出歩く人が多くなり、お店も繁盛して経済にも良いし、子供達は晩ご飯の後も外で2、3時間遊べるから、というのが続けている理由のようです。
この日(4月の第一日曜日)は1日が25時間あって、1時間得した気にはなりますが、、、逆に10月の始めの日曜日には、朝の2時になったら朝の3時に時計の針を進めることになるので、1日が実質は23時間になってしまい、、、、皆寝不足で仕事や学校に行かなければならないという、大変辛い日が半年後に待っているのです。この日を迎えると、こんな習慣は早く無くなって欲しいと思うのは僕だけではないようです。
一日が23時間の日は寝不足の人が多いですから交通事故も増える傾向にあるようです。ある意味、皆が軽い時差ボケになるので、子供達が小さいころには、一週間ほど前から寝る時間を少しづつ早くして時差ボケを和らげるようにしていました。
週末や祝日の前は「明日は休みだから」と夜更かししたり、寝坊したりする人も多いと思いますが、これは自分で時差ボケを作っているわけで、月曜日の朝に辛い思いをすることになりますよね。僕と妻も若いころは金曜日や土曜日の夜は夜更かしをして朝寝坊をすることが多かったですが、最近では規則正しい睡眠の大切さが分かってきたので、週末でも平日同様に大抵夜10時か、遅くとも11時までには寝る様にしています。
夜勤など夜の仕事をする人は仕事の為に時差ボケになるわけで、やはり健康にも良くないようですね。病気になる確率も増えると読んだことがあります。でも、夜しなければならない仕事もあるわけで、、、夜、お仕事をする皆さんは本当に大変だと思います。
昨日まで日本との時差は2時間だったのですが、今日からは1時間になるので、家族に電話する時などは、時差が気にならないレベルです。
それでは、明日もこのブログでお会いしましょう。