散る桜、残る桜も、散る桜――美しさは一瞬ではかなきものにてさうらう。
地球リセットとか言っただろうか?歴史を開始点に戻してこの世を変えて行きたいと言う願望と始めたは良いが進み行くとやはり失敗が出てきたり期待通りに行かず悪い方向に進んだり大事なものが壊れたり、それらは全ては、日1日の歴史の積み重ねによる因果応報なので、やり直すには開始点に戻るより他ないと言う考え方は、凄くよく解る。
すべてを崩壊し開始点に戻す――それは、この今現在の悪しき現実部分を壊したい、無くしたいと言う願望がある様に思えた。良き事の積み重ね以上に悪しき事による因果応報のが多くて困り果てている、と言う事なのではないか?そんな想いから生まれた物語だったのかも知れない。
スッキリ終った――と思いきやまだ県の決勝戦での勝敗は決まってないのね、と言う肩透かしがあった。そこが期待の種を残して次に繋がると言う事なのだろう。
この作品も1億総活躍社会の見本の様な各キャラクターの動きがあって、深みある作品だなと思う。
もともとゴールデンの作品がいきなり深夜帯で第2期となり驚いた作品でもあったが、内容は素晴らしく普通にゴールデンタイムで行けるのに何があったのだろうか?
『ダイヤのA』、『ハイキュー』、『黒子のバスケ』とスポーツネタの作品を眺めているが、この世の中、多くの大衆が息を呑んだりチームの絆・結束と言う感動がある「スポーツ」しかない――それは今に始まった話ではなく、かつてからあったもので、何を今更と言う所でもある(背景には、この世の中、世界情勢・国内情勢に目を向ければ重く苦しく難しく暗い話ばかりと言うのもあるのだろう。だからこそ、明るい話題がスポーツだけなのかもしれないが)。明るくて解りやすい、そこが良いところなんだろうがそれでも3次元のリアルのスポーツに興味はわかない。二次元のスポーツ系のアニメイション作品をここまで観ているにもかかわらずである。
スポーツ以外で何か、解りやすくて明るくて息が呑めて感動もある何かがあってほしいが、個人の生き方の価値観と言っても過言でない所の話でもそれはあるので、言葉にするほど叩かれるので言うに言えない現実もあるのに奥歯を噛み締めてしまう。
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