
ここからは前ネタの続きです。
って事で、先ずは、やや大きめの黒曜石を用意するのですが、今回は不純物の少ない佐賀県の腰岳のモノを使いたかったのですが直ぐに用意することが出来なかったので、とりあえず長崎県の佐世保周辺の黒曜石を使いました。

昔は、この黒曜石で手を切らないように動物の皮なんかを使ってたと思うんだけど、今のご時世では簡単には手に入らないので溶接などで使う皮製の厚い手袋を使用しました。

黒曜石の角がパリッ!パリッ!と音を立てて薄く剥げるように割れるのです。
この作業を幾度となく繰り返しながら形を整えてたものが、これ。
そう、黒曜石の矢じりなのです。

従って、黒い黒曜石で作ったものは通常は黒く見えるのですが太陽にかざしたりすると、その光がガラスのように・・・・ って言うかガラスなので、その光が矢じり(鏃)を透して幻想的な感じが・・・
また、この後はニカワと植物繊維などを使って箆(の)の先である矢尻へ固定して出来上がりなのですが、今回は、これにて一旦終了です。
何故ならば、この矢じり(鏃)は矢の材料として作ったのではなく、柄の部分を皮紐で縛って首から下げられるように加工する予定ですので・・・