錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

種は強し

2021年07月11日 | 昆虫・植物
もう、かれこれ5~6年も前になるだろうか・・・・
手元に残したキバナツノゴマの種が尽き、これにて終わりかと思った。
しかし、一昨年の初夏に仮眠していたと考えられる種が発芽して希望の光が灯った。
ところが!
その後に襲来した台風により葉も茎もボロボロとなり枯死し我が心は意気消沈。
でも、まだ仮眠しているかと思われる種に望みを託して昨年の春に耕すと、これが見事に発芽した。
が!
あろうことか一年前の九州豪雨で水没し、それに加えてバックウォーターによる塩害で望みは断たれた。
はぁ~ 
これにて完全に種が尽きた。
そう、思って諦めていたところ先々月(5月)の連休に南の島から帰ってみると、なんとキバナツノゴマが発芽しているではないですかぁ。
ただし、僅か4つだけですが・・・
しかしながら、もう次は無い!
そう自身の心に言い聞かせ風水害の対策を計りながら管理していたところ・・・・


キバナツノゴマは見事に黄色い花を咲かせてくれた。
あとは受粉して結実するのを待つばかり・・・・
しかし、皆さんも周知のように九州は梅雨末期の雨が降り続く日々が続いてる。


ただ、良く見ると花粉を媒介する虫が僅かばかりの晴れ間をついて花の周囲で散見はされるものの・・・・
こんな数で大丈夫なのかなぁ?って感じ。
ならば、咲いた花を少しでも無駄にしないためにも花粉を筆に乗せて“こちょこちょ作戦”ですよ。


開花している花の中で良さそうなモノを見つけて青手印の先から花粉を取り、黒手印の奥に花粉を押し込んでいく・・・・
上手く受粉していれば一週間程度で子房が膨れて、オクラのような小さな実を結んでいるはず。
何度も言いますが、もう次は無い!
そんな気持ちを胸に今年こそは何としても新たな種を得たい。

そんなに気持ちを天の神が推察てくれたのか?
昨日の夕方には西の空に夕焼けが見えていた。
もう、そろそろ梅雨明けしてくれませんかねぇ?
って、言うか・・・
今年は梅雨入りは異常なくらい早かったのだから、これ以上の過ぎたる雨は不要です。
そして、あの悪魔のツメと呼ばれる所以のデビルクロ―を今一度・・・・

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