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岡山県新見市の中南部及び真庭市南西部一帯にかけて見られるカルスト台地の阿哲台。
そして、その阿哲台の石灰岩は人家の脇や道の切通しなど様々な場所で見られます。
と、なると・・・・
その石灰岩に含まれるフズリナ化石(有孔虫)が気になりますし、場合によっては何か面白いモノでも入ってないかんなぁ・・・ 、なーんて棚ボタ的な期待もちょっとだけ。
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そこで、石灰岩の風化面に見られる模様を頼りに石灰岩を割る・・・
そして、その割断面に水をかけた後にルーペを使って中に含まれる化石を確認。
ネオシュワゲリナ(
Neoschwagerina)や同じネオシュワゲリナ科のレピドリナ(
Lepidolina)と思われるフズリナ(有孔虫)が散見される。
って事は・・・・
この石灰岩は阿哲石灰岩中の上部二畳系ってところでしょうか。
ただ正確には、この石灰岩を切断し含まれるフズリナの薄片標本を作って同定しないといけませんけどね。
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そして、その翌日は中国自動車道を下り、これまでの草間台より30kmほど離れた帝釈峡へと向かいました。
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やっぱ、こんに見事な石灰岩の露頭を見ると気持ちも浮いちゃってワクワクです。
って言うか、こんなんで興奮するなんて、やっぱ病気かなぁ?
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そして、東城ICから紅葉橋方面へ国道182を走り、田川瀬から帝釈川を登るように天瀬方面へと移動して白雲洞へと行ってきました。
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ここにUPした画像は白雲洞(鍾乳洞)コースの半ば付近にある白雲洞を支配する神『白雲天』の横顔。
まぁ、そう言われると見えない事もないけど、中には無理があるようなものも・・・
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と、言うことで再び東城ICから中国道を福岡方面へと向かい帰路へと就いたのは、日も西に傾きかけた午後3時過ぎの事でした。
2日から4日にかけての走行距離数1204km。
いやぁ、今回も本当に良く頑張りました。