錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

ワジュロ

2022年04月25日 | 昆虫・植物

ここ九州では普通に見ることができる🌴ワジュロ(和棕櫚)
そこで自生種かと思いきや随分と昔に亜熱帯地方から持ち込まれた外来種なんだなぁ・・・
しかーし!
この🌴ワジュロは🌴トウジュロ(唐棕櫚)と共に国内にあるヤシの仲間としては最も耐寒性に優れていることから、鳥などによって種子が運ばれた種が発芽した
🌴ノラジュロ(野良棕櫚)とか🌴ノジュロ(野棕櫚)と呼ばれるものが山林で見ることができる。
おまけにマガモとアヒルが交配した合鴨みたいに、ワジュロとトウジュロが交配した🌴アイジュロなんでものもあるから種として分けるのがマジ面倒。
まぁ、この件に関しては全てが同種との見解もありますけどね。
ただ、このワジュロのおかげで先月から飼育していたルリモンジャノメは本当に助かりました。


いやぁ、最初はメチャ固いワジュロの葉っぱなんて食うんかい!
なーんて思っていたら、そんな心配は無用とばかりに幼虫は固い葉っぱをバリバリと食っていくんですよね。
とは言え・・・
最初は心配だったので中齢期のころまでは柔らかいビロウ(クバ)を食べさせてましたが、そのワジュロのおかげで今では10頭を切った数の幼虫が残るだけになりました。
そして!
これので回収できた蛹の数は82蛹。
こんだけあれば十分でしょう。👈何を基準に大丈夫なのかは分かんないけど・・・
やっぱ餌が近場で入手できるか否かは、その後の結果に大きく左右しますよね。
まぁ、このワジュロを餌として長持ちさせるには、ちょっとしたコツがいるけど福岡南部でルリモンジャノメを飼育するのはマジ楽勝!

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巨大でキモイ花

2022年04月25日 | 昆虫・植物
数日前のことですが・・・
カメラを手に温室の中で茂る枝葉の中に顔を突っ込んでいたら、嫁のドラえもんが『そんなところに花なんてあるの?』なんて聞いてきた。
あるわい!
あるから顔を突っ込んでんだよ!
で、そこにあったのはブラジルを原産とするアリストロキア ギガンティア( Aristolochiagigantea)が小さな蕾を作ってました。
が!
その可愛いさも一時のことで・・・・


今のサイズが👆これですよ 。
もう、ちよっとしたサツマイモの大きさにまでなってます。
そりゃ、そうだ・・・
このアリストロキア(ウマノスズクサ)は種名にギガンティア(ギガ)と付くだけあって咲いたらマジでデカイんですよ。
そんなアリストロキア ギガンティアが、この4月という季節に咲こうとしています。
ただ、このゴールデンエウィークを前にした時だけに、立派に咲いた姿を見られるかどうかは怪しいことろです。

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帯に短し襷に長し

2022年04月25日 | 雑記(ひまつぶし)

早い方は今週の末からゴールデンエウィーク突入ですねぇ。
もう連休の予定は決まりましたか?
なーんて言ってはいるどコロナの感染が気になるところ・・・
そんなゴールデンエウィークを前にした爺ちゃんは暇を見つけては土地を探して駆け回ってます。
だって我が家には様々な生き物がいますからね。
ただ、それらの大半は里親さんに引き取られたりするんだけど、いろんな事情から新たに持ち込まれたりする生き物たちも少なくない。
でも、そんな訳ありの子たちを劣悪とは言わないけれど、狭い場所で過ごさせたくないじゃないでいすかぁ。
そこで、それらの条件を満たしてくれる土地を探しているのですが・・・


隣接する家屋の問題だけでなく敷地の広さや水回りなどの問題を考慮すると、大抵の場所が“帯に短し襷に長し”って感じで希望する条件を満たしてくれない。
希望としては周囲に家屋が無く300坪以上の宅地。
もちろん日当たりだけでなく水の確保と排水の条件が整っていないと対象外。
そんな都合の良い土地なんてあるかい!
なーんて言われそうですが、少しでも良い環境を準備してあげたいというのが爺ちゃんの気持ち。
ただ、これもまた縁。
だから・・・
何時か巡ってくるであろう、ご縁に期待して飼育に適した土地を探しています。

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カウントダウンがはじまった!

2022年04月23日 | 昆虫・植物

とうとうゴールデンウィークのカウントダウンが始まりましたね。
そして、このブログへお越しいただいている皆さんは、この連休に何処へお出かけを予定されていますか?
そんな忙しい休みを前に、👆こんなモノを抱え込んじゃってます。
分かるかなぁ?
葉っぱはハリギリ。
そして、その葉っぱの中に隠れているヤツは・・・・


はい、キバネセセリの幼虫でしたぁ。
けどぉ・・・
こんな幼虫を抱えたまま長期のお出かけですか?
いいえ、そんなことはできませんよね。
そこで!
裏庭のハリギリに袋掛け・・・・ 
でも、これが痛いのなんの!
だって・・・
名にハリと付くだけあって、その針が刺さってメチャ痛い。
が!
その痛みに耐えて袋掛けは無事終えた。
しかーし!
もう一つ、大物が控えていませんかぁ?
ほらぁ・・・
しっぽが二つのタテハチョウ。


はい、はい、忘れてなんていませんよ!
こちらも終えてますぅ。
それも1ケースにつき1頭ですから十分でしょう。
これでゴールデンウィークが明けた頃には、この2種類の幼虫は大きく育っていることでしょう。

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ほら来た!

2022年04月22日 | 昆虫・植物

春の暖かさに誘われて美しき衣をまとった悪魔が空から舞い降りた。
それは・・・
ツマグロヒヨウモン。
まだ外が寒かったころにポット苗を移植して大切に育ててきたパンジー。
そのパンジーにツマグロヒヨウモンが小さな卵を産み付けていた。
気づけばもう、そんな季節なんですね。
そんでもって、そのツマグロは厚かましくも産卵を終えると隣のペチュニアで蜜を吸ってやんの・・・
で、暦が変わりゴールデンウィークを過ぎた頃になると大切に育てたパンジーは丸坊主。
でもぉ、こんなことくらいは以前から想定してたこと。
でもね、この爺さんが大切に育てたパンジーを食い荒らす奴等は、いずれ回収して展翅板の上に磔(はりつけ)てやる。
あっそそう、産卵と言えば・・・


もうすぐ花を咲かせるてであろうブンタン(文旦)の若葉にナガサキアゲハのお嬢さんが置土産。
そういえば春に見られる小型のナガサキアゲハが飛んでたもんなぁ・・・ 現行犯での逮捕ができなかったけど
これからは先のパンジーに限らず、我が家の柑橘類も虎視眈々と狙われている。
はーーい!
次の方、どうぞーーーー
なーんてね。

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もう、踏んだり蹴ったり

2022年04月22日 | 昆虫・植物

何時の事だっか?
愛用していたNikonのデジイチカメラと合わせてパソコンまでもを里帰りしていた娘に持っていかれました。
そこで先月の石垣島滞在中に新たなパソコンをボチボチと立ち上げて残りの作業は福岡に帰ってから・・・・
なーんて思っていたらACアダプターを島の部屋に置いたまま帰ってきてしまってたんですよぉ。
だから、これまで使っていた同じタイプのACアダプターを新しいパソコンにつなぎソフトのインストールを済ませたところで元のパソコンにACアダプターを戻して電源オン。
すると・・・・
メーカーの表示がされて次にトップ画面が表示されると思ったら、この後は真っ黒な画面が表示されたまま全く動かない。
そう、パソコンが逝っちゃったんですね。
マジかぁ!
まだ中のデータも引っ越し中だったのに勘弁してくれよぉ。
でも、こうなると手が付けられない。
そこで先週末のことですが専門の業者にデータの取り出しをお願いしたんですよぉ。
で、それにかかった費用はというと・・・
なんと諭吉さん10人
まぁ、その甲斐あって取り出し作業は無事に終えて、ハードディスクにコビーされたデータが明日には届く予定なのですが、ふと気づけばサガリバナの花も終わってた・・・・
はぁ~
これを人は踏んだり蹴ったりって言うんでしょうね。

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シーボルトもビックリってかっ!

2022年04月21日 | その他の生き物

ドイツの医師であり博物学者でもあるフィリップ・フランツ・フォン・シーボルト。
まぁ、細かく言うよりシーボルトの方が通りがイイかな?
で、そのシーボルトが江戸時代に長崎県出島でオランダ商館医として勤務していた時のこと、1匹の大きなミミズをオランダへと持ち帰り、その標本を基に新種として記載されたものが👆このミミズ。
その名もシーボルトミミズ。
そして我が国最大クラスの大きなミミズで成体に達するまで3年を要するとされ、このような成体を見る機会も周期性があるらしい。
そんな大きなシーボルトミミズが今年は雨が降った山道でウニョウニョと徘徊している姿をよく見かける。
おまけに、その色もさることながら一緒に写るスケールからも理解できるかと思いますが30㎝を優に超えてマジでキモイ。
ただ・・・
このシーボルトミミズは熊本県北部と福岡県南の境で撮影した個体で、このミミズの分布としては空白域からの初記録になるのかもしれない。

と、言うことで・・・

念のためデータを下記に記しておきますね。
---------------------撮影データ---------------------
福岡県大牟田市大字今山(三池-南関線/八角目峠)
33度2分9.98秒 130度30分14.38秒
標高:194.9m
撮影日時 21.Apr.2022.

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同じ穴の貉(むじな)ってかぁ?

2022年04月21日 | その他の生き物
こんちわー!
Cherryの爺ちゃんでーす。
みんな元気しとんね。
しとる?
そらぁ良かった…ww
いやぁ・・・
このところ虫の話ばかりで面白くなかろ?
まぁ、世の中の人の約半分は虫って生き物が嫌いだもんね。
そこでたーい、今日は獣のネタで始めちゃろうかね。
その生き物が👇これ。


そうアナグマ。
まぁ、名にクマなん付いてはいても、森の🐻熊さんとは全く関係ないイタチとかの仲間。
歳をとると背中に白色(黒色)の毛が十字に生え、昔話ではキツネやタヌキと同様に人を化かす怪しとなるなしい。
そして一昨日のお昼過ぎに車で山道を流していると・・・
そのアナグマが草木の影からボーーーーッと、こちらを眺めてた。
なにやってんの?
もしかして、このジイさんを化かそうってかぁ?
もし、そうであれば受けて立つよ!
すると・・・
暫く“にらめっこ”が続いたところでゴソゴソと山の茂みへと帰って行った。
なに?遊ばないのぉ・・・
面白くねぇの!
まぁ、こんな無駄な話は何処か遠くに置いといて、これからは野生動物が活発に動きだす季節。
何時も言ってる話なんですけど・・・
これからの時期の山道は昼夜問わずに優しい速度でお願いします。

筑後弁で・・・
宜しゅ 頼んどきまーーーーす!

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今日で見切りをつけた

2022年04月20日 | 昆虫・植物

今朝早くウエザーニュースを何気に見ていると予報士が『今日の晴れ間を有効に使いましょう…』なんて言っていた。
そうかぁ・・・
天気が良いのは今日までで、明日から週が明ける頃までは雨が降るらしいんですよね。
ならば!
この晴れ間を利用してムカシトンボを1頭でも多く採っておこうと山へと出かけることにしました。
が!
向かった先は何時もの熊本北部ではなく、今日は長崎と佐賀の県境付近の沢。
このポイントは1年ぶり。


そして、現場に到着すると直ぐに良さそうなポインを陣取って、そのムカシトンボが通過するのを待つのですが・・・・
今年は数がメチャメチャ少ない。
おまけに4月も下旬ということもあって気温が高い。
そんなこともあってか今日は何時もより飛行高度が高いうえに速度も速く、上手く間合いが取れない。
そう、先に結果を言うと・・・
今日の得物は1頭も無し。
でもぉ、虫採りって運に近い偶然が重なってからの結果なので、こんな日も時にはありますよね。
だから獲物がなくても川の“せせらぎ”を聞き、日差しや沢を吹く風を感じるだけで気持ちは癒されます。
そんな一時を沢の石に腰かけて堪能していると、渓流でイワナやヤマメを釣る極意とでも言うのか?一匹のダビドサナエが目の前に止まった・・・
どうやら、この爺さんは無意識のうちに気配を消して石化けをしてたみたいですね。
ただダビドが飛んだってことはムカシトンボを上手くGETできたとしても翅はスレていたことでしょう。
そんなこんなで今日をもってムカシトンボに見切りをつけることができました。
そして・・・
明日からはターゲットを変えて仕切り直しです。

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はい、次いってみよーーー!

2022年04月20日 | 昆虫・植物

飼育しているルリモンジャノメの目途もたったことだし『はい、次いってみよーーー!』って感じで奄美大島のフタオチョウを仕込んでみましたぁ。
ただ、こいつの飼育期間もルリモンと同様に長いんですよねぇ。
おまけに獣神サンダー・ライガーみたいな頭をしているものだから、その角が卵に引っかかって出てこれない。
バカなんじゃねぇの! ってね。

が!しかーし・・・・

フタオチョウを飼育するにあたっての問題は、ここから。
大抵チョウの幼虫は一度落ち着いてしまうと自らが吐いた糸で台座を作り移動しなくなるのですが、このフタオチョウの初齢幼虫は帰巣本能が欠落しているのか?あっちエロウロ、こっちウロウロと徘徊し直ぐに迷子になる。
これで戻れれば問題はないのですがヘタすれば餓死するまで戻れない。
だから野外においても数が増えないんだろうなぁ・・・
そこで、この爺さんは考えた。
幼虫のサイズに合わせるように飼育する容器を小さくすればイイんじゃないのって・・・


それが👆これね。
スタバのカップを二つ重ねただけの飼育容器。
中に小型のボンカップ(プリンカップ)に挿したヤエヤマネコノチチを入れているので赤い線で囲った部分が幼虫の居住域。
これだと迷子になってもヤエヤマネコノチチに必ず戻れる。
良く『クワノハエノキは食べない』とか『いつの間にか消えていた』という原因は、ここにあるんじゃないのかなぁ?
但し、これは個人的な見解であって、この方法が正しいとは断言できません。
ただ、この爺さんは幼虫が加齢するまでの期間は、この方法で飼育しています。
そんなこんで今年もフタオチョウの飼育が始まりましたぁ!

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