アリゾナ州のツゥーソンの小高い丘の中腹を歩いている時に面白い物を見つけた、サボテンも茂るけもの道のような細い道だが丘の頂上に向かうこの短い道は今まで何千もの人が通過した事だろう、そこで私はものすごいものを見たのだ。
何のことはないただの錆びたアキカン、昔誰かがポイ捨てしたのだろう、
けしからん!
足で転がしてみた、
ええっ、えーーーっ!!!
これいつのー?こうやってジュース缶を開けて飲んでいた時代っておそらく60年代か70年代?
40年もここにコロガットルのか…、
この缶指でつついてみたらまだしっかりとしていた、鉄が腐る時間がヒジョーに長いと感銘を受けたのだ。
錆びに良い錆、悪い錆は無いと思うが錆の進行具合がアメリカの南西部はゆっくりだ、自動車の錆は癌のような物だと捉えている感覚とは少し異なる、錆と良いお付き合いをする、出来るのがこの地方の一つの特徴だと言える。
SORのバックヤードのパーツの山には屋根がない所がが多いのも納得がいく、写真は40系の鉄フレームだがいつどういう状態の車でここ(SOR)に来たのかは不明だ、私ならこいつを手に入れてブラストをかけて部品を集め1/1 TOYを製作してみたい衝動に駆られるのだ、もしもこいつを手に入れて、部品と工具そしてノウハウを手に入れたとする、そしてもう一ついや二つ大きな必要な条件がある、それは場所と時間だ、もしもこの条件を満たしたならば、後はやる気と体力で楽しめると感じる、おそらくこれらの条件を満たしやすいリージョンがここサウスカリフォルニアなのだろう。