憧れの芸能人やスポーツ選手など有名人に街で偶然出会ったら駆け寄って行って『すいません~フアンなんです、一枚一緒に写真撮っていいですか?』 パチリ! …どうやらクルマの世界にも同じ感覚が存在するようだ。僕のロクマルがどうしてもって言うものだから仕方なく撮ってやったこの一枚。ロクマルは単純に嬉しそうだな…。
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カリフォルニアのTLCのレクサスLX570、最近ニューヨークでは多く見かけるLX570だがTLCの手がかかったこのLXが一番好きだ。
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オンロード使用、光沢が少なくて目立たない…逆です、光らないのに注目される事は間違いありません。
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ICONと同じ樹脂パウダーのコーティング、光沢を抑えるとボディのラインが強調される、反射ではなく吸い込まれるような色合い。
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野暮ったさが無く、洗練された流線型の後ろ姿に現在のSUVの最先端を行く姿を見る、クルマは道を走るが同時に時代の最先端も走る、そして人々はそれについて行く。人が生きた時代を振り返る時には当時の車のデザインが思い出に誘導してくれる、すなわちクルマの形は時代の形を象徴する役目もあるようだ。このデザインが古っぽいと思われる時代が今から20年後に到来するのだろうか?
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クルマを買いたい、或いは買い換えたいけど市場にはほしい車がない、と耳にする事がよくある、もしかしたらそれは、“欲しい車はある、でも高くて現実的ではないので買えない、でも本当に欲しい車ではなく手が届く範囲のそこそこのクルマでいいや、って言うのはいやだ” だから現実的に欲しい車がないってつぶやくのかも知れない。欲しい車はどれか? まず探し出してみよう、もし無ければ作り出す、こうやって生まれたのがこのTLCLX570であり、ICONではないだろうか? 欲しいと思うその衝動がその証拠だ。