車をレストレーションするという事は、その走り出しにおいてからゴールまでの期間に、2種のハードルを連続して超えて行かなければならない。それは予算と時間というハードルである。そしてこの予算と時間というハードルを速やかに超えていく事は素人には難しく、時には躓き、場合によっては挫折を味わう。しかし過去の人々の多くの失敗実績のおかげで我々はレストレーションにおける予算と時間をより少なくする事が可能ではある。それまで口頭で語られていた行き先の案内に今度は地図(ナビゲーター)が追加されたような感覚ではある。
現在生産される自動車が白物になりつつある今日と未来においては、レストレーションの考察の余地は充分にある。しかし、これを紹介している自分自身は車の軽作業のいじりの経験はあっても、レストレーションに手を染めた経験は無い、ど、素人!
RESTORATION MISTAKES
Classic Motorsport 誌、5月号の記事より引用(全9話):
1. Starting with the wrong Car.
Unless you;re up for a big, expensive challenge or you're sentimentally attached, the right car is almost always the nicest exmple you can find. Rust, missing parts, collision damage, or extrem wear and tear make a car cheaper to buy usually much more expensive to restore. serching carefully for a good exmple will speed your restoration and keep your budget intact.
1、最初の車両選びが大切である。
レストレーションには金が掛かる。しかし、出来ればその予算の出費を最低限にしたい。それにはまず以下の条件を満たしている車を探す事からはじめる。
* 錆が無い(ラストフリー)或いは少ない。
* 欠陥部品が無い。
* 事故の経歴が無い。
* 極端な改造(カスタム)車は避ける。
最初に、これらの条件を満たした車を見つけ出す事が大切な要素です。
掛かる予算と時間をより少なくする為の基本は、最初がとても大事だ!という事。
ベース車選び > 技術に掛ける趣
このコンセプトが最初の叡智なのです。
スペクター氏のランクルコレクション、SOR のホームページより。