1985年のブルー、1987年のシルバー、同じランドクルーザーFJ60。この2台を乗り比べると乗り心地は全く異なる、エンジンの音、振動、ハンドリング、etc... とても同じ車だとは思えない。当初のオリジナルな乗り味とはいったいどのような感覚だったのだろうか?車というのは長く乗られていると性質が変わってくるものなのであろう。使っている内に消耗品を交換したり、故障を直したりして、その時に交換した部品や整備士の作業の質やレベルの差が積み重なって現在に至っている。
いったい、ランドクルーザーFJ60の本来の乗り心地とはどのようなものなのだろうか?
僕はそれを知らない、
ただ、それぞれの個性を楽しんでいるだけだ。
どの様な車に乗るかによって精神的な影響はもちろんあるので、車ならば何でも良いという訳にはいかない。エコな新車に乗り替える事も出来る。体面を気にして少し高級な乗用車に乗り変える事だって選択の一つである。それなのに、傷、凹み、錆び、色がはげて、燃費も乗り心地も決して良いとはいえない古いランドクルーザーを愛用するのはそこに自分らしさを感じるからです。
2台のランクルは似て異なるが、
錆びやヤレ具合というのは、自分に似ていると思う。