ボストンでの仕事を終えてニューヨークに帰って来ました。ボストンという街はアメリカの中でも先進的な地域であり、そこに住む人々は自身の街に強い誇りを持って生活している事を感じました。そして、ボストンで観た現実の一つがその自転車の多さです。学生都市ケンブリッジ等の街は自転車で溢れていました。多くはツーキニストです。自転車の数も種類も豊富です。アメリカの他の都市ではあまり見かける事が無い光景がここにはありました。買い物のグロッサリーを満載した荷台だとか、子供の送り迎えを自転車でやっているとかです。朝は自転車が切れる事無く路上に平行した自転車道を列になって飛ばして行きます。アメリカの先端の学問と環境、そして知識人が集うこの街は自転車の街であったのです。そうなったのは経済性や便利性は勿論だが、街の自転車に対する理解が積極的であると思われる。未来の街とはエコカーよりも自転車が発展するという前兆を感じた機会であった。