普段に自転車に乗っていると自転車そのものと、その自転車に乗っているオーナーの意向が、その自転車の有様によって理解出来る。エクスポの会場とその周辺において沢山の自転車を目にした。ここに集う自転車は大きく2種類の目的を持っている。一つは野外キャンプの付属としての目的。広いキャンプ地では歩くと時間が掛かるが自転車を活用する事によって移動の効率を良くしようとする目的。そしてもう一つは、フィールドに出かけるのはそこで自転車を楽しむ為だとする自転車が主体の有り方である。そして共通しているのは、どちらも共に自転車を車に乗せるなり取り付けるなりして運んで来たという事である。殆んどの自転車はマウンテンバイクである。数多くある自転車であるが、街で見かけるマウンテンバイク風の自転車(安い自転車)を一台も見かける事は無かった事からこういったイベントに集う人々の自転車に対する意識を知る事が出来た。
これらの写真を観ると多くの人々がフィールドに自転車を持ち込んでいる事が伺える。これは実際に四駆で走行可能なフィールドは限定的であるが自転車であるならば選択の余地が多く、多数の地方の自然公園を持つ自治体等が自転車を誘致している事からも分かる。車に自転車を搭載して裾野まで出かけ、実際に自転車を駆ってオフロードを走りに出かけるスタイルは定着しつつある。また自転車を運ぶために車に装着するキャリアー等も発展し普及し続けている。四駆と自転車、自転車を服する事でアウトドアでの行動範囲が確実に広がる事は疑いの余地が無い。