お金に対する教養でよく言われるのが3種のお金の使い方である。3種とは出費と浪費、そして、投資の事。この3つを並べると心情的に浪費が無駄なお金の使い方で投資が賢いお金の使い方であると捕らえられる。それでは、クルマに対する投資とはいかなるものであろうか、クルマに対する投資と聞くと、ある特定の人気の旧車を手に入れて大切に保管し、クルマの価値が上昇した時に投資が成功したと評価する事が一般的な理解なのである。
クルマに対する投資とは知識の蓄積、学習する機会。クルマを所有する事で得られる人間関係、クルマを駆って運転する時の快走感の体験が明日へのエネルギーに繋がる。そして、工具と工具の使い方、修理とメインテナンス等、人生を愉しみ、尚且つクルマという媒介を通じで自分を成長させる事が出来る、そんな内容が本質的なクルマに対する投資なのだと思う。
旧車に限らず車を買う、つまり自分の名義でクルマを登録しクルマを活用する事は人と車の縁が結ばれた結果である。2020年版の旧車のプライスリストを観ると旧型ランドクルーザーは市場の評価価格よりもかなり低く評価されており、お買い得である。旧車を購入すると新車には無い手間暇がかかります。それをいかに投資方向に持って理解して行くかが購入と所有の為の正当性になるのであろう。
ロクマル維持においては常に出費と浪費を投資と共に天秤に掛け、投資が勝る。という位置付けが必要であろうと感じているが、言葉で言うには簡単だが、実際は難しく厄介である。それはクルマの評価や査定を値段で表示しようとするからだと思うが、実はクルマとはそれらを無視する事によって感じ得るフリーダム感こそがそのクルマの価値なのであると思う。
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