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錆をどう捕らえるか

2019年08月26日 | ロクマル日記

 ランドクルーザーの車体の錆に対してどう取り組むか、という課題は除錆や防腐という行程の技術的な取り組み動作以上に、思考的なと言うか、旧車を日常の道具としていかに使用し続けるかという気持ちの姿勢の方がより強く大切な事だと捉えている。発生した錆に対して嫌悪感とか潔癖感などの気持ちで錆を恨めしく思うのは、旧車維持がストレスの原因となる。錆は自然なものであり、管理するものである。そして錆に対して一番悪い姿勢は何かというと、錆を隠すという思考と作業であると思っている。この前、このランドクルーザーを観た若者が車体の錆を見てこう言った。この辺が錆びて穴があいているのがムチャくチャカッコイイと。その若者にお礼を言いつつ思ったのが、錆の見方も人によって異なるのだという事だ。ランクルの車体の錆には鉄板の表と裏の両面の処理が必要である。表面だけの処理は結局隠錆に過ぎない、それは一時的な自己満足に終わってしまう。よって、錆と向かい合い会話をし、許容範囲を決める。それら全ては気持ちの上での事。古いランドクルーザーに乗り続けるには気持ちの上で錆を受け入れ管理するという思考とそれに伴う肯定的な行動や作業が大事だと感じている。

 


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